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Amethyst アメシスト(2)
カコクセナイトと言うリン酸塩鉱物を内包しているアメシスト。 「カコクセナイトインアメシスト」と呼ばれるが、別名「モスアメシスト」とも呼ばれる。
SiO4 カコクセナイトインアメシスト Brazil 7誌稀京兵
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Amethyst アメシスト(1)
和名を「紫水晶」と言う。 英名はギリシャ語の「Amethustos(酔わせない)」に由来する。 色は淡いライラック色から濃紫色まで幅広い。 発色は珪素を置換した微量の鉄イオンが放射能を受けると電子が飛ばされ、電荷移動が酸素原子と鉄イオンの間で起こり、三価の鉄イオンが四価の鉄イオンになり、形成した色中心が光のスペクトルの黄色を吸収するため、補色である紫色が通過するようになるのが原因とされる。 加熱すると色が黄色に変化するため、シトリンとして流通している。 緑色の「グリーンアメシスト」は熱処理や放射線処理により変色させたものである。 天然で産出する緑色透明なものは「プラシオライト」と呼ばれる。
SiO4 紫水晶 Brazil 7誌稀京兵
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Quarts クォーツ(2)
透明な水晶の中に幻影のような模様が見られるもので、「ファントム・クォーツ(幻影水晶、山入水晶)」とも呼ばれる。 水晶が生成される過程の中で何らかの理由により一旦成長が止まり、再び成長を開始するとその境目に気泡や他の物質が閉じ込められる事がある。 山型のファントムが形成されるのは、水晶の先端が跡として残ったもので、成長と停滞を繰り返すことによって、成長痕が幾重にも重なる。 山型のはっきりしたファントムが美しく重なったものは、「ピラミッドファントム」と呼ばれ、珍重されている。
SiO4 幻影水晶、山入水晶 ファントムクォーツ Collint, Minas Gerais, Brazil誌稀京兵