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Clinozoisite クリノゾイサイト(1)
和名を「灰簾石」と言うが、この鉱物の外観が簾に似ている事から明治の鉱物学者が名付けた。 タンザナイトや桃簾石も同じ灰簾石のグループだが、一般的な灰簾石は淡褐色、灰色などの目立たない色彩で変成岩の中に入っている。 針状、柱状の結晶ないし、それが平行集合して簾状になっている。
Ca2Al3(Si2O7)(SiO4)O(OH) 灰簾石 兵庫県川西市 国崎鉱山 6~7誌稀京兵
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Zoisite ゾイサイト(1)
1960年代にタンザニアで発見され、新種の宝石とされた。 現在でもタンザニアのメレラニ鉱山でしか採取できないため、希少性の高い宝石である。 しかし、当時は価値を認められておらず、ティファニーが美しさに価値を見出し、「タンザナイト」と名づけ、1980年代に世界的に認知されるようになった。 色は微量のバナジウムによるものと考えられる。 見る角度や光の具合によって見え方が変わる「多色性」と言う性質がある。
Ca2Al3(Si2O7)(SiO4)O(OH) 灰簾石 タンザナイト Tanzanite誌稀京兵