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タイガーモービル (初回限定トラ皮ジャケCD) / ザ•ハイロウズ
CD全盛期だからこそ成し得たトラの毛皮を模したハイロウズの2ndアルバム。 ブルーハーツが解散し、ハイロウズになった時の不安は、その音を聴いた瞬間に立ち消えたので、クロマニヨンズになった時も免疫ができていたことを覚えています。 ヒロトとマーシーのロックは永遠で、金太郎飴。それが許されるし、そうじゃなきゃダメなファンが殆どだと思います。 このアルバムも、ジャケットこそ風変わりですが中身は超一品でストレートなロックです。 https://youtu.be/HstgrGBswxY?si=QE5tX6XwQ_L5YXTX
変わったCD は 3000円 OZ DISC 1996年12月犬がミケの一族
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FOSSIL FUEL THE XTC SINGLES 1977-92(LTD EDITION FOSSIL PACK) / XTC
立体的なアンモナイトの限定パッケージになったXTCのベストアルバム。 デビューからアルバム「ノンサッチ」までのシングルをまとめたもので、過去作を「化石燃料(FOSSILE FUEL)」と言い切ってしまいところにXTCならではの風刺を感じます。 このあとのアルバム「APPLE ENUS VOL.1」からは作風がかなり変わるので、ベスト盤としてまとめるなら、このタイミングがそれこそベストだったと思います。 それにしても傷つけずに置くには収納しづらいパッケージです。 https://youtu.be/p554R-Jq43A?si=Z6KS8uzrnXn1wo7N
変わったCD X OZ DISC 1996年9月 1996年犬がミケの一族
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こんな風に過ぎて行くのなら / 浅川マキ
今回が初アナログ化となった浅川マキの22作目。 10曲中6曲がセルフカバーですが、いかにも90年代なアヴァンギャルドでグランジなサウンドに再構築されており、過去中最もロックなアルバムなのでは。 初のアナログ化にあたり、当時今作を聴いていたであろう方々をいたわり、かなり大きめなフォントで歌詞カードが作られているところにも優しさを感じます。 https://youtu.be/3Fj5tHpDnyU?si=U_Qj7-8JviuxmRY0
LP あ 4180円 Amazon 2023年11月犬がミケの一族
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18 TIL I DIE / BRYAN ADAMS(紙ジャケCD)
ブルース•スプリングスティーンは「アメリカに生まれて」と歌い、ブライアン•アダムスは「死ぬまで18歳」と歌いました。 初期の4作がまさにそんな感じだったと思いますが、本作とそれらは明らかに違い、年を重ねたからこその気概として「若さを忘れない」という宣言をしているのだと思います。 時は既にオルタナティブロックの時代で、グランジやローファイが現れ、ヒップホップもロックにくくられるようなものが台頭し、アメリカでのブライアン•アダムスの人気は下降していきますが、逆にイギリスでの人気が上がり、この頃からは完全にターゲットを欧州に向けるようになりました。 王道なロックとバラードをうまくひとつにまとめた作品です。 https://youtu.be/Fl7E2MXSXlY
紙ジャケットCD B 2800円 DISC UNION 2012年9月犬がミケの一族
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VIVA! LA WOMAN / CIBO MATTO
こちらも330円だったチボ•マットのデビューアルバム。 当時、NYで音楽活動をしていた本田ユカが、音楽未経験だった留学生の羽鳥美保を誘いLEITOH LYCHEEというユニットを組んだことがことの始まり。 ノイズ系イベントに参加するうち知名度が上がり、名をチボ•マット(イタリア語で「食べ物狂い」の意)に改めます。 ソウル•コフィンの前座を務めていた際、ライブを観に来ていたミッチェル•フルームに見出され、ワーナーとメジャー契約し、チャド•ブレイク&ミッチェル•フルームのプロデュースで発売されたのがこのデビューアルバム。 バンド名にちなみ、食べ物をテーマにした楽曲が並べられています。 こののち、本田ユカはオノ•ヨーコとの交流からショーン•レノンと付き合い、そこからグランドロイヤルあたりのアーティストとの接点が生まれたことで名盤2nd「STEREO ★ TYPE A」が生まれ、ジョンスペのラッセル•シミンズらとバター08を結成するに至ります。 このアルバムはアーティストとして未熟な部分も多くありますが、日本でPUFFYが流行ったように、その初々しさと稀代のアーティストによるサポートから、アメリカで多くの若者が知る日本人となりました。 https://youtu.be/COMWwwv_MTk
LP C 330円 ブックオフ 2023年6月犬がミケの一族
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BUTTER 08 / BUTTER 08(紙ジャケCD)
チボ•マットの本田ゆかと羽鳥美保、ジョン•スペンサー•ブルース•エクスプロージョンのラッセル•シミンズ、スケルトン•キーのリック•リー、映画監督のマイク•ミルズからなるアルバム一枚限りのサイドプロジェクト。 のちにチボ•マットに加わるティモ•エリスとショーン•レノンも参加しています。 グランド•ロイヤルレーベル全盛の頃で、こういった企画も即座に商品化してしまう勢いがありました。 何かを極めるというよりも、その時代であるひと時を楽しんでいるかのような作品です。 https://youtu.be/WweOg2krMPE
紙ジャケットCD B 1996年犬がミケの一族
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TIGERMILK / BELLE AND SEBASTIAN(紙ジャケCD)
グラスゴー出身の6人組バンド、ベル&セバスチャンのデビューアルバム。 当時はアナログ1000枚限定の発売だったもので、その3年後にCD化されました。 時期的に日本は渋谷系ブームの頃で、ネオアコが進化した系統だと思います。 ジャケットのアートワークはいかにもイギリス的で、ザ•スミスなどに通じるものがあります。 一見、爽やかでオシャレながら、皮肉にあふれた歌詞が魅力のひとつです。 https://youtu.be/YzZ76Aw3HSY
紙ジャケットCD B 2003年3月 1996年犬がミケの一族
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IF YOU’RE FEELING SINISTER / BELLE AND SEBASTIAN(紙ジャケCD)
ベル&セバスチャンの2ndアルバム。 1stがあまりにも限定的な発売だったので、当時はこちらを1stアルバムと数えていましたし、店舗で見つけてジャケ買いしたアルバムもコチラが先でした。 当時はまず7インチのアナログシングルを買ったんじゃなかったかな? そのあとでプラケースの本作を買って、わずか数年での紙ジャケ化には驚きましたが、このバンドはやはり紙ジャケだろうと思い再購入しました。 よって、ここに登録のアルバム5枚は全て2枚ずつ所有しております。 バンドは7人組となり、一部の評論家筋では高い評価がありましたが、日本でも本国イギリスでも大きなヒットには至りませんでした。 爽やかでいいアルバムなんですが、まだちょっと爽やか過ぎるかも? https://youtu.be/ePAg7nJyurw
紙ジャケットCD B 2003年3月 1996年犬がミケの一族
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PINKERTON / WEEZER
LP W OZ DISC 1996年犬がミケの一族
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ロッキンチェアー / THE HIGH-LOWS
EP は 1996年犬がミケの一族
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チェリー / 空も飛べるはず / スピッツ
SPITZ GOLDEN HIT SERIESとして出された7インチシングルの第2弾。 何故か第1弾の「ロビンソン / 涙がキラリ⭐︎」は買わなかったですよね。 ちょっと後悔しています。 スピッツはこののちアルバムもアナログ化されるので、デジタル録音のアナログ盤を、しかも7インチで持っている必要はないんですが、コレクターとしてはパッケージとして押さえておきたかったシリーズです。 PEZとSPITZをかけたアートワークがかわいいです。
EP す 1200円 OZ DISC 1996年7月犬がミケの一族
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EVERYDAY, UNDER THE BLUE BLUE SKY / MARI MARI
フィッシュマンズの柏原譲がアレンジを務め、佐藤伸治も参加したMARI MARIのデビューシングル。 渋谷系全盛期の当時は、小山田圭吾プロデュースのカヒミ•カリイや小沢健二プロデュースの渡辺満里奈など、小宮康陽がピチカート•ファイヴで野宮真貴を着飾るように、それを模す動きが多く見られました。 よってこの作品は、まさに女性ボーカルによるフィッシュマンズ。 佐藤伸治が亡くなり、フィッシュマンズの存在そのものが伝説化した今聴くと、感慨深いものがあります。
12inch ま 2000円 RECOFAN 1996年3月犬がミケの一族
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DROP THE ROOF / OUT OF MY HAIR
LP O 693円 HMV 2022年5月犬がミケの一族
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さいだぁ≡ぶるーす / かせきさいだぁ≡
1996年、かせきさいだぁ≡の登場は衝撃的でした。 好きだったはっぴいえんどやナイアガラ、日本文学をラップと融合したサウンドはこれまでにない発想で、渋谷系というムーブメントも相まって、よくかかっていた記憶があります。 https://youtu.be/ydFXjRH3kkM
EP か 1000円 OZ DISC 1996年犬がミケの一族
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すきまから / フリーボ
ありがたいことに、昨今のアナログレコードブームで、当時CDしか発売されなかった作品がアナログ化されてきている。 1996年に発売された今作もそのひとつ。 今年2月に発売されていたことに気付かずにいたら既にプレ値が付いていて、タワーレコードにだけ在庫が残っていたため、お取置きし、久方ぶりに秋田のタワーレコードへ受け取りに行ってきました。 時期的には、はっぴいえんどを継承するバンドとして、サニーデイ•サービスと並ぶ人気でしたが、メジャーデビューにあたってメンバーが入れ替わったり、路線で迷走したり不運もあったバンドです。 特にこのデビューアルバムは知る人ぞ知る名盤ですが、インディーズだったため音が篭っているのが難点でした。 今回、25年ぶりのリマスターで見違えるほど音が良くなり、しかも初のアナログレコード化となり蘇りました。 素晴らしい仕事です。
LP ふ 4180円 TOWER RECORDS 2022年4月犬がミケの一族