CADAN Art Channelは、一般社団法人 日本現代美術商協会(CADAN)とミューゼオ株式会社による現代アートの番組です。
シリーズ「画廊放浪記」第12回は6月4日から7月31日までグループ展「still life 静物」を開催しているギャラリー小柳を訪問。
ギャラリー小柳代表の小柳敦子さんと、ANOMALY ディレクターの山本裕子さんのトークを配信します。
画廊放浪記 #12|ギャラリー小柳| 小柳敦子×山本裕子
小柳敦子さんは1995年に銀座にギャラリー小柳を開廊します。それから現在に至るまで、杉本博司、ソフィ・カル、マルレーネ・デュマス、束芋、マーク・マンダースなどの現代美術作家と親密な関係を築き、国内外に紹介してきました。
今回の配信ではANOMALYディレクターの山本裕子さんを聞き手にギャラリーの歩みを振り返ります。佐賀町エキジビット・スペースのこと、数々の作家との出会い。小柳さんの思い出の作品や、秘密の1点などもご紹介いただく予定です。WEB会議ツール「Zoom」を使用し、配信中は質問も受け付けます。お見逃しなく。
登壇
小柳敦子
1952年 東京銀座の『陶舗 小柳』(創業1852年)の家に生まれる。
1974年 「婦人画報社」編集部へ入社。
1977年渡米 ロスアンジェルスでコミュニケーションデザインを学ぶ。
1979年帰国 「戸田ツトムデザイン室」でインターンをしつつ、小池一子主宰「kitchen」へ入社。西武美術館やPARCO、ワコール京都服飾文化財団など、企業の文化事業部との仕事を手がける。一方で西武、西友、無印良品などの広告の仕事にも携わる。
1983年 小池一子と共にオルターナティブスペース「佐賀町エキジビットスペース」を開く。内藤礼、大竹伸朗、堂本右美、杉本博司らの個展を開催。
1987年 現代陶芸画廊「ギャラリー小柳」を立ち上げ。秋山陽、井上雅之、滝口和男、鯉江良二らの個展開催。
1995年 現代美術ギャラリー「ギャラリー小柳」をオープン。
杉本博司、Dominique Gonzalez-Foerster、Sophie Calle、Marlene Dumas、Thomas Ruff、Christian Marclay らの個展でスタート。
2001年 「Basel Basel」に初参加。以後15年間参加。
2015年 「公益財団法人小田原文化財団」代表理事に就任。
2021年現在 「ギャラリー小柳」ディレクター兼任。
山本裕子
ANOMALYディレクター。青山学院大学大学院修了。二つの現代美術ギャラリーでの丁稚奉公を経て、2004年に独立。文豪の花街・東京神楽坂のワイルドな工場街に「山本現代」をオープン、以後2008年に白金、2016年に東品川の倉庫街に転居し活動。2018年、「URANO」「Hashimoto Art Office」とユナイトし「ANOMALY」を立ち上げた。既存の枠にとらわれないギャラリーの運営スタイルを標榜し、全方位的かつラディカルなアーティストを多く抱え、出版やイベントなどの野外活動も精力的に行う。
【Live配信】画廊放浪記 #12|ギャラリー小柳| 小柳敦子×山本裕子 CADAN Art Channel powered by Muuseo
日時:2021年7月24日(土)10:30-11:30
参加費:無料
主催:日本現代美術商協会(CADAN)
企画協力:ギャラリー小柳 ANOMALY
運営:ミューゼオ株式会社
ギャラリー小柳「still life 静物」
2021年6月4日(金)- 7月31日(土)
12:00–18:00 *緊急事態宣言に伴い、営業時間を短縮しております。
*日 / 月 / 祝日休廊
出展作家:
ダイアン・アーバス
ミヒャエル・ボレマンス
マーク・マンダース
杉本博司
須田悦弘
ユアサエボシ
シリーズ「画廊放浪記」とは
ギャラリーはアーティストのマーケットを開拓し美術史のなかに着地させる役割を担っています。その土台となるのは他でもない、展覧会です。情報が細切れになり、コンテキストの読み取りが難しくなっている昨今。展覧会についてギャラリストやアーティスト、キュレーターや批評家が話をすることの重要性は増してきています。シリーズ「画廊放浪記」は、CADANに加盟しているギャラリーに配信スタジオを設置。ギャラリストやアーティストが展覧会について、時にはゲストを招き語ります。
CADAN Art Channelとは
CADAN Art Channelは、一般社団法人 日本現代美術商協会(CADAN: Contemporary Art Dealers Association Nippon)とミューゼオ株式会社による現代アートの番組です。CADANには現在、若手から老舗まで国内47軒のコンテンポラリーアートギャラリーが加盟しています。世代間だけでなくキュレーター、コレクターという垣根も超え、現代アートを取り巻くプレイヤーの方々と「現代アートのいま」をオンラインで配信します。視聴者はその場で質問ができるなどのインタラクティブな仕組みも取り入れています。