カンナとは?

木工用の工具の1種で、長方形の樫の木台に刃を仕込み、木材に当てて削ることで、鉋(カンナ)の刃が木材を切り込んでいき、木材の表面を滑らかにすることができる。明治期以降、日本では刃が2枚ある二枚刃鉋がヨーロッパから導入され、現代ではこちらのほうが主流。
用途により平鉋・丸鉋・溝鉋など様々な種類がある。古くから用いられた柄の先に刃を付け、突くようにして木材を削る槍鉋(やりがんな)に対して、台のあるものを一般的に台鉋と呼ぶ。

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無垢の木のオーダー家具ができるまで —アオゾラカグシキ會社—

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毎朝鰹節を削り、だしを取る−−−そんな暮らしに憧れつつ、三日坊主になりはしないかと思うと手が出ない。そんなイメージを取り去ってくれたのが、乾物屋の老舗・田邊屋。今回は「京都台所道具見本帖」番外編、「かつお節削り器」の使い方。

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人の顔は千差万別で同じ人がいないように、足の形もそれぞれ異なります。しかし、市場に出回っている靴のほとんどはより多くの人の足に合うように設計されています。履きやすい靴、歩きやすい靴を選ぶためにはどんなことを知ればいいのでしょうか。

この連載では、義肢装具士として働く傍ら、靴ブランド「LIGHTBULB.」を主宰する野口達也さんと一緒に「足に適合する靴」を考えていきます。

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「心ときめく和の香り」稲坂良弘×小泉祐貴子 LIVE対談レポート 〜再注目されるお香。1500年続く日本の香文化を紐解く〜

香りデザイナーの小泉祐貴子さんによるフレグランス連載【本物の香りを識るために】の特別企画・ 第2弾!2021年11月に開催したオンライン対談をレポートします。

創業440年の「香十」前社長であり、「青雲」「毎日香」などの歴史あるお線香ブランドを手がける日本香堂・特別顧問の稲坂良弘さんをお招きし、「心ときめく和の香り」をテーマにお話しいただきました。

1500年続く日本の香文化。何からはじまり、どのように広まっていったのか、そして今の生活とどのような関わりがあるのか。貴重な本物の伽羅香木や香の歴史と深い繋がりのある文献をご紹介いただきながら紐解きます。

対談は、銀座にある香十の香間「暁」にて、聞香の実演からスタート。当記事では、その後の対談模様をお届けします。

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万年筆で書きたくなるノート。代官山 蔦屋書店 佐久間和子さんと「万年筆と紙の相性」を徹底調査!【後編】

ボールペンやシャーペンとは違って、いつどこで何に書いても同じとはいかない万年筆。インクや紙、それに今の気分でも書いた文字に違いが出てくる。“万能”ではないからこそ、「万年筆×〇〇」のベストな相性を追求してみたくなるのかもしれない。

今回、万年筆との相性を調査したのは「ノートの紙」。

前編に引き続き、業界でも一目置かれる万年筆のスペシャリスト・代官山 蔦屋書店 文具コンシェルジュの佐久間和子さんと「万年筆と紙の相性」を探ってみました。愛用万年筆とノートとの最高のマッチングを叶えるべく、佐久間さんを独り占めして全13冊を試し書きしてもらいました。普段何気なく使っているノートも万年筆で書くと、紙の色味で発色が変わったり罫線でインクが弾かれたり様々な違いがあるそうですよ。

後編でご紹介するノートは、「万年筆で書くのにぴったり」と評判の個性派7冊!佐久間さんならではの書き心地の違いやインクの発色・にじみ具合、選び方の注意点などを教えてもらいました。

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料理家・本田よう一さんの「ほのかなあたたかみを感じる」調理道具

おいしい料理をつくる人にはきっと、とっておきの調理道具があるに違いない。そんな期待を胸に今回お話を伺ったのは料理家の本田よう一さん。
自然の恵みをたっぷり受けた食材が豊かにある、福島県出身の本田さんは、「食べてくれる人にやさしく、作ってくれる人にもやさしくをモットー」とした料理を作っている。そんな本田さんのお気に入りの調理器具たちをご紹介。