ボーム&メルシエとは?

ボーム&メルシエ(Baume et Mercier)は、1830年に創業したスイスの時計メーカー。美しく、かつ高い精度を兼ね備え、独創的なデザインのものが多いことが特徴的。
創業当初は宝飾時計で評判になる一方で、クロノグラフ(ストップウォッチ機能を備えた懐中時計または腕時計)を自社開発するなど、優れた技術力を発揮した。
19世紀半ばには各国で開かれた万国博覧会で、5つの金メダルを含む数多くの賞を獲得。また、19世紀後半には世界各地で始まった国内見本市や国際フェアに出展し、10のグランプリと7個の金賞を獲得するという偉業を成し遂げた。
現在はリシュモン(Richemont)の傘下に入っている。

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腕時計で色を纏う。カスタムオーダーしたエキゾチックレザーの時計ベルト

装いにはいつもテーマカラーを決めている。赤や緑、青、黄色など。

服はもちろん、カバンや靴、ジュエリーまで、テーマカラーに沿って選んでいくのだが、難しいのが時計だ。フェイスとベルトの色が統一されたものは珍しく、中でも赤や緑はなかなかお目にかかれない。よってベルトは、革製品を専門に扱う「マニュファクチュール ジャン・ルソー」でカスタムオーダーをしている。

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元建築士が営むミリタリーウォッチの聖域。アンティーク時計店「Curious Curio(キュリオスキュリオ)」。

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運転の自動化と運転の喜びを見事に両立させている「SUBARU LEVORG」

2021-2022日本カー・オブ・ザ・イヤーで選考委員を務め、『10年10万キロストーリー』をはじめとするクルマに関する数々の著書を執筆、国内外のモータースポーツを1980年代後半から幅広く取材されている自動車ジャーナリストの金子浩久氏。当連載では、金子氏が「99%のクルマと、1%のクルマ」をテーマに、過去・現在・未来のクルマについて解説していきます。

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