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Ian Hunter / Man Overboard
(2009) ニュー・ウェスト・レコードに移籍したイアン・ハンターのアルバム。ハンターとアンディ・ヨークのプロデュース。 2001年から始まったアンディ・ヨークとの相性もいい感じで、バンドのメンバーともいい関係のようだ。まとまったいい音を出している気がする。 この1枚で終わってしまったが、最近のアメリカのレーベルでいちばん注目している“ニュー・ウェスト・レコード”からリリースされただけでもスゴいことだと思う。 アメリカン・テイストのサウンドは聴いていて心地よいが、イギリス人らしいメロディーの曲が収録されているのに安心感を覚える。 ほとんど注目されていないが、聴いておきたいアルバムのひとつ。 《songlist》 01. The Great Escape 02. Arms and Legs 03. Up and Running 04. Man Overboard 05. Babylon Blues 06. Girl from the Office 07. Flowers 08. These Feelings 09. Win It All 10. Way with Words 11. River of Tears
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Sara Watkins / Young in All the Wrong Ways
(2016) ニュー・ウェスト・レコードに移籍した、サラ・ワトキンスの3rdアルバム。ゲイブ・ウィッチャーのプロデュース。 近年のアメリカーナのシーンを代表するパンチ・ブラザーズのウィッチャーをプロデューサーに迎えているが、内容はいたって普通な感じがする。 ジェイ・ベルローズがドラムを叩いているが、特有のこもった感じの音がサラのクリアなヴォーカルと好対照で良い感じに聴こえてくる。 全曲のソングライティングにサラが携わっているのは、このアルバムで評価できる所だと思える。 ってよりも、このアルバムがCD屋の店頭に並んでいないのは、大きな問題かもしれない。 聴いておきたいアルバムのひとつ。 《songlist》 01. Young in All the Wrong Ways 02. The Love That Got Away 03. One Last Time 04. Move Me 05. Like New Year's Day 06. Say So 07. Without a Word 08. The Truth Won't Set Us Free 09. Invisible 10. Tenderhearted
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Kris Kristofferson / This Old Road
(2006) ニュー・ウェスト・レコードに移籍した、クリス・クリストファーソンの15枚目のアルバム。ドン・ワズのプロデュース。 基本的にはクリストファーソンの弾き語りで、何曲かでバックの演奏がつく感じとなっている。ドン・ワズの素材を活かしたプロデュースが効いている気がする。 この年の1月に70歳になっているが、全く感じさせない歌声とギターの演奏がいい。 聴いておきたいアルバムのひとつ。 《songlist》 01. This Old Road 02. Pilgrim's Progress 03. The Last Thing to Go 04. Wild American 05. In the News 06. The Burden of Freedom 07. Chase the Feeling 08. Holy Creation 09. The Show Goes On 10. Thank You for a Life 11. Final Attraction
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Luther Dickinson / Rock 'n' Roll Blues
(2014) ルーサー・ディッキンソンのセルフ・プロデュースによる2ndアルバム。 アップライト・ベースのエイミー・ラヴィールとドラムのシャーディ・トーマスとライトニン・マルコムで録音されている。 ラフな感じの作りが好印象で、構えずにゆったりとした気分で聴く事が出来る。良質なルーツ・ミュージックを演奏しているが、こういったアルバムがあまり大きく取り上げられないのがホントに残念だ。 《songlist》 01. Vandalize 02. Blood 'n' Guts 03. Yard Man 04. Goin' Country 05. Mojo, Mojo 06. Rock 'n' Roll Blues 07. Bar Band 08. Stone's Throw 09. Some Ol' Day 10. Karmic Debt
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Buddy Miller & Friends / Cayamo Sessions at Sea
(2016) 近年、ゴキゲンなアメリカーナ・ミュージックを聴かせてくれている、バディ・ミラーのニュー・ウェスト・レコードでの5枚目のアルバム。ミラーのセルフ・プロデュース。 このアルバムは、“& Friends”とあるように、ゲスト・ミュージシャンとの共演となっていて、豪華客船“CAYAMO”の船内にスタジオを作りセッションした曲を収録している。 “Hickory Wind”や“Wild Horses”が、個人的には良いし、リチャード・トンプソンやクリス・クリストファーソンの歌声も聴くことが出来る。リラックスした感じで録音されているのが、聴いていて楽しめる感じがする。 聴いておきたいアルバムのひとつ。 《songlist》 01. After the Fire Is Gone 02. Love's Gonna Live Here 03. Sunday Morning Coming Down 04. Just Someone I Used to Know 05. Hickory Wind 06. Wedding Bells 07. If Teardops Were Pennies 08. Wild Horses 09. Come Early Mornin' 10. Take the Hand of Jesus 11. Angel from Montogomery
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John Hiatt & the Goners / Beneath This Gruff Exterior
(2003) ジョン・ハイアットの17枚目のアルバムは、ニュー・ウェスト・レコードに移籍してリリースされた。ドン・スミスとハイアット、ザ・ゴナーズのプロデュース。アルバム・クレジットに初めてジョン・ハイアット&ザ・ゴナーズと明記された。 このアルバムもヴァラエティにとんだ曲が満載で、ザ・ゴナーズがハイアットの要求に応えられるバンドだからだと思える。特に奇抜なことはせず、ハイアットのフィールド内で作られ演奏されているだけで、こんなに良いアルバムが作られているのがスゴい。 日本ではかなり知名度が低いが、ホントに良質なアルバムを作り続けている。 聴いておきたいアルバムのひとつ。 《songlist》 01. Uncommon Connection 02. How Bad's the Coffee 03. The Nagging Dark 04. My Baby Blue 05. My Dog and Me 06. Almost Fed Up with the Blues 07. Circle Back 08. Window on the World 09. Missing Pieces 10. Fly Back Home 11. The Last Time 12. The Most Unoriginal Sin
The Tiki Bar Is Open Master of Disaster New West Recordsk-69
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John Hiatt / Terms of My Surrender
(2014) ジョン・ハイアットの2年ぶりの新作。“ジ・オープン・ロード”からギターで参加しているダグ・ランシオがプロデュースを行っている。派手に騒がれる感じでは無いが、コンスタントに良質なアルバムをリリーしているから、安心してアルバムを買える。 今回は、ブルース寄りの内容でかなり渋い。ちょっとしゃがれた声が、曲に合っている感じがする。必要最小限に重ねられた音がいい。ジョンの音楽をわかっているプロデューサーだからかもしれない。 前年に、80年代のアルバムの紙ジャケが再発されたが、限定で今ではほとんど見かけなくなったのが残念すぎる。 《songlist》 01. Long Time Comin' 02. Face of God 03. Marlene 04. Wind Don't Have to Hurry 05. Nobody Knew His Name 06. Baby's Gonna Kick 07. Nothin' I Love 08. Terms of My Surrender 09. Here to Stay 10. Old People 11. Come Back Home
Mystic Pinball New West Recordsk-69
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John Hiatt / Dirty Jeans and Mudslide Hymns
(2011) 前作から1年、驚異的なハイ・ペースでアルバムがリリースされた。 今回はケヴィン・シャーリーをプロデューサーに起用している。 このアルバムでは、オルガンやピアノの鍵盤楽器が音の幅を持たせていて、さらにスティール・ギターの哀愁感も加わっている。 我が道を行くって感じだが、その歩んでる道は王道のアメリカン・ロックである。 ホントに良いアルバムだと思う。 《songlist》 01. Damn This Town 02. Til I Get My Lovin' Back 03. I Love That Girl 04. All the Way Under 05. Don't Wanna Leave You Now 06. Detroit Made 07. Hold On for Your Love 08. Train to Birmingham 09. Down Around My Place 10. Adios to California 11. When New York Had Her Heart Broke
The Open Road Mystic Pinball New West Recordsk-69
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John Hiatt / The Open Road
(2010) 前作からギタリストを変えて、新作をリリースした。ちょっとトガった感じのギターの音色がいいかもしれない。 前作よりかスピード感がある曲が多いようだ。何気にディランのような歌い方がいいかも。 大きく目立つわけじゃないが、安心して聴けるミュージシャンのひとり。 《songlist》 01. The Open Road 02. Haulin' 03. Go Down Swingin' 04. Like a Freight Train 05. My Baby 06. Homeland 07. Wonder of Love 08. What Kind of Man 09. Movin' On 10. Fireball Roberts 11. Carry You Back Home
Same Old Man Dirty Jeans and Mudslide Hymns New West Recordsk-69
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John Hiatt / Same Old Man
(2008) アメリカン・ロックと言えば、ジョン・ハイアットって感じになってきたようだ。 3年ぶりのアルバムは王道のアメリカン・ロックって感じだ。全曲がハイアットによって書かれている。ちょっと枯れた感じがいいな。 レコード会社をNew Westにして3作目、レコード会社との相性が良い感じがする。 《songlist》 01. Old Days 02. Love You Again 03. On with You 04. Hurt My Baby 05. What Love Can Do 06. Ride My Pony 07. Cherry Red 08. Our Time 09. Two Hearts 10. Same Old Man 11. Let's Give This Love a Try
Master of Disaster The Open Road New West Recordsk-69
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Buddy & Julie Miller / Written In Chalk
(2009) 2001年以来のアルバム。 このアルバムでは、パッツィ・グリフィン、エミルー・ハリス、ロバート・プラントの豪華なゲストがヴォーカルで参加している。 12曲中8曲がジュリーの書いた曲(1曲はバディと共作)になっている。そのためかジュリーのヴォーカルの比重が高く、ジュリーのアルバムのような感じがする。 《songlist》 01. Ellis County 02. Gasoline and Matches 03. Don't Say Goodbye 04. What You Gonna Do Leroy 05. Long Time 06. One Part, Two Part 07. Chalk 08. Everytime We Say Goodbye 09. Hush, Sorrow 10. Memphis Jane 11. June 12. The Selfishness in Man
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Buddy Miller and Jim Lauderdale / Buddy & Jim
(2012) ギター大好きオヤジが“楽しいアルバムを作りました”って感じ。ゴキゲンな曲が多い。中でも“South in New Orleans”のカヴァーがいい。フィドルをフューチャーした構成が好きだ。 リラックスしたドライブには最高なアルバム。 《songlist》 01. Lost My Job of Loving You 02. The Train That Carried My Gal from Town 03. That's Not Even Why I Love You 04. South in New Orleans 05. It Hurts Me 06. Vampire Girl 07. Forever and a Day 08. Lonely One in This Town 09. Looking for a Heartache Like You 10. I Want to Do Everything for You 11. The Wobble
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Kris Kristofferson / Closer To The Bone
(2009) プロデューサーにドン・ワズを迎えたアルバム。ドン・ワズ自らベースを弾いている。 ギターが2人、ベース、キーボードとドラムと最低限の編成。なんと、ドラムはジム・ケルトナーだ。 吹き語り?クリスのハーモニカが哀愁を漂わせる。音数が少ないから、ひとつひとつの音がはっきりと伝わってくる感じがする。音がたくさんあるのが当たり前になっている中、改めてこういうアルバムを聴くのもいいな。 《songlist》 01. Closer to the Bone 02. From Here to Forever 03. Holy Woman 04. Starlight and Stone 05. Sister Sinead 06. Hall of Angels 07. Love Don't Live Here Anymore 08. Good Morning John 09. Tell Me One More Time 10. Let the Walls Come Down 11. The Wonder 12. I Hate Your Ugly Face
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Buddy Miller's the Majestic Silver Strings / The Majestic Silver Strings
(2011) バディ・ミラーが、ビル・フリゼール、マーク・リボー、グレッグ・レイスの3人のギタリストとカントリー・ミュージックを演奏するという面白い企画アルバム。 スピーカーから溢れんばかりのギターの音だが、なぜか心地よく感じられる。統制がちゃんと取れているのかなって感じ。 個人的にはカントリーは、女性ヴォーカルと思っているので、それぞれのゲストの憂いのある声が最高だ。 《songlist》 01. Cattle Call 02. No Good Lover 03. I Want to Be with You Always 04. Barres de la Prison 05. Meds 06. Dang Me 07. Bury Me Not on the Lone Prairie 08. That's the Way Love Goes 09. Freight Train 10. Why I'm Walkin' 11. Why Baby Why 12. Return to Me 13. God's Wing'ed Horse
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Pegi Young & The Survivors / Lonely in a Crowded Room
(2014) ニール・ヤングの元奥方ペギ・ヤングのアルバム。突然入ってきた“離婚”のニュース。あと何日か後にヤングのアルバムが出ると思うと複雑だ。 ヤングのアルバムでもプロデュースを行っていたニコ・ボラスがプロデューサーだ。クレジットを見るとヤングの名前もあるぞ。 4枚目のアルバムになるが、このアルバムからサヴァイヴァーズがバックで演奏している。メンバーは知らない人が多いが、なかなかの音を出している。 アルバム・ジャケは娘が描いた作品。 《songlist》 01. I Be Weary 02. Obsession 03. Better Livin' Through Chemicals 04. Ruler of My Heart 05. Lonely Women Make Good Lovers 06. Don't Let Me Be Lonely 07. Feel Just Like a Memory 08. In My Dreams 09. Walking on the Tightrope 10. Blame It on Me
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