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Yellow Chalcedony イエロー・カルセドニー(1)
微小な石英の結晶が集まって出来た玉髄の仲間で、黄色の発色は不純物の酸化鉄を含むことによる。 多孔質のため、染料を染み込ませて他の色に加工されることもある。 酸化鉄の量が多いほど褐色や濃い赤色になり、それは紅玉髄と呼ばれる。 イエロー・カルセドニーは熱に強く、彫刻や研磨がしやすいので、質の良いものはアクセサリーや彫像、祭壇用具に加工される。 内部に見られる色のわずかな変化を利用して浮き彫りの効果を高める事ができるので、カメオに用いられる事が多い。
カボション 玉髄 14mm×12mm Brazil誌稀京兵
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Chalcedony カルセドニー(1)
玉髄は石英の結晶が集まって塊になった物で、色や模様によって分けられる。 縞模様のものを「瑪瑙」と呼び、特に縞模様がハッキリしているものを「縞瑪瑙」、赤みを帯びた茶色のものを「紅玉髄」、暗褐色のものは「サード」と呼ばれる。 「苔瑪瑙」は半透明な乳白色の内部に緑色や茶色、黒い苔の様な不純物が見られる。 「緑玉髄」は玉髄の中で最も価値が高い。 比較的硬い鉱物で、ガラスなどに傷をつけることができるが、多孔質で脂肪や酸に触れると内部に入り込んで色が変わってしまうことがある。 また、加熱したり、長い時間太陽光に晒すと色が変わってしまうものもある。
SiO2 玉髄 Peru 7誌稀京兵