画像:大岩雄典「無闇(イメージ)」2021
CADAN Art Channelは、一般社団法人 日本現代美術商協会(CADAN)とミューゼオ株式会社による現代アートの番組です。
シリーズ「画廊放浪記」第7回はTALION GALLERYにて2021年2月13日から2021年3月14日まで開催される大岩雄典個展「無闇」を訪問。美術家の大岩雄典さんと、アート・コレクターの亀井博司さんの対談を配信いたします。
画廊放浪記 #07|大岩 雄典×亀井 博司「私有化とインストール_インスタレーションの〈置き場〉」
「無闇」では、四角い展示室のなかで、耳元をかすめるように響く音声によって構成されるインスタレーションが展示されます。
今回の配信では、空間芸術として「どこかにインストールされる」ことで、作品内外の空間の境界をつくってかき乱すことが重要なインスタレーション作品について、そのポテンシャルを失わずに私有することはどのようにして可能なのか、二人の対談を通して考えていきます。
WEB会議ツール「Zoom」を使用し、配信中は質問も受け付けます。お時間が合う方はぜひご視聴ください。
出演
大岩 雄典
1993年生まれ。美術家、東京芸術大学大学院映像研究科博士後期課程在籍。1970年代以降現代美術の中心的実践となったインスタレーションという芸術形式について、フィクション研究や言語哲学、ゲーム研究などを主題に研究・制作。
最近の個展に、漫才を空間に組み込んだインスタレーション「バカンス」(2020 / トーキョーアーツアンドスペース本郷 / 公募「OPEN SITE 5」採択企画)、上下階を使った構成で時間のずれを錯覚させた「スローアクター」(2019 / 駒込倉庫)など。『早稲田文学』『ユリイカ』『美術手帖』などに寄稿。目白のTALION GALLERYにて、個展「無闇|Blind」を開催(2/13〜3/14)。
亀井 博司
1987年生まれ。大阪市出身。サラリーマン現代アートコレクター。社会人1年目に人生で初めて入ったギャラリーで佐藤允の作品と出会い、強い衝撃を受けその場で購入を決意。それ以降毎年継続的に作品を購入するようになる。
国内外の作家をコレクションしており、点数は約80点。現代アートの面白さを多くの人に広めることに関心があり、ギャラリーでの作品鑑賞の手助けとなる、作家との対談型オーディオガイド制作も行っている。
【Live配信】画廊放浪記 #07|大岩 雄典×亀井 博司「私有化とインストール_インスタレーションの〈置き場〉」CADAN Art Channel powered by MUUSEO
配信日時:2021年2月20日(土)20:00-21:00
イベント開催方式:LIVE配信
参加費:無料
主催:日本現代美術商協会(CADAN)
企画協力:TALION GALLERY
運営:ミューゼオ株式会社
大岩雄典「無闇」
会場:TALION GALLERY 東京都豊島区目白2-2-1 B1
会期:2021年2月13日 (土) - 3月14 日 ( 日 )
* 新型コロナウイルス感染予防の観点より、入場制限を行う場合がございます。
営業時間:11:00-19:00
休廊日:月火祝
シリーズ「画廊放浪記」について
ギャラリーはアーティストのマーケットを開拓し美術史のなかに着地させる役割を担っています。その土台となるのは他でもない、展覧会です。情報が細切れになり、コンテキストの読み取りが難しくなっている昨今。展覧会についてギャラリストやアーティスト、キュレーターや批評家が話をすることの重要性は増してきています。シリーズ「画廊放浪記」は、CADANに加盟しているギャラリーに配信スタジオを設置。ギャラリストやアーティストが展覧会について、時にはゲストを招き語ります。
CADAN Art Channelとは?
CADAN Art Channelとは、一般社団法人 日本現代美術商協会(CADAN: Contemporary Art Dealers Association Nippon)とミューゼオ株式会社による現代アートの番組です。CADANには現在、若手から老舗まで国内47軒のコンテンポラリーアートギャラリーが加盟しています。世代間だけでなくキュレーター、コレクターという垣根も超え、現代アートを取り巻くプレイヤーの方々と「現代アートのいま」をオンラインで配信します。視聴者はその場で質問ができるなどのインタラクティブな仕組みも取り入れていく予定です。