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『MY BEST THANKS / 中森明菜』
12インチグラフィテイカルディスクなんて言い方をしているが、昭和の時代の言い方にすると『30センチEPシングル』って言うヤツです。早い話が見た目はLPレコード、入っている曲は各面1乃至2曲というシロモノだ。 当レコードの場合、収録曲は全3曲で、①7枚目のスタジオ・アルバム『BITTER AND SWEET』収録曲の「予感(飛鳥涼の作詞)」と、②新曲の「ありふれた風景(小坂明子の作詞)」と③「Don't Tell Me This is Love」である。ベストアルバムには入っていない作品群で構成されている渋い一品だと思う。中森明菜のスゴいところは、歌の『陰と陽』『動と静』を歌い分けることができることだ。だから、歌によって『中森明菜』自体が別物になる。今どきのシンガーにはぜったい出来ない芸当だと思う。 蛇足だが、『令和』の中森明菜は とてもJAZZが似合う歳になって来たというのが 個人的な感想。歳を重ねて、また別の光沢が出てきた。渋い中森明菜もこれまた 美味である。 https://youtu.be/RMeNA5a4y1w?si=xCx-JJxnpx3JkX9D
J-Pop ワーナー・パイオニア 1300円わびすけ
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sweet sphere / 野呂一生
私より2歳年上の野呂氏は 私の青春時代、カシオペアとして活躍していた。その野呂氏の初のソロアルバムがこの『sweet sphere 』だ フュージョンという言葉がやっと定着してきた1980年代( 70年代はクロスオーバーと呼ばれていた時期あり )、野呂氏のハイセンスと超絶テクニックが同梱された珠玉のアルバム ^ ^ でも、音質は最近 新たにデジタル録音された方がいいんだろうな。
フュージョン ポリドールレコード 2200円わびすけ
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熱き心に/ 小林旭 歌
この曲は当時、AGF maxim コーヒーのCMソングだった。小林旭氏と言えば、昭和を代表するコテコテの演歌歌手の一人だ。それを松本隆・大滝詠一のコンビが見事にニューミュージックシンガーにコーディネートした。小林氏自身がまだ十分若い頃だったので、レコードのジャケットは本人のピンナップでも全く問題はなかったと思うのだが、実際には違った。それは海を見つめる1人の男の後ろ姿が描かれた一枚のイラストだった。非常に渋いその絵は 昭和の男達の浪漫を一層かき立てたのだろう。演歌・ムード歌謡・ニューミュージックがいい意味の化学反応を起こし、大ヒットとなった。 ちなみに私が好きなのは、大滝詠一がおん自ら歌ったセルフカバーバージョンである。 https://youtu.be/YG5l-bzVm6c?si=mX_yBnDIOSk_sh2K
演歌・歌謡曲 ポリドールレコード 500円わびすけ
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夢十話 / 薬師丸ひろ子
私が彼女を初めて見たのは、角川映画『戦国自衛隊』でした。その後、高倉健におんぶしているシーンで見かけたりしていたら、いきなりアルバムを出して来て驚きました。さらにその声を聞いて二度びっくり。。。当時のアイドル達の声質とは異なる『癒やし系』のその声に魅了されました。^ ^ この後、竹内まりやの『喧嘩をやめて』や『元気を出して』を歌っている頃が一番好きでしたね。
歌謡曲 イーストワールド(東芝EMI) 定価わびすけ
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Back streets of TOKYO / Off Course
オフコースの最初で最後の全曲英語詞アルバム。 エアサプライの曲を聴いているような錯覚を覚えます。(^^;;
ニューミュージック ファンハウス 定価わびすけ
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SOUND of my heart / 松田聖子
アメリカ進出して帰って来たら、こんなんなっちゃってました。私としては珍しく、デビュー当時から一人のシンガーとしてずっと追ってきただけに、この変化は受け入れ難かった。変化でも『良変』だったらいいけど、私にとっては『悪変』。この上ない『悪変』でした。ここで、私の中の『松田聖子』は終わりました。
J-Pop ソニーレコード 定価わびすけ
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赤い鳥逃げた / 中森明菜
35年以上も前にジャケットのこの髪色、この衣装、 衝撃的でした。 ウチに数枚しかない33回転LPシングルの一つです。 ミ・アモーレと同じメロディーなんですが、全くの『別モノ』ですね。
J-Pop ワーナー・パイオニア 1985年わびすけ