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ヴィクトリアン シェーズロング
元々は貴族が邸のサロンで客人を招き社交をするために作られたエレガントな椅子。 寝られる部分と座れる部分が同居する形のものは珍しく、すぐに購入。 風呂上がりに裸で寝るのも一興。
シェーズロング 不明 不明大魔王
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横たわり美人 シガーホルダー
足がそれぞれ一本ずつと、上半身の計3点セットとなった葉巻ホルダー。私が幾つか所有しているメシャム彫刻の喫煙具の女性の中で最も美しいのがこの方である。 シルクサテンとレースで丁寧に作られた枕と膝掛けも相まってまるでベッドのようなケースに鎮座され坐したるは、どの角度から見ても絶世の美女だ。 甘美、いや恍惚すら感じられるその表情は、 いくら見ても飽きを感じさせない。 御髪や服、どれをとっても当時の素晴らしい彫りを堪能できる逸品。
シガーホルダー 不明 某アンティーク店大魔王
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貴婦人メシャムパイプ チャーチワーデン
所謂チャーチワーデンパイプ。 教会で夜の見廻り人(教区委員)を指すワーデンが、パイプの煙で警備に支障を来たさないために使ったことが由来。 ブライヤーのチャーチワーデンは、現代においても2万円前後で買えるが、メシャムのそれは大変珍しく、例に漏れず私は惹かれた。 買ってからボウルもシャンクも綺麗に掃除したので、今でも喫煙に使用できる。 さて、この作品の魅力だが、第一にこの時代特有の彫刻の美しさがある。 高潔な貴婦人の顔、細かい仕事が判る首飾り。 個人的に一番好きなのは、耳だ。イヤリングも凄いが、耳そのものもかなり良く彫ってある。 そして次に第二の魅力は水牛の角でできたシャンク。 水牛の角にどうやってか知らないが、穴を開けて煙道にしているのだ。角の自然な形は残しながら、しっかりと パイプの部品として機能する様は見事である。 また、水牛の角は、練り琥珀の類よりも丈夫だと聞いたので、恐る恐るモールで綺麗に掃除したが、その通りであった。 第三の魅力は持ちやすさである。 なんともカンファタブルである。しっくりと馴染むのだ。スモーキングジャケットと共にコーディネートすると我が体型も相まって非常に様になると思い、スモーキングジャケットも製作中である。 そして最後の魅力は、革製のケースが残っていることだ。これほどの長さの革製のケースは未だ嘗て見たことがない。中のヴェルヴェットも含み、状態も非常に良い。総てにおいて素晴らしいこのパイプで、今冬は優雅におうち時間を過ごせそうである。
メシャムパイプ 不明 某アンティーク店大魔王
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メゾン アントワーヌ 銀ハンドルステッキ
深い木の色味と梨の花模様が美しいステッキ。 パレ・ロワイヤルに店を構えるメゾン アントワーヌがオーストリアから取り寄せた作品。 フォーマルな場にも合わせやすく、私の所有するアンティークステッキの中でも実用性の高い作品。
ステッキ メゾン アントワーヌ 不明大魔王