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明治神宮鎮座10年記念印
明治神宮が鎮座100年なのか。 宝箱あさってたら鎮座10年(昭和5年)のときの記念印が出てきました。 留萌局で押されたもので日付は11月3日。 貼られている切手も鎮座10年記念のもので、額面は3銭。 これとは別に1銭5厘のものもあり、1銭5厘は307万枚、3銭のものは308万枚発行されたそうです。 1銭5厘のものは緑色となります。 #記念印 #記念切手 #明治神宮鎮座10年
郵便スタンプ 明治神宮鎮座10年記念 留萌showa_express
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昭和5年の国勢調査絵葉書
今年の国勢調査は10月7日まで受け付けなので、忘れないうちにネットで回答しておきました。 今回は21回目の調査。 最初に行われたのは大正9(1920)年で、その時の結果は5500万人だったそう。 手元には3回目である昭和5年の国勢調査啓発絵葉書がありました。 この年の結果は6445万人余で、1回目調査から1000万人近くも増えてますね。 これは日本だけのデータで、樺太や台湾、朝鮮、南洋は含まれていません。 総務省統計局名のデータによると、エリア別で一番人口が多いのはやはり関東で、1377万人。 ここで言う関東は現在と同じ東京、神奈川、埼玉、千葉、群馬、茨城、栃木です。 2番目も予想通り近畿で985万人。 男女比は男性3239万人、女性3205万人だったそうです。 #絵葉書 #戦前 #国勢調査
国勢調査 絵葉書 昭和5年国勢調査記念showa_express
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日本にやってきたコンドル(郵便 小型記念スタンプ)
昭和13年の11月30日、ドイツからフォッケウルフFw200旅客機が来日し立川飛行場に到着。 それを記念して押印された小型記念印。 スタンプの要目には 「独逸コンドル機訪日親善飛行に因み、飛行中の同機と飛行コースを描く」 とあり、スタンプの使用日は到着の11月30日から出発日までと設定されていました。 同機は11月28日にベルリンのシュターケン飛行場を15時53分に離陸。 途中、バスラ(イラク)、カラチ、ハノイを経由し立川には30日の午後10時40分に到着し、途中での給油や整備時間を除いた実飛行時間は42時間00分だったそうです。 海外のサイトには立川到着時の写真が載っているほか、文化遺産オンラインには郵政博物館所蔵の歓迎会の写真も数点掲載されています。 親善飛行とありますが、実際には長距離旅客機のデモンストレーションと売り込みが目的だったようで、日本航空輸送と5機の購入契約が結ばれたほか、海軍も哨戒用に興味を示していたとか。 Fw200は愛称がコンドル。 日本に飛来したのは登録がD-ACONのルフトハンザ所属機で機体につけられたニックネームは「ブランデンブルク」。ルフトハンザ機ですが垂直尾翼にはハーケンクロイツが描かれています。 Fw200の試作機として造られた∨1型で、長距離用に改造され飛来時はS1型という形式になっていたようです。 同機は12月6日、帰途に就きましたが、経由地のマニラで燃料管の不具合からエンジン出力が低下し海上に不時着水してしまいドイツに帰ることはありませんでした。 なお、クルーは全員救助されたとのことです。 こちらも海外サイトに着水後とクレーンで引き上げられる写真が出ています。 ※スタンプの本来の使用局は東京中央となっていますが、これは立川。しかも到着が深夜10時過ぎなのに同じ日の押印日付となっています。そこらへんの理由はさすがに分かりません。 #スタンプ #小型記念印 #戦前 #昭和13年 #フォッケウルフFw200 #立川飛行場
小型記念スタンプ 獨逸機訪日親善飛行記念 東京/立川showa_express
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梅田・阪急百貨店のマッチラベル
比較的数が残っている梅田・阪急百貨店のマッチラベル。 手元には今回の背景が青いパターン以外に、建物の描き方が若干異なり通行人も描かれている黒背景のもの、黒背景と建物の描き方は同じですが通行人の描かれていない緑背景のものなどなど数パターンあり、その中でも青背景のものは比較的よく見かけます。 残存数が多い理由としては百貨店に置かれていただけでなく、三宮阪急食堂や「神戸へ特急25分」といった電鉄直系のもの、宝塚歌劇といった関連事業で配られたマッチの片面がこの百貨店広告で共通だったからではないかと類推しています。 そういったことから、関西電鉄系の中では阪神、京阪(新京阪含む)、南海、大鉄・大軌(現・近鉄)よりも残存マッチラベルの種類は多いように感じます。 なのでレア度は星4個。 ところでこのラベルには営業時間も記されてますが、売り場が午前9時から午後9時まで、食堂は午前11時から午後10時までと、結構な長丁場ですね。 他の種類のラベルでも営業時間は変わっていません。 #マッチラベル #戦前 #阪急 #阪急百貨店 #梅田 #百貨店 #昭和レトロ
マッチラベル 大阪 梅田 阪急百貨店 阪急百貨店showa_express
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木更津海軍航空隊竣工記念の小型スタンプ
木更津海軍航空隊は昭和11年の4月1日に開設。 このスタンプはそれより1か月後の5月2日に押印された「竣工」記念のもの。 おそらく開隊は4月でも、竣工というからには隊舎などの施設が完成したのが5月だったのでしょう。 実際、このスタンプの意匠には 「木更津海軍航空隊竣工式に因み、航空隊庁舎を描き飛行機を配す」 とあります。 スタンプは木更津郵便局の式場内臨時出張所だけで使われたようですが、押印されたのは5月2日と3日のわずか2日間のみでした。 描かれている飛行機は水上機ですが、開設時点で同航空隊に配備されていたのは陸上攻撃機だったそうです。 当然陸上の基地に離着陸するため、図柄のようなフロートはありません。 #スタンプ #戦前 #小型記念印 #木更津海軍航空隊
スタンプ 木更津海軍航空隊竣工記念 木更津局 式場内(臨)showa_express
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資生堂のマッチラベル各種
戦前もので人気のある資生堂。 マッチラベルだけでなく、宣伝ハガキやポスター、チラシ、化粧品の瓶やショウケースに看板と、ネットオークションではモノによってはいい値段で取引されてます。 マッチラベルは小さな面積にデザインが詰まっているため、やはり人気ではあります。 保存状態にもよりますが、たかだか10枚ぐらいで1万円近くなっているのを見たこともあります。 アホらしいのでさすがに手は出しません。 こういった、資生堂だけを集めたマッチラベルの場合は検索キーワードに「資生堂」と入るため目立つことからも競争になりやすいですね。 売り手としては美味しいんだろうけど。 しかし、雑多なマッチラベルの貼り込み帳の中にも資生堂のものはそれなりに混じっており、500枚ぐらい貼ってあるスクラップなら、たいてい4、5枚は含まれてます。 それら偶然に集まったものだけでも気がつけば20枚、30枚となってきます。 そんなことで今回は、偶然集まったラベルのうち、ミューゼオでアップできる最大枚数の8枚を上げてみました。 やけてるものもありますが、それでもやっぱりエレガントさはじゅうぶん伝わってきます。 デザインはすべて資生堂オリジナルですが、当時もデザインの秀逸さから、意匠をパクったと思われる他業種(喫茶店やカフェーなど)のマッチラベルもたまに見かけます。 まあ、模倣は最大の賛辞ってやつですね。 #マッチラベル #戦前 #資生堂
マッチラベル 資生堂 戦前showa_express
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今じゃ埋立地
京浜運河を造るためにしゅんせつした土砂を捨てたら、偶然にいい塩梅で砂州ができて、それが海水浴場に発展したのが扇島海水浴場なんだそうです。 で、その海水浴場に客を運んでいたのが現在のJR鶴見線であるところの鶴見臨港鉄道。 夏の間は最寄りの場所に「海水浴前」という臨時駅も設けられ、そこから渡し船で海水浴場に行けたとか。 この臨時駅は武蔵白石と浜川崎の中間。 「遠浅で水のきれいな」という宣伝文句の通り人気の海水浴場で、来場はひと夏20万人といい、春には潮干狩りもできたらしい。 #マッチラベル #鶴見線 #鶴見臨港鉄道 #海水浴場
マッチラベル 横浜/鶴見区、川崎/川崎区 戦前showa_express
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今じゃ東京ミッドタウン日比谷
その昔は「三井紅茶」という名前だったらしい「日東紅茶」。 なぜに日東なのかは公式サイトにも記載がないので分かりませんでした。 戦前、庶民には高嶺の花だったという紅茶をより広くPRするため、昭和13年に日比谷に開設した喫茶店がこのコーナーハウス。 戦後もミッドタウンになる前の日比谷三井ビルディングの中にテナントで残ってましたが、ビルの解体とともに姿を消しました。 #マッチラベル #戦前 #日東紅茶 #三井農林 #喫茶店 #昭和レトロ
マッチラベル 東京/日比谷 戦前showa_express
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あかんやつ
アメリカから来たネズミのキャラクター。 戦前戦後のマッチラベルには結構使われてます、はい。 雀荘、喫茶店、料理屋、劇場に理髪店。 あらゆる業界で引っ張りだこ。 まあ、著作権なんて知ったこっちゃない時代だったんで、ねえ。 今でも普通にパチもんが出回ってる時代なんですし、当時の人達だけを責めることはできませんね。 しかし「たこぶえ」のインパクトには勝てない(笑)
マッチラベル 東京/札ノ辻 戦前showa_express
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義理と煙草は かかされぬ
クサカンムリに「良」でタバコです。 名古屋には今でも御莨町という地名が残っており、由来は尾張藩に献上するタバコを栽培していたからとのことです。 莨組合のマッチラベルは数多く残っていますが、表題のようなスローガンのほか「煙草一服 名案生まる」とか「国旗は日の丸 社交は煙草」「ふかす煙草に気分は晴れて 今日も仕事はすらすらと」というものもあります。 定価1銭ですが、後に2銭に値上がりしたようです。 #マッチラベル #戦前 #昭和レトロ #煙草
マッチラベル 全国 戦前showa_express
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日本初の冷暖房完備百貨店
南海の難波駅併設の高島屋。 モザイクタイルをデザインしたラベルが美しい。 昭和と言えばやっぱりモザイクタイルだよなあと、見入ってしまいます。 お風呂や台所だけでなく、たばこ屋とか美容院とか喫茶店とか、内外装にモザイクタイルを貼ったお店が非常に多く、とてもおしゃれでした。 目地が汚くなるのがアレでしたけども。 この高島屋、できた当時は「南海高島屋」と呼ばれてたらしいです。 南海のターミナルだったためですが、竣工時の1932年の南海は「電鉄」ではなく、まだ南海「鉄道」だった時代でした。 #マッチラベル #戦前 #昭和レトロ #百貨店 #高島屋 #南海
マッチラベル 大阪/難波 戦前showa_express
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投票に行かないと粛清されちゃうのは嫌だなあ
選挙権があるのに投票に行かない奴は消毒だ! 投票率を上げるためとはいえ、シュクセイされちゃうのは嫌だなあ・・・仕方ない、投票所に行こう。 というわけではなく、シュクセイの字は「粛清」ではなく「粛正」。 買収とか贈収賄による不正を廃し、清き一票で人を選ぼうという「選挙粛正運動」。 それをPRしているのが、このマッチラベルで、これは芝区役所と表記されていますが、市や県単位のもなどいろいろ残っています。 #マッチラベル #戦前 #昭和レトロ #選挙
マッチラベル 東京 戦前showa_express
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ずつうにノーシン
西に向かう東海道新幹線が名古屋駅を出発して数分後、進行右手に見えるノーシンの看板。 何がすごいって、ノーシンという丸ゴチのフォントが今も変わらずこのまんまだということ。 創業が嘉永6(1853)年で、今の社名「アラクス」になったのは平成2(1990)年。 頭痛薬だけじゃなく、便秘薬や妊娠検査薬などもつくってるそうです。 でも「頭脳薬」って書いてありますね、これ。 #マッチラベル #戦前 #ノーシン
マッチラベル 愛知県 戦前showa_express
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今年あなたは男がさわぐ
マッチ箱の裏面についていた占い。 赤、青、黄、黒はマッチ棒の火薬部分(薬玉)の色で、これら全色の入ったマッチ箱から色が分からないように引き、その色で占うというもの。おみくじみたいなもんですね。 たとえば男が青を引いた場合、 女性運:2人できる 酒:不自由なし 勝負:無理して負ける そうです(笑) 占いの内容にも種類があって、野球占いでは2本同時に引いて色の組み合わせで赤と青なら投球の場合「カーブのストライク」、赤と黄色で打撃の場合は「空振り」なんて書いてあります。 こういった占いができるマッチは今も京都の「熊野若王子(くまのにゃくおうじ)神社」で売ってるみたいですね。 このほか、マッチの炎の色で占うものもあるようで、神戸のマッチ専門店「マッチ棒」で入手可能です。 #マッチラベル #戦前 #占い
マッチラベル 不明 戦前showa_express
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淡谷のり子も歌った店
蕨にあったダンスホール「シャンクレール」。 駅前という好立地と東京からの近さも相まって客が押しかけたという。 歌手の淡谷のり子もステージに立ったと、蕨市役所のホームページにまで記述があります。 昭和10年の開業だが、時局のためわずか3年ほどで閉店。 ラベルの右下に「川口の次 蕨駅前」とありますが、当時、西川口駅は開業していませんでした。 #マッチラベル #ダンスホール #戦前
マッチラベル 埼玉/蕨 戦前showa_express