ラスト89とは?

1886年、英国ノーサンプトン州の郊外・デスバラーにて創業した英国靴ブランド「ジョセフチーニー(Joseph Cheaney)」が古くから用いている木型ラスト)のこと。ドレス系の原点とも言うべき古典的な木型と言われている。
自然なフィット感と、古典的なセミスクエアトウが特徴的。かつての大定番木型「73」に似たシェイプだが、今日では通常のモデルには用いられておらず、ショップ別注のようなものでしかお目に掛れない代物となっている。

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近代デザインのキーワード:アーツ・アンド・クラフツ運動

ココ・シャネルが1926年に発表したリトルブラックドレスが女性の立ち姿を変えたように、デザインが社会に影響を与えることもあればその逆もしかり。1940年代〜1960年代のアメリカでは、軍事技術として発展した積層合板やプラスチック、金属などを用いた家具が生みだされました。

デザインに関するキーワードを政治や素材開発の進歩といった出来事と並べてみると、なぜそのデザインが生まれたのかを知る手がかりとなります。

この連載ではアーツ・アンド・クラフツ運動からポストモダンまでの近代デザインにまつわるキーワードを、当時の社会の状況と合わせてまとめます。

第一回は「アーツ・アンド・クラフツ運動」を紹介します。

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バラクータへの挑戦、伝統と進化の楽しみ方

日本では総称してスイングトップと呼ばれるハリントンジャケット。実はスイングトップって和製英語だとご存知でしたか? 今日はそのハリントンジャケットの代名詞ともいえるBaracuta(バラクータ)の「G9」「G4」をミューゼオスクエア編集長がご紹介します。学生時代からバラクータには良い思い出がない(!)という編集長。それでもバラクータに挑戦してしまうその魅力を探ります。

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EDWARD GREEN(エドワードグリーン)。どこまでも美しいストレートチップを比較する

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「ネクタイを締めたい!」そんな気持ちにさせるネクタイブランド「giraffe」

昔から映画や音楽、バイクが好き。でも、「なぜ?」と聞かれると困ったもので。気付いたら考えていたので「好き」、「なぜ好きか」は考えたことがない。本連載では、僕が好きなモノの作り手さんにお話しを聴いて、「なぜ好きか」に迫り、モノが持つ魅力を見つけていきます。今回は、ネクタイブランド「giraffe」を展開する株式会社スマイルズの須永紀裕さんにgiraffeのこだわりを聞いてみました。