飛騨高山テディベアエコビレッジとは?

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1999年に誕生した飛騨高山テディベアエコビレッジは、エコロジーをテーマとするテディベアミュージアムです。
およそ築200年の古い建物を、環境に負荷のかからない素材を使いながら再利用しつつ、モノを大切にする心を養っていきたいという理念に基づいて生まれました。
古くから愛されたかわいらしいテディベたちが伝えていること。それは単に古く貴重であるとか、愛らしさだけではありません。
100年という時を経て、テディベアという愛くるしいぬいぐるみから見える世界は例えば動物たちの暮らす世界であったり、バックグラウンドとなる各国の文化であったり様々です。そして現代のテディベア作家さんからは現代社会の抱える環境問題も提起されています。
<ウィーン ハプスブルク家からやってきたベア>
1903年にウィーンハプスブルグ王家がドイツ・シュタイフ社に特別依頼したフランツ。
これはハプスブルク家直系の伯爵フランツ・クレメンツウォルドブルグ氏によって長年所有されていました。1999年の飛騨高山テディベアエコビレッジがオープンに際してその貴重なベアをクレメンツ家から譲り受けました。
マルガレーテ・シュタイフの息吹を感じるこの貴重なベアはエコビレッジのトレジャーとして大切に展示されています。
( 文 / 飛騨高山テディベアエコビレッジ・館長 瀬戸山様よりコメントを頂きました )