オールソールとは?

靴底全体を交換すること。ビジネスシューズに限らず、ワークブーツなど、さまざまな種類の靴に対応した修理方法。
革靴の製法にもよるが、ソールとの縫い付け部分であるウェルト(細い帯状の革)を新しく縫い付け、アッパー(甲革)と新しいアウトソールを縫い付けていくのが基本的な修理の工程。
オールソールを行える回数には限度があり、甲革部分(アッパー)とソール部分を縫い合わせる「グッドイヤー・ウェルテッド製法」で作られた靴は5回前後、靴の内側でアッパー(甲革)とアウトソール(本底)を縫い合わせる「マッケイ製法」の靴は3回前後、アッパーと表底を接着剤で貼り合わせ、加圧密着させる「セメンテッド式製法」の靴は1~2回が限度と言われている。

READ MORE

靴作りドキュメント第六回 アッパーを木型に合わせる作業「釣り込み」に進みます_image

靴作りドキュメント第六回 アッパーを木型に合わせる作業「釣り込み」に進みます

なんとなく靴作りを始めてみた、いち素人です。デザインや型紙の製作などを経て今回はやっと完成したアッパーを木型に合わせて行く作業です。慎重に行いつつもスピードもそこそこ必要という工程。ここで靴の形が固定されます。

履きこむほどに味わい増す。BRASSに聞くブーツのお手入れ。_image

履きこむほどに味わい増す。BRASSに聞くブーツのお手入れ。

愛用しているアイテムとは、長く付き合っていきたいもの。当連載では、大切に使い続けるためのお手入れのコツをご紹介します。今回は、ブーツのリペア、カスタム、オーダーメイド、販売などを行う「BRASS」でお手入れのポイントを聞きました。

中古革靴を入手するコツとおすすめヴィンテージシューズショップ_image

中古革靴を入手するコツとおすすめヴィンテージシューズショップ

デザインや革、製法などその時代にしか誕生しえなかった一足がどうしても欲しい!と靴好きの間では敢えてヴィンテージシューズを購入する人も多い。

これからヴィンテージシューズを購入したいと考えているあなたに、靴好きが実践している購入のコツをご紹介。ミューゼオ・スクエアオススメのショップも要チェックだ!

困った時に頼れる味方。東京でオススメの革靴(ブーツ)修理店5選_image

困った時に頼れる味方。東京でオススメの革靴(ブーツ)修理店5選

革底がすり減ってきたり、コバが削れたり、はたまた雨に濡れて色むらが出来てしまったたり。愛用していれば起こりうる事態に備えて頼れる修理店を見つけておきたいもの。ミューゼオ・スクエアオススメの革靴修理店をご紹介。

「クラシックだから」の一言で片付けたくない。英国ブランドが世界中で愛されるのはなぜか?_image

「クラシックだから」の一言で片付けたくない。英国ブランドが世界中で愛されるのはなぜか?

ファッションの世界は不思議だ。

いつの時代にも「流行り」が誕生し、人々は最先端のデザインや素材に魅了される。

しかし、流行りを追い続けるとふと「基本(スタンダード)」に戻りたくなる。クラシックウェアと呼ばれる、英国的な紳士の服装。年齢を重ね、仕事の責任が大きくなる、立場的なものが関係しているのかもしれない。

東京の青山に本店を構え、創業から50年以上が経ち、英国ブランドの輸入総代理店を努める渡辺産業が運営する「BRITISH MADE」は、そんな英国のクラシックウェアが集まっているショップだ。

書籍「紳士服を嗜む」を執筆した飯野高広さんをナビゲーターに、BRITISH MADEが発信する「英国プロダクト」の真髄を探った。

いつの時代にも「英国」がクラシックウェアの中心に存在するのには、理由がある。

「クラウド・ミュージアム」導入インタビュー | ブリティッシュメイド   モノを愛するユーザーたちとの交流プラットフォーム_image

「クラウド・ミュージアム」導入インタビュー | ブリティッシュメイド   モノを愛するユーザーたちとの交流プラットフォーム

今日の靴が“失ったもの”にもう一度光を当てる。BRASSのオリジナルブランド「CLINCH」_image

今日の靴が“失ったもの”にもう一度光を当てる。BRASSのオリジナルブランド「CLINCH」

革靴やブーツのリペア・メンテナンス・オーダーメイドショップとして国内外で知られる「BRASS」。以前、ミューゼオ・スクエアの記事では、日々のお手入れやスペシャルメンテナンスについて教えていただきました。

今回は、そのBRASSから作り出されるオリジナルブランド「CLINCH(クリンチ)」についてご紹介します。『紳士靴を嗜む』の著者であり服飾ジャーナリストの飯野高広さんが、代表の松浦稔氏にブランドコンセプトから靴づくりのこだわり、見据える先までをインタビュー。さらにアトリエへお邪魔し、製造の裏側も見せていただきました。

RECOMMEND

いま履いている靴はどんな靴底?各製法の違いを知って、革靴選びのさらに深みへ_image

いま履いている靴はどんな靴底?各製法の違いを知って、革靴選びのさらに深みへ

昨日はパンプス。今日はスニーカー。明日はおじ靴……! 毎日の靴選びに「おじ靴」という選択肢を!

当連載では、『紳士靴を嗜む』の著者であり、2020年の「靴磨き選手権大会」でMCを務めた服飾ジャーナリストの飯野高広さんが、近年一部の女性の間で評価を得つつある「おじ靴」について解説していきます。そもそもおじ靴とはどんなもの?という基本のことから、普段は語られないデザイン・革の種類、いざ履く前の大事なお約束ごと、足のお悩みに合わせた選び方、さらに知れば知るほど面白くなる靴の構造や磨き方など、全7回(予定)にわけてお届けします。

今回は、「底付け」の様々な製法について解説してもらいます。それぞれの特徴や違いを知れば、おじ靴の選び方がさらに深まるはず!

靴作りドキュメント第三回 ここを超えれば8割方完成!? 補正必須の仮靴制作_image

靴作りドキュメント第三回 ここを超えれば8割方完成!? 補正必須の仮靴制作

なんとなく靴作りを始めてみた、いち素人です。この連載では、履ける靴を一足仕上げるまでをドキュメントスタイルでお伝えしていきます。

靴制作の過程を見てもらう中で、靴マニアじゃなくても「なぜ、いい靴はこんなにも高いのか?」の疑問、さらには靴を愛したくなるヒミツがわかってもらえるのではないかと思います。靴の裏側(というと大げさですが)がわかると、靴を見るのが楽しくなる!(購入に至るか否かはまた別の話…) 今回は前回に引き続き、型紙編。微調整をして完成までがんばります。

見えない箇所での下準備が、“見える美しさ”に繋がる。手製靴「WHITE KLOUD」後藤庄一さんのゼロからのモノづくり_image

見えない箇所での下準備が、“見える美しさ”に繋がる。手製靴「WHITE KLOUD」後藤庄一さんのゼロからのモノづくり

都心から離れた小さな工房で、美と機能を兼ね備えた手製靴を生み出す「WHITE KLOUD(ホワイトクラウド)」。ここは、靴づくりのすべての工程から販売まで、後藤庄一さん一人で行っている。

今回、そんな後藤さんに『紳士靴を嗜む』の著者であり服飾ジャーナリストの飯野高広さんがインタビュー。ブランドコンセプトや独立までのお話、靴づくりのこだわりを伺いながら、製造工程の一部を見学させていただきました。

靴作りドキュメント最終回!いよいよかかとを付けて靴が完成です!_image

靴作りドキュメント最終回!いよいよかかとを付けて靴が完成です!

なんとなく靴作りを始めてみた、いち素人です。この連載では、履ける靴を一足仕上げるまでをドキュメントスタイルでお伝えしていきます。靴制作の過程を見てもらう中で、靴マニアじゃなくても「なぜ、いい靴はこんなにも高いのか?」の疑問、さらには靴を愛したくなるヒミツがわかってもらえるのではないかと思います。靴の裏側(というと大げさですが)がわかると、靴を見るのが楽しくなる!(購入に至るか否かはまた別の話…)今回は最後の行程「かかとつけ」と「仕上げ」に入ります。