ティンダロ・デ・ルカとは?

ティンダロ・デ・ルカ(Tindaro de Luca)は、世界屈指のサルトが集うミラノでも別格と評されるビスポークテーラー
他のサルトとの違いは、幼少期の経験のみならず、イタリア・ミラノで裁断の学校に通い基本的な理論や知識の習得に励んだという点である。その後サルトリアの元で修行をし、28歳で独立。華やかで端正な服作りには定評があり、素材、縫製、カッティング、スタイルが高いレベルで融合されたスーツは、生涯を通して4000着も仕立てたと言われている。
惜しまれつつも2018年5月にこの世を去った。

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ビスポークシューズ「Andante(アンダンテ)」―整形靴の機能性と造形美の融合―

インタビュー第3弾の今回は、Andante(アンダンテ)代表、靴職人の八巻(やまき)裕介氏を訪ねました。

神戸の整形靴技術者養成校(以下、養成校と記載)を卒業後、より専門性を高める修行を積まれ、現在は京都で、整形靴の技術を駆使したビスポークシューズのお店をされています。

整形靴とは、医学的根拠に基づき、個人の足の形や症状に合わせて作られる靴のことです。医療機関での治療にも取り入れられていて、治療や補助としての意味合いが強いのが、ビスポークシューズとの違いと言えます。オーソぺディックシューズという英語名も定着しているので、一度は耳にしたことのある人も多いのではないでしょうか。

私が初めて八巻さんの靴を拝見したのは、インスタグラムだったのですが、フォルムに惹かれて興味を持った靴が、整形靴の製法で作られたものだと後から知り、正直なところ、とても驚きました。それまで、整形靴にはファッション性を期待できないという偏見があったので、自らの勉強不足を思い知らされました。

今回は、八巻さんが現在の靴作りに至った背景はもちろん、その特徴である技術面も紹介したいと思います。

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