マイクロエース  【A1183】 阿武隈急行 A417系 3両セット

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1978(昭和53)年、仙台地区の客車列車による普通列車の電車化を目的として登場したのが417系です。
415系に準じたメカニズムを持つ交直流電車で、耐寒耐雪構造とされたために電動車の運転室後部と各車 端に主電動機冷却用空気の取入口となる雪切室が設置されています。
417系は5編成15両のみが製造さ れたにとどまりましたが、同様の車体構造は413系、713系、717系でも採用されました。
登場当初は冷房装 置は搭載されておらず、該当する部分を塞ぎ板で覆った「冷房準備車」として活躍していました。
1988(昭和 63)年頃から順次冷房装置の搭載、1990(平成2)年頃から車体塗装が白地に緑帯の「東北地域本社色」に変更されましたが、過渡期には冷房準備車のまま塗装のみ変更された編成も見られました。
全車が仙台地 区を中心として東北本線・仙山線などで活躍していましたが、2008(平成20)年3月を以って引退しました。
その内の1編成は第3セクターの阿武隈急行に譲渡され、現在では阿武隈急行唯一の3両編成として、主にラッシュ時を中心に活躍を続けています。

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