ボックスカーフとは?

銀面を付けた状態でクロムなめしをごく短時間施し、タンパク系の仕上げ剤で表面を美しく処理した柔らかな子牛革のこと。縦横両方向にロール処理で四角形のシボを付けるのみで、その他の余計な加工はほとんど施さない。牛革において高級素材の一つとされ、鞄や財布などにも使用される。
クロムなめし銀付き革の代表的なものとされ、光沢のある黒色革。褐色のものはウイローカーフという。
現在はボックスカーフという名目で生産されている中で四角いシボのボックス仕上げをしたものは少なく、粒状の模様をつけたシボ革であるスムースグレインが一般的。

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服飾ライター倉野路凡さんが今気になるモノ、従来愛してやまないモノについて綴る連載第5回。今回はビスポークの鞄職人・ORTUS(オルタス)小松直幸さんのもとを訪ねてきました。倉野さんが「素晴らしい」と絶賛する小松さんが作る手作りの鞄とは……。

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【後編】靴好きの3人が思いのままに語る革靴談義。僕らが愛する至極の3足。

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スエードにオイルドレザー。同じ牛革でも加工方法によってここまで変わる!

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John Lobb、Alden、Church’s……、名作革靴ブランドのブラックレザーを比較分析!

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こんにちは、ミューゼオ・スクエア編集部の佐々木です。突然ですが、こちらの写真を見てください。