月光荘とは?

月光荘画材店は、橋本兵藏(はしもと ひょうぞう)により1917年東京・銀座8丁目の花椿通りに創業した画材専門店。
歌人の与謝野鉄幹(よさの てっかん)・与謝野晶子(よさの あきこ)夫妻が、そう詠んで名付けたのが、店名「月光荘」の由来といわれている。1940年には、世界の標準色ルリの青、コバルトブルーの製造技法を発見し、純国産第一号の絵具を誕生させた。
オリジナルのスケッチブックや便箋、バッグなども販売され、全ての画材にはひとつひとつトレードマークの「友を呼ぶホルン」が刻印されている。

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素敵だ!と思うものを手にすると、つい匂いを確かめたくなる。「木軸シャープ消しゴム付2.0」からは黒鉛と木の、正しい鉛筆の匂いがした。

木製の六角形の軸。消しゴムの部分をノックすると、シャープペンシルと同じように芯がくり出される。芯の太さは鉛筆と同じ2.0mm。鉛筆でも馴染みのあるレトロなカラー展開で、鉛筆らしくあることにこだわりを感じさせるプロダクトだ。

しかし全体の長さは136.5mm、軸径は11mm。鉛筆より少し短くひと回り太い。JISは鉛筆の長さを172mm以上、最大径8.0mm以下と規定している。

鉛筆らしさにこだわりながら、なぜイレギュラーな寸法にしたのだろうか。オート株式会社を訪ね、企画からデザインまでを手がけた企画課の宗吉幸子(そうよし・さちこ)さんに、このプロダクトの魅力と開発の経緯を伺った。

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