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重なる手と手
西宮北口にあったダンスホールのマッチラベル。 簡潔な図案だけど、重なる手と手がいい感じ。 肝心な店の名前だけは赤いインクで。 デザイナーに力量があったんだろうなあ。 シンプル・イズ・ベストの一例。 #マッチラベル #戦前 #ダンスホール
兵庫/西宮 戦前 ダンスホールshowa_express
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シンジクより30分
浦和ダンスパレスのマッチラベル。 浦和までの都内各駅からの時間が載ってます。 シンジクから30分。 新宿ですね、これ。 新宿のことを「しんじゅく」と読むか「しんじく」と読むかについて、わざわざNHKは1963年に有識者や学校教員たちにアンケートで調べてて、「しんじく」と答えた人は25%いたらしい。「江戸なまり」だという説も。 言わんとすることが分かればいいんだけどね。 にしてもシンジクから浦和まで省線で30分はちょっとサバ読み過ぎかも。 埼京線も湘南新宿ラインもなかった時代、池袋-赤羽間の赤羽線含め2回乗り換えで早くても50分ぐらいはかかったんじゃないかなあ。 乗ってるだけなら30分かもしれないけど、電車だって今みたいな高加減速じゃないんだし。 でも、ダンスが楽しけりゃいいよね。 #マッチラベル #ダンスホール #戦前
マッチラベル 埼玉/浦和 戦前showa_express
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淡谷のり子も歌った店
蕨にあったダンスホール「シャンクレール」。 駅前という好立地と東京からの近さも相まって客が押しかけたという。 歌手の淡谷のり子もステージに立ったと、蕨市役所のホームページにまで記述があります。 昭和10年の開業だが、時局のためわずか3年ほどで閉店。 ラベルの右下に「川口の次 蕨駅前」とありますが、当時、西川口駅は開業していませんでした。 #マッチラベル #ダンスホール #戦前
マッチラベル 埼玉/蕨 戦前showa_express
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直線的に描かれた男女
九段ダンスホールのマッチラベル。 直線的に描かれた踊る男女の絵がいいセンス。 九段は人形町の「ユニオン」や四谷の「國華(こっか)」などと並んで有名な舞踏場だったようですが、踊り子との情交など風紀の乱れからダンスホールは警察の取り締まりや規制が厳しく、太平洋戦争直前の昭和15年には全面禁止となりました。
マッチラベル 東京/九段下 戦前showa_express
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和泉橋舞踏場のマッチラベル(その1)
帝都舞踏場、國華舞踏場と並び、東京で有名だった和泉橋ダンスホールのマッチラベル。 「帝都で一番広い床」が謳い文句で、場所が神田(正確には岩本町)のため御茶ノ水方面の学生街も近いという事情で、昼間は学割もあったようです。 ダンスホールのマッチラベルは踊る男女やハイヒールを履いた女性の脚が描かれたものが比較的多いですが、今回の和泉橋は生バンドの指揮者が描かれており、なかなかにかっこいいです。
マッチラベル 東京/岩本町 戦前showa_express