エドワーディアンとは?

エドワーディアン(Edwardian)とは、ヴィクトリア女王の第2子である英国王エドワード7世の治世下(1901-1910年)と、その時代に生まれたファッション・建築様式などの文化のこと。ロマンチックなスタイルで、ベルエポックの時代風潮を反映した優美なシルエットを特徴としている。ベルエポックは、19世紀後期から第一次世界大戦勃発までの平和と繁栄の時代を指すが、当時のイギリスではエドワード7世の治世であったことからエドワーディアンとして知られている。
繊細な細工を施したジュエリーも有名で、白を基調とした極めて緻密かつ透かしを活かした端正な貴族的雰囲気があるものが多いため、エドワーディアン・ジュエリーとしての人気がとても高い。

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「70年前のイギリス製革靴」との出会いが開いたヴィンテージへの扉_image

「70年前のイギリス製革靴」との出会いが開いたヴィンテージへの扉

人もモノも、積み重ねてきた年月によって得られる魅力が必ずある。この連載ではロンドン在住の渡邉さんにイギリスのヴィンテージ事情をレポートしていただく。現在25歳の渡邉さん。本記事では彼がヴィンテージのウェアや革靴に魅力を感じる理由について伺った。(本記事では、ヴィンテージとは長い年月を経て味わいがでたファッションアイテムとする)

後世に残したいヘンリープールの燕尾服。秘められたストーリーを紐解く_image

後世に残したいヘンリープールの燕尾服。秘められたストーリーを紐解く

ロンドン在住の音楽家、渡邉さんがイギリスのヴィンテージ事情をレポートする本連載。今回は燕尾服を紹介します。演奏で使用する燕尾服を探して見つけたのは、サヴィル・ロウ最古のテーラー「ヘンリー・プール(Henry Poole)」の名品でした。

現代紳士服の夜明け、ヴィクトリア朝&エドワード朝という時代ーラウンジスーツの登場_image

現代紳士服の夜明け、ヴィクトリア朝&エドワード朝という時代ーラウンジスーツの登場

普段私たちが何気なく着ているスーツ。いつ頃誕生して、どのような道のりを歩んで来たか皆さんはご存じでしょうか?

スーツの祖先に当たる「サックスーツ or ラウンジスーツ」が出現したのが19世紀後半のこと。田舎などで着用するカジュアルウェアという位置付けでした。20世紀に入ると急速にその地位を上げ、仕事着から他所行きまで幅広く活躍するようになりました。各時代を象徴するようなスーツのスタイルも生まれ、現代を生きる私たちも写真や映画、ヴィンテージウェアなどを通して触れることが出来ます。

当時の服飾文化を研究し、オリジナル品や忠実に再現されたリプロダクションに身を包み毎日の生活を送っている方々もおり、知識に裏打ちされたスタイルには二次資料的な価値があると思っています。本連載「紳士服タイムトラベル ー ヴィクトリア朝から1960sまで」ではスーツに焦点を当てながら、紳士服の歴史における代表的な時代を切り取ります。お話を伺うのは、当時の服装を愛し、日常的に着用して生活している方々。日々身を包んでいるからこそわかること、読者の皆さんと共有出来れば幸いです。

初回はYouTubeやInstagram等でヴィクトリア朝、エドワード朝時代のファッションについて発信しているAaron Ernest White(アーロン・アーネスト・ホワイト)さんにお話を伺いました。アーロンさんはイギリス出身の23才でコメディアンを目指されています。昨年来日され、現在は夢を追う傍、英会話教師も務めていらっしゃいます。

紳士服の過渡期、1920年代にスポットライトを当てるー20年代を彩った2つの流れ_image

紳士服の過渡期、1920年代にスポットライトを当てるー20年代を彩った2つの流れ

普段私たちが何気なく着ているスーツ。いつ頃誕生して、どのような道のりを歩んで来たのでしょうか。

スーツの祖先に当たる「サックスーツ or ラウンジスーツ」が出現したのが19世紀後半のこと。田舎などで着用するカジュアルウェアという位置付けでした。20世紀に入ると急速にその地位を上げ、各時代を象徴するようなスーツのスタイルも生まれました。

本連載「紳士服タイムトラベル ー ヴィクトリア朝から1960sまで」ではスーツに焦点を当てながら、当時の服装を愛し、日常的に着用して生活している方々にお話を伺い、紳士服の歴史における代表的な時代を切り取ります。

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後世に残したいヘンリープールの燕尾服。秘められたストーリーを紐解く

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ガラス瓶で楽しむタイムスリップのすすめ|海福雑貨さんに聞くガラスのストーリー

世界のガラス雑貨を知るため海福雑貨に伺う企画。
前回はエジプトの香水瓶を紹介しましたが、今回は店主の遠藤さんがより興味を持っているという雑貨のひとつ、「ガラス瓶」をご紹介します。
ガラス瓶は私たちの日常でもよく目にするものですが、そのガラス瓶をコレクションするとはどういうことなのでしょうか?
ガラス瓶の魅力や遠藤さんのコレクションの一部を紹介していただきました。

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名高きブーツメーカーPeal & Co。その知られざる歴史を紐解く

英国のヴィンテージを掘り下げていく本連載。今回は1791年に創業して以降、174年に渡って世界各国の著名人に靴を作ってきたブーツメーカー「Peal & Co.(ピール&コー)」の歴史を掘り下げます。

当時どのような体制で靴を製造していたのか。なぜBrooks Brothers(ブルックスブラザーズ)との既成靴が生まれたのか。創業者サミュエル・ピール氏直系の子孫にあたる方へお話を伺いました。

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古びた靴に新たな未来を。ロンドンの靴職人たちが魅せる美しき技

イギリスのヴィンテージ事情をレポートしていただく本連載。今回はロンドンに根を張る日本人靴職人に、ヴィンテージシューズの修理を依頼した様子を紹介していただきます。週末ともなればアンティークマーケットが日常的に開かれているロンドン。しかし、意外なことにヴィンテージの洋服を安心して預けられる職人は少ないようです。