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百恵白書 / 山口百恵
山口百恵の11作目は、全編阿木燿子x宇崎竜童によるシングルなしのコンセプトアルバム。 事前に阿木燿子と山口百恵が旅に出て、その際に知り得たま山口百恵の内面を歌詞として表現しているため、アルバムタイトルも「百恵白書」になりました。
LP や 330円 ブックオフ 2022年6月犬がミケの一族
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SOFTLY / 山下達郎
前作「RAY OF HOPE」から11年振りとなるアルバム。 最近はあまりCDを買わないのでコチラもアナログ盤を購入。 ジャケットの肖像画は、マンガ「テルマエ•ロマエ」の作者でもある画家のヤマザキマリが担当しています。(現在イタリア在住で、所属事務所も山下達郎と同じスマイル•カンパニー) 殆どがこの11年間に発売されたシングルなので、新鮮味はあまりありませんが、こうして並べると高い完成度なことがよくわかります。まさに職人。 2013年にアラン•オディが亡くなって以来、英語詞を依頼する機会がなくなっていましたが、今作では新たにハトリナナさんという方に依頼し、CMソングとして流れている「SHINING FROM THE INSIDE」が収められています。
LP や 4620円 Amazon 2022年6月犬がミケの一族
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FEVER DREAMS PTS 1-4 / JOHNNY MARR
ジョニー•マーには常にスミスとの比較が付き纏っていたと思います。 1987年の脱退以降、プリテンダーズ、ザ•ザ、エレクトロニック、ヒーラーズ、モデスト•マウス、クリブスと渡り歩き、初のソロ作発売まで26年の歳月がかかってしまったのもその呪縛でしょう。 以降はコンスタントに作品を発表し、今作がソロ4作目となりますが、タイトルの通り4部構成になっているため、ここは是非4つに分離された2枚組のアナログ盤を買わねばと思った次第です。 今作には、過去の作品にはないくらいスミスの匂いを感じますし、これまでに渡り歩いたキャリアの走馬灯も見え隠れします。 スミス以外の自分の存在感を探し求め、時を経て、過去も全て肯定した結果が今作であり、必然として集大成のような仕上がりになったのだと思います。 聴き手としても、スミス-モリッシー=ジョニー•マーであることが、一番スッキリと認識できるアルバムではないでしょうか。
LP J 3960円 HMV 2022年6月犬がミケの一族
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悲しみのセールスマン / ディランⅡ
ディランⅡのラストアルバムからのシングルカット カップリングはこれが二度目となる名曲「ぷかぷか」 「ぷかぷか」はディランⅡとなる以前に在籍した西岡恭蔵によるものですが、結果この曲が一番有名になったのも何か皮肉めいています。
EP て 330円 ブックオフ 2022年6月犬がミケの一族
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FRANK / SQUEEZE
メンバーチェンジが激しいスクイーズ、1989年の作品。出たり入ったりを繰り返す中、ここではほぼデビュー当時のオリジナルメンバーが集まっています。 一時的に戻ったジュールス•ホーランドの存在が大きく、短めのポップな曲が並ぶので、数あるアルバムの中でもかなり聴きやすい作品です。 当時はCDで買っていたので、33年かけてアナログ盤をゲットできました。
LP S 792円 ブックオフ 2022年6月犬がミケの一族
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11 / THE SMITHEREENS
スミザリーンズの3rdアルバムは、映画「オーシャンズ11」にインスパイアされたジャケットで、ベリンダ•カーライルがゲストボーカルで参加しています。 デビュー当時よりもやや角が取れた感じですが、ガレージロックのスタイルは相変わらずで、エバーグリーンなロックを聴かせてくれます。 当時よく比較されたR.E.M.はこの頃次々ヒットを飛ばしますが、スミザリーンズはここから迷走し、方向性を模索します。 個人的にはどちらも甲乙つけ難いバンドでしたが、明暗の別れたこの辺からのアナログ盤を見つけるのもかなり困難な作品となっています。
LP S 792円 ブックオフ 2022年6月犬がミケの一族
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THE SENSUAL WORLD / KATE BUSH
ベストアルバム発売を区切りに、新たな出発となった6作目。 円熟味を増し、セルフプロデュースで自分の世界観を確立していきます。 初期作品にあったインパクトは薄らいだものの、ワールドミュージックの要素を加え、大人なサウンドを展開しています。
LP K 792円 ブックオフ 2022年6月犬がミケの一族
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THE STONE ROSES (US ORIGINAL) / THE STONE ROSES
ストーン•ローゼズのデビューアルバムUSオリジナル盤を792円で発見。これは買うしかありません。 元々持っていたのがオリジナルではなく、45回転2枚組だったので、1枚もののオリジナルとの聴き比べとしても楽しめます。 この1stアルバムは発売された国や時期によってロゴの色が金色、銀色、黒と異なります。 機会さえあれば真のオリジナルである金色バージョンも欲しいところです。
LP S 792円 ブックオフ 2022年6月犬がミケの一族
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THE CELEBRATIONS LIVE / 喜納昌吉+矢野誠
ウチナーポップの先駆者、喜納昌吉と矢野誠がタッグを組んだ2枚組ライブアルバム。 矢野誠が加わったことで、沖縄民謡がアバンギャルドになった感じで、いかにも80年代なアレンジ。 伝統的なアレンジもいいんですが、この時代でしか鳴らせなかった時間がアルバムとしてパックされています。 ちなみにコーラスでは、デビュー前だった石川セリの妹ROMY(石川ひろみ)が参加しています。
LP き 550円 ブックオフ 2022年6月犬がミケの一族
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PEACE AND LOVE / THE POGUES
スティーヴ•リリーホワイトプロデュースによるポーグスの4作目。 前作が名盤すぎて影に隠れがちですが、同メンバーで制作された本作もなかなかの名作です。 ケルティック音楽をロックやパンクに取り入れた貢献度は高く、音楽の多様性が増す90年代への礎となった作品の一つだと思います。
LP P 550円 ブックオフ 2022年6月犬がミケの一族
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READING, WRITING AND ARITHMETIC / THE SUNDAYS
ラフトレード•レーベルが起こしたネオアコブームを語る上では欠かせないサンデイズのデビューアルバム。こちらも当時はCDで買っていたので、ずっと探していたアナログ盤の一つです。 サンデイズはまずジャケットがいい。アルバムもシングルもセンスがあります。そして、ハリエット•フィーラーの歌声の爽やかさ、楽曲の透明感、当時から別格の存在感でした。
LP S 792円 ブックオフ 2022年6月犬がミケの一族
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MEAT IS MURDER / THE SMITHS
スミスの2ndアルバム、UKオリジナル盤が792円でした。 スミスを聴いていた頃はLPからCDへの移行期で、LPで買ったのは「HATFUL OF HOLLOW」だけだったので、探していたアナログ盤の一つです。 1stと比べるとよりソリッドに、かつ政治的な内容になっていて、菜食主義がテーマの一つでもある本作を作ったモリッシーの意図を読み解くには、歌詞カードは必需品でした。 シングルカットは全くヒットしませんでしたが、アルバムとしては唯一全英NO.1に輝いた作品です。
LP S 792円 ブックオフ 2022年6月犬がミケの一族
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SINGULAR ADVENTURES OF THE STYLE COUNCIL / THE STYLE COUNCIL
スタイル•カウンシル解散の前年に発売されたベストアルバムで、過去のシングルに新曲「PROMISED LAND」を加えたシングル集です。 並びは発売順ではないので、これまでの変遷を踏まえバラエティーに富んだ内容として聴ける作品です。
LP S 792円 ブックオフ 2022年6月犬がミケの一族
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GALLIPOLI / BEIRUIT
アメリカ、サンタフェ出身のザック•コンドンによるソロプロジェクトとして始まったベイルートの5作目。 ずっと買おうと思いつつ保留していましたが、安価な未開封中古を見つけてゲット、しかも限定盤のカラーヴィニールでした。 今ではバンドも大所帯化し、オーケストラを主軸に、中世ヨーロッパ風の曲もあれば、中近東風の曲もありつつ、アメリカならではのごった煮感と調和のバランス感が取れた個性的なアーティストです。 アーケイド•ファイヤーやボン•イヴェールあたりが好きな方は気にいると思います。
LP B 1782円 HMV 2022年6月犬がミケの一族
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中島みゆき / 中島みゆき
中島みゆきがもがいた80年代、いわゆる「御乱心の時代」最後のアルバムとなったセルフタイトルの15作目。 前作プロデュースの甲斐よしひろの紹介で、プロデュースは元はちみつぱいの椎名和夫、またそこからのつながりで村田和人もコーラスで参加しています。 レコーディングは前作に続き、甲斐よしひろお薦めのニューヨークのパワーステーションスタジオと、いかにも80年代な構えです。 デジタルやバブルの広まりで道に迷うアーティストが増え、中島みゆきでさえもがいた時代。でもここでの試行錯誤が中島みゆきに不動で不変なものは何かを教えてくれたと思います。 安価で手に入る中島みゆき作品の中で、今作と次作「グッバイガール」はプレ値の希少品です。ほぼ定価の美品を見つけたので買ってみました。
LP な 2980円 ブックオフ 2022年6月犬がミケの一族