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リオプレウロドン Liopleurodon : プリオサウルス類の全長計算の確立ににより10メートル以上縮んだ頂点捕食者

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首長竜(首の長いエラスモサウルス類と、首の短いプリオサウルス類に分かれる)クロノサウルスと同様このリオプレウドンは首の短い首長竜である。(この辺の頑なさが、学問的だよね。)
昔というかLiopleurodon ferox は1999年にBBCのテレビシリーズ『ウォーキングwithダイナソー〜驚異の恐竜王国』という番組にに登場し、その際には全長25メートルの捕食動物として描写され、海だけでなく陸をも襲う圧倒的な凶暴さと強大さで一時的に多くの恐竜ファンを虜にした。しかし、後にこれは断片化石に基づいた推定で、リオプレウロドンとしては誇張されていると今では考えられている。簡単に言うと、このプリオサウルス類というやつは頭がやたらデカイ。頭部とその他の部分の長さの比率を普通の爬虫類に当てはめると、25メートルくらいになる。頭の研究は進んでいたけど、頭以外の部分の資料が少なすぎたんだね。
その後頭と胴体の比率は1:7で計算されたが今ではリオプレウドンの他の部分化石やクロノサウルスの化石の携速比率から1:5が妥当だろうということになっている。巨大な海の惨殺者は、『最大』という勲章をあっけ哭くモササウルスに奪われただけでなく、最大体長の個体でも、ようやく10m程度という悲惨なことになってしまった。
それでも、カッコいいんだけどな。

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