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Sulfur サルファー(3)
サルファー(1)参照
S 硫黄 Italy 1.5~2.5誌稀京兵
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Garnierite ガーニエライト(1)
フランスの地質学者ガルニエによってニューカレドニアで発見され独立の鉱物として認められたが、20世紀になってニッケルを主成分とする何種類もの珪酸塩鉱物の集まりであることがわかった。 そのため、現在では「珪ニッケル鉱」と言う名前は一つの鉱物の名前ではなく、ニッケル鉱石の名前として使われている。 ニッケルは主に鉄を強化するために使われる。
(Ni,Mg)3Si2O5(OH)4 珪ニッケル鉱 Italy 2~2.5誌稀京兵
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Fuchsite フクサイト(2)
フクサイト(1)参照
KAl2(AlSi3O10)(OH,F) クロム雲母 Italy 2.5~3誌稀京兵
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Hematite ヘマタイト(1)
赤鉄鉱には3つのでき方のタイプがある。 一つ目は、水中の鉄分が沈澱し、赤鉄鉱の層を作ったもので、先カンブリア紀などの古い地質時代に形成された。 オーストラリア、ブラジル、インド、中国、ロシア、アフリカなどに分布しており、重要な鉄資源となっている。 層状で赤褐色をしている。 二つ目は、接触変性作用で作られた赤鉄鉱で、黒色の雲母状の結晶が集合しているものには「雲母鉄鉱」の名前がある。 イタリアのエルバ島、岩手県仙人鉱山はこの産状で、黄鉄鉱や石榴石を伴い、結晶のサイズが大きい。 三つ目は、火山ガスから直接結晶化するもので、量は少ない。 薄板状の光輝の強い結晶で、「鏡鉄鉱」と呼ばれる。 スイス・アルプスの熱水脈の中には葉片状の結晶が集合して薔薇の花に似たものがあり、「鉄の薔薇」と呼ばれている。 結晶質のものには弱い磁力があり、伝導性が良好である。
Fe2O3 赤鉄鉱 Italy 5~6誌稀京兵
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Limonite リモナイト(1)
褐鉄鉱は鉄の水酸化物の総称で、針鉄鉱などからできているため、単独の鉱物ではなく、岩石として分類されることがある。 鉄を含んだ鉱床が地上に露出すると、焼けた様な褐色になる。この部分が褐鉄鉱である。 かつては鉄の重要な材料であったが、現在は黄色い油絵具の原料として採掘されることが多い。 含まれる鉱物や、プロセスも異なるため、針状、塊状、土状、ブドウ状なとの形状や、褐色、黒、黄色など色合いも多彩である。
褐鉄鉱 Italy 5~5.5誌稀京兵
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Muscovite マスコバイト(1)
雲母は大きく黒雲母(Biotite)、白雲母(Muscobite)、紅雲母(lepidolite)の3つに分けられる。 黒雲母はマグネシウムや鉄を含む濃い色の雲母で、鉄雲母、金雲母がある。 白雲母はアルミニウムを非常に多く含む薄い色の雲母で、クロム雲母、絹雲母がある。 紅雲母は鱗雲母又はリシア雲母とも言い、ピンク色の雲母である。 雲母の多くは層状の構造を持ち、剥がれやすいのが特徴で、「千枚剥がし」とも言われる。 電気や熱に強く、絶縁体に利用される事が多い。 黒雲母はカリウム、マグネシウム、鉄、アルミニウムなどを含んでおり、結晶は透明、半透明、不透明と様々で、テーブル状、短柱状の形状をしている。 白雲母は、カリウムとアルミニウムを含んでおり、結晶の端は双晶になっているものが多いが、結晶の形を取らない場合は、鱗片状や散在する薄片のことがある。 紅雲母は、粒状、鱗状の集合体となるが、小さい六角の板状、柱状になる事もある。
KAl2(AlSi3O10)(OH,F)2 白雲母 Italy 2.5~3誌稀京兵