-
R hodochrosite ロードクロサイト(6)
ロードクロサイト(1)参照
MnCo3 菱マンガン鉱 3.5~4 六方晶系誌稀京兵
-
Veszelyite ベゼライト(1)
ベゼリ石は珍しい二次鉱物で、緑青色を呈する。 19世紀の終わりにルーマニアで発見されて以来、数mm以上の結晶はなかったが、1970年代になってモンタナ州ブラック・パインから数cmの結晶が出た。
Cu2+3PO4(OH)3•2H2O ベゼリ石 滋賀県甲賀郡石部町灰山 3.5~4誌稀京兵
-
Heulandite ヒューランダイト(1)
板柱状の結晶になり、板の方向に強い真珠光沢を発するために輝沸石と名付けられた。 通常は無色〜白色だが、鉄分を含むと赤色を呈する。
(Ca,Na2,K2)8(Al8Si28O72)•20~24H2O 輝沸石 愛媛県久万町 3.5~4誌稀京兵
-
Azurite アズライト(3)
アズライト(1)参照
Cu3(OH)2(CO3)2 藍銅鉱 Australia 3.5~4誌稀京兵
-
Aragonite アラゴナイト(2)
アラゴナイト(1)参照
CaCO3 霰石 Spain 3.5~4誌稀京兵
-
Malachite マラカイト(3)
マラカイト(1)参照
Cu2(OH)2(CO3) 孔雀石 Australia 3.5~4誌稀京兵
-
Nacre ネイカー(1)
真珠貝などの貝殻と同じ成分のアラゴナイトと有機物質からできている。 貝の中に異物が混入することによって貝殻の内側のヘリの周りに薄い板状に生成し、表面全体にイリデッセンスが現れる。 ネイカーと言う名前はアラビア語の「貝殻」を意味する。 紫外線を照射すると青色、あるいはピンク色、黄色になるものがあり、この標本は青色を示す。
CaCO3 真珠層 Australia 3.5~4誌稀京兵
-
Pyromorphite パイロモルファイト(2)
パイロモルファイト(1)参照
Pb5(PO4)3Cl 緑鉛鉱 大分県大野郡緒方町 尾平鉱山 3.5~4誌稀京兵
-
Malachite マラカイト(2)
マラカイト(1)参照
Cu2(OH)2(CO3) 孔雀石 京都府船井郡園部町 船岡鉱山 3.5~4誌稀京兵
-
Azurite アズライト(2)
アズライト(1)参照
Cu3(OH)2(CO3)2 新潟県三川村 三川鉱山 3.5~4 単斜晶形誌稀京兵
-
Brochantite ブロシャンタイト(1)
ブロシャン銅鉱は孔雀石と違い、塩酸で発泡しない。
Cu4SO4(OH)6 ブロシャン銅鉱 兵庫県川西市 国崎鉱山 3.5~4誌稀京兵
-
Pyromorphite パイロモルファイト(1)
燐灰石グループの鉱物で、結晶の形も燐灰石と同じ六角柱状が普通である。 時に柱面の中央部が太くなって、ビア樽の様な形になることがある。 単独の大型結晶は少なく、数mm大の結晶が母岩に群生する姿がよく見られる。 緑鉛鉱は鉛鉱床の上部の酸化帯に出来る二次鉱物で、褐鉄鉱を母岩として、白鉛鉱を伴って産出することが多い。 緑鉛鉱の化学成分は一定ではなく、砒酸が入ったり、カルシウムが加わったりして変動する。 色も典型的な緑色の他、黄色、褐色、稀に無色透明がある。
Pb5(PO4)3Cl 緑鉛鉱 Yang Shuo Mine, Guang X i, China 3.5~4誌稀京兵
-
Aragonite アラゴナイト(1)
方解石と同じ成分の鉱物。 産出は方解石に比べるとはるかに少ない。 生物の世界では、貝殻、珊瑚、真珠などはアラゴナイトからできていることが多いが、次第に方解石に変わっていく傾向があり、化石のほとんどは方解石化している。 岩石の隙間に珊瑚そっくりな形にできることがあり、「山サンゴ(Flos Ferri)」と呼ばれる。 アラゴナイトの名前は、スペインのアラゴン地方で六角柱状の結晶が産出することに由来する。 アラゴナイトの鉛を含む亜種は「Tarnowizite(タルノウィッツ石)」と呼ばれる。
CaCO3 霰石 Chihuahua, Mexico 3.5~4誌稀京兵
-
Malachite マラカイト(1)
マラカイトは銅の二次鉱物としてできる。 銅製品の緑青も似た成分で、風化のプロセスが天然に生じたものがマラカイトである。 銅鉱床の上部にできるので、日本やウラル地方では既に取り尽くされ、現在産出するのはザイールぐらいしかない。 普通は塊状だが、かの標本のように針状になることもある。 マラカイトは緑色の顔料として太古から使用されており、クレオパトラがアイシャドーに使ったマラカイトはキプロス産であったと言う話が残っている。 英名はアオイ科の植物「Mallow」が語源で、緑色が似ていることによる。 日本名は孔雀の羽根の模様に因む。
Cu2(OH)2(CO3) 孔雀石 Shaba,Congo 3.5~4誌稀京兵
-
Azurite アズライト(1)
昔から岩絵具として日本画に広く使われている。 産出の形として、主に3つのタイプがある。 一つ目は結晶しているもので、青の色が濃すぎて黒っぽく見えるが、透過光では濃藍色である。 2番目は結晶せず孔雀石に混合しているもので、研磨され、宝飾品が作られる。「アズロマラカイト」と呼ばれている。 3つ目は、1〜3cm程度のボール状になっており、割ると中は孔雀石になっていたり、中空部分にアズライトの微結晶が生えている。 アズライトとマラカイトは成分がほとんど同じで、銅の二次鉱床に一緒に産出する。 しかし、マラカイトの方が安定しているために、アズライトと一緒に出てきてもその後、マラカイトになってしまうことがある。 しかし、その逆は無い。
Cu3(OH)2(CO3)2 藍銅鉱 不明 3.5~4誌稀京兵