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SS装甲師団長(Game Journal No75)
SS装甲師団長は、1944年の西部戦線におけるドイツ軍SS装甲師団と連合軍師団との戦いを表すゲームです。 これは、ドイツ装甲師団長(アド・テクノス)をリメイクしたドイツ装甲師団長2(Game Jourmal)の続編です。 この3作共通でいえることですが、部隊の種類により攻撃のタイミングや相性(ある意味当然ですが対戦車砲は装甲に強いとか、歩兵が街に立て篭ると防御力が増すなど)、作戦能力が異なっており、必然的に諸兵科連合を意識するプレイを心がけるようになるということです。部隊の相性とは、あえてわかりやすく言えば軍人将棋みたいなものといえるでしょう(大将は中将より強いがスパイには弱いなど)。それでいて、ルールはシンプルですぐにプレイできます。 自分は名作だと思っていますが、R2.7.23現在、ネット上で検索してもプレイしたという記述が出てきません。手軽なゲームなので、どこかの例会でプレイされ、リプレイ記事が見つかるとは思いますが。
作戦戦術級 あり Game Journal 西部戦線ファイトいっぺい
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沖縄の落日(Game Journal #73)
沖縄の落日(Game Journal #73)は、1945年4月からの沖縄戦を扱うシミュレーションですが、最も激戦となった首里前面にフォーカスをあてており、南部は地図に含まれていません。時期については、第1海兵師団(上陸直後は北部を掃討していた)、第77歩兵師団(4月は伊江島を攻略)が増援として登場しないため、4月中の戦に限定しているようで、5月の首里陥落までは扱っていません(米軍が快進撃すれば首里の占領も可能です)。ただし、これらは将来の追加シナリオのために、ユニットとしては存在しています。 システムは、チットシステム。イベント(大和、陽動、菊水作戦など)、増援(戦車連隊、特設連隊など)、戦術(煙幕、支援砲撃など)などがあります。空海の戦いは、このチットで処理されます。 沖縄戦のゲームについては、その期間中陣地戦がほとんどですので、戦線が動きにくくダイナミックな展開がないため、ゲームとして作りにくいと考えます。ただし、このように時期と地域を絞ることにより、じわじわ首里に迫る様子を再現できます。 沖縄戦では、Wargamer誌のOKINAWAが有名ですが、一時Grognard Simulationというメーカーが、Pacific Island Campaignシリーズの一つとして沖縄戦のゲームの発売を予定していた時期がありました。しかし、ほどなくしてオーダーから外されてしまいました。現在では、情報源は未確認ですが、Compass Gamesが、CSSシリーズの一つとして沖縄戦のゲームを予定しているそうです。これはビッグゲームになると予想され、発売が待ち遠しいです。 ちなみに、自分はフルマップ4枚の沖縄戦のゲームを自作していますので、いずれアップする予定です。
作戦級 あり Game Journalファイトいっぺい