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氣 / 喜多郎
今から40年以上も前になるが、NHKのテレビ放送で『シルクロード』というシリーズ物をやっていた。そのオープニング曲が『絲綢之路』という喜多郎の曲だった。それまでシンセサイザーのサウンドといったら『機械的』で、どちらかといえばSF的な、未来を彩るようなイメージだったのだが、喜多郎サウンドにはどこか朴訥とした懐かしさがあり、悠久の神秘を感じさせる何かがあった。 このアルバムの中の『無限水』という曲は、山中の山肌から渾々と湧き出る清水のような清涼感がある。アルバムジャケットの長岡秀星氏のイラストが一層の神秘を盛り立てている。
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古事記/喜多郎
1980年代の喜多郎の音楽が好きでした。NHKで『シルクロード』の番組に使われていた音楽がきっかけでした。中でも惹かれたものの一つがこの『古事記』、もう一つが当時の年末にNHK-FMでライブ放送された『聖天女卑弥呼』です。シンセサイザーのサウンドなのですが、彼の作る『ストリングス系』の音とメロディーは、『デジャヴ ・オブ・サウンド』で何故か懐かしさを感じる不思議感… そんな音楽でした。^ ^
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