フェイシングステッチとは?

フェイシング(Facings)とは、レースステイやアイレット、鳩目(はとめ)とも呼ばれ、靴や衣類、紙ばさみなどのひもをを通す部分。また、その穴を補強するためにつけるリング状の金具のことを指す。レースステイやクウォーターに付いていて、その鳩目またはアイレットに沿って施される飾りステッチのことを「フェイシングステッチ」と呼ぶ。
所説あるが、鳩の目に形が似ていることから鳩目という名前が付けられたと言われている。

RECOMMEND

春夏の革靴選びは一味違う。クラシッククロージングを語る【鼎談 後編】_image

春夏の革靴選びは一味違う。クラシッククロージングを語る【鼎談 後編】

春夏のクラシッククロージングについて語る鼎談・後編。
集まったのは、過去から現在までのクラシッククロージングを知り尽くす服飾ジャーナリストのおふたり、飯野高広さんと倉野路凡さん、何よりもあらゆる素材を愛するミューゼオスクエア編集長の成松です。

前編では、それぞれ春夏に着るコーディネートを紹介してもらいました。後編では、春夏に履く革靴に焦点をあててお話ししてもらいます。3人とも定番や正解といったルールに縛られず、独自の考えを持って靴を選んでいるよう。

Brand in-depth 第5回(後編) 「装いはコミュニケーションの基礎」毛織物メーカー国島の想い_image

Brand in-depth 第5回(後編) 「装いはコミュニケーションの基礎」毛織物メーカー国島の想い

ミューゼオ代表の成松が気になる様々な分野のブランドを担われる方々に、ブランドの歴史やブランドを成すものは何なのかを尋ねる連載企画「Brand in-depth」。

尾州で最も歴史ある毛織物メーカー「国島」代表の伊藤核太郎さんとの対談・後編をお届けします。

最新技術を取り入れながらトラディショナルな生地を追求する同社。創業から172年、今なお前進し続ける揺るがない姿勢の根底には、伊藤さんのブレないファッションへの想いがありました。

幕開けを迎える中国靴 ー名も無きビジネスシューズー_image

幕開けを迎える中国靴 ー名も無きビジネスシューズー

千葉県印西市に店舗を構えるレザーショップ「LEATHER PORT」。

当ショップの代表ブランド「名も無きビジネスシューズ」は、丹念な手作業でしか出現しない優美なフォルム、テーパードされたピッチドヒール、絞り込まれたウエストなど、数多くの美点を備えた「ハンドソーン10分仕立て」の一級品だ。

そんなマスターピースを生み出しているのは、中国南部で活動する名も無き靴職人だという。一体、中国の靴業界では何が起きているのだろうか。

無類の革製品好きであるライターのOyaが「LEATHER PORT」代表、井熊氏に伺ったお話を、前後編に分けてお届けしたい。

前編となる本項では、「名も無きビジネスシューズ」のディティールに迫る。

世界的評価を受けるHIRO YANAGIMACHI。聡明な靴が出来るまで。_image

世界的評価を受けるHIRO YANAGIMACHI。聡明な靴が出来るまで。

国内国外問わず、通の革靴好きから支持されている柳町弘之さん率いるシューブランド「HIRO YANAGIMACHI」。服飾ジャーナリスト・飯野高広さんも「聡明な靴」と例える革靴たちは、製作の過程も非常に計算され洗練されたものだった。柳町さんが大切にしている靴づくりへのこだわり、そして見据える先について聞いてみた。