月報 日本コロムビア 1950年代

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1950年代の日本コロムビア・レコードの月報です。(やはり表紙が見えた方がいいと思いましたので、抜萃にしています)日本コロムビアは、国内盤のLPを最初に発売したメーカーです(1951.3.25)。価格は ¥2,300 でしたが、50年代の中でも ¥2,300 〜 ¥2,700 〜 ¥2,300 〜 ¥1,900 と推移します。1955年頃の大卒初任給が ¥10,000 位だったようですので、とても高価だったのですね。正式な冊子状のものと折りたたみ型がありました。また、当初は縦書きでしたが、洋楽は1955年,邦楽は1956年に横書きに改められました。45回転盤の登場が 1954.4.5 です。当時の広告を見ていると、電蓄やラジオは当然としても、テレビが多いことに気付きます。会社としてとても力を入れていたことが窺えます。
ステレオ盤が1958年9月から(月報は11月号)です。というわけで、1950年代は完全なSP時代としてスタートし、LPが登場して少しずつ普及していったと思うと、今度はステレオの登場と、大変技術革新の激しい時代だったんですね。

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