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見るまえに跳べ / 岡林信康(紙ジャケCD)
岡林信康のアルバム第二集。 タイトル「見るまえに跳べ」は、大江健三郎が1958年に出した短編集からの引用で、蒸発、復帰、ロックへの転身と考えるよりもまず行動に移す岡林信康らしいタイトルです。 ディレクターは元ジャックスの早川義夫で、ロック黎明期のこの時代はレコーディングにもまだ試行錯誤があり、サポートしたはっぴいえんどの影響も色濃く出た作品に仕上がっています。 収録曲も、敢えてアルバム第一集のオープニング曲をロック調にリアレンジし、アルバムのラストに据えるなど挑戦的な内容になっています。 岡林信康の中では一番好きなアルバム。 https://youtu.be/HKPGM_C5GdQ?si=Ek6m8BLw_E1naphe
紙ジャケットCD お 2800円 DISC UNION 2008年8月犬がミケの一族
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niyago / 遠藤賢司(紙ジャケCD)
遠藤賢司のデビューアルバム。 大瀧詠一以外のはっぴいえんどメンバー3人がバックアップしたアルバムで、その関係性ははっぴいえんどの前身にあたるヴァレンタイン•ブルーの頃から続きます。 ディランへの憧れは「Like a Rolling Stone」からということで、単なるフォークというよりもロック色が強いジャンルレスなスタイルが当初から根底にあります。 掻きむしるギターも優しく爪弾くギターもエンケンという唯一無二の存在を存分に引き出しています。 https://youtu.be/QKC8mggIp4Q?si=xkaIV0Qp9zv54Nv0
紙ジャケットCD え 2000円 RECOFAN 1998年3月犬がミケの一族
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12 SONGS / RANDY NEWMAN
ランディー•ニューマンの2ndアルバム。 ここに収録の「ママ•トールド•ミー•ノット•トゥ•カム」をスリー•ドッグ•ナイトがカバーし全米第1位となったことでランディーの知名度が上がりました。 今は「トイ•ストーリー」や「モンスターズ•インク」といったフィクサーアニメの映画音楽の方が有名ですが、その原型が本作に中にあります。 https://youtu.be/wR0D6HJms8w?si=zapqqqwy8-zMQXQ6
LP R 330円 ブックオフ 2023年11月犬がミケの一族
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ELTON JOHN / ELTON JOHN(紙ジャケCD)
エルトン•ジョンの名を世に知らしめた2ndアルバム。 ここからプロデューサーはガス•ダッジョンとなり、不動のコンビがスタートします。 「YOUR SONG」はやはり名曲中の名曲ですね。 https://youtu.be/GlPlfCy1urI?si=ieP0_pCJoZ-qCiqB
紙ジャケットCD E 2141円 RECOFAN 2001年9月犬がミケの一族
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LOOKING ON / THE MOVE(紙ジャケCD)
前作「シャザム」発売後、とうとうボーカルのカール•ウェインも抜けてしまいますが、代わりに加入したのが元アイドル•レースのジェフ•リンでした。 ロイ•ウッドとジェフ•リンには因果があり、アイドル•レースの前身となったバンド、ザ•ナイトライダーズには以前ロンも加入していました。ロン脱退後加入したのがジェフで、ジェフ加入後にバンド名を改名しています。 アイドル•レースは結果を出せずに解散してしまいますが、そんな二人が出会った化学反応は凄まじく、加入まもなく本作を作り上げます。 サウンドはよりプログレっぽくなりながらも、後期ビートルズに通じるポップさが見え隠れする作品に仕上がっていますが、二人にとって本作はほんの名刺がわりで、化学反応はより強くなっていきます。 これまでの手作り感満載だったジャケットも、ぐっと印象を変えつつ風刺の効いたものになっています。 https://youtu.be/v7wuFzTOzAU?si=brFYB372owAx9G6t
紙ジャケットCD M 2520円 DISC UNION 2001年2月犬がミケの一族
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SHAZAM / THE MOVE(紙ジャケCD)
不遇のアーティスト、ロイ•ウッド率いるザ•ムーヴの2ndアルバム。 5人組だったバンドからはトレヴァー•バートンとエース•ケフォードが抜け、リック•プライスが加入することで4人組に。 このドタバタによりレコーディングもなかなか進まず、2ndアルバムは6曲入りにとどまりました。(しかも1曲は1stからの焼き直しで、3曲はカバー) しかしながら、この時期にはアルバム外で「Blackberry Way」「Curly」という全英NO.1ヒットも生まれており、そのカップリング曲なども含め9曲がボーナストラックとして収められています。 全体的にサイケかつプログレな感じながらもポップな味つけがされていて、このビートルズっぽいブリッドポップが見え隠れするところがムーヴの魅力であり、ロイ•ウッドの真骨頂なのだと思います。 憎めない感じがこのジャケットにも現れていますね。 https://youtu.be/MHVlFcAXTSc?si=9IduOiy76TDx7MTV https://youtu.be/4e6TaubZkLo?si=teuoIwtcerzMCPLt https://youtu.be/P9x1asmPYEg?si=zFGTFCeK0BJIinyE
紙ジャケットCD M 2520円 DISC UNION 2001年2月犬がミケの一族
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LOADED (SPECIAL VERSION) / VELVET UNDERGROUND
ヴェルヴェッツで最も有名で名盤と名高いのはニコと共演したバナナジャケットの1stアルバムですが、この評価は後世によるもので、発売当時はほとんど売れませんでした。 アンディ•ウォーホールとの関係を断ち、ジョン•ケールも解雇し、最終的には首謀者だったルー•リード自身もライブツアー中に失踪し、脱退してしまいますが、その1ヶ月後に発売されたこの4枚目のアルバムが、結果的にヴェルヴェッツとしての最大ヒット作となりました。 こちらは1997年に発売されたデラックスエディションの走りのような作品で、オリジナル10曲にボーナストラックが23曲追加されており、何と言ってもレンキュラーを使った立体的なジャケットが魅力の一枚です。 何度も出し入れしてしまうと壊れてしまいそうな作りなので、かなり大事に扱ってきました。 おかげで26年経った今も綺麗な状態を保てています。 https://youtu.be/1Dahqz-R49I?si=ojSfvwEVZ1J5R2Gb
変わったCD V 3059円 TOWER RECORDS 1997年4月犬がミケの一族
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MR. MONDAY / THE ORIGINAL CASTE
ザ•オリジナル•キャストの「天使の兵隊」を手にとり、更にパタパタしていたら、こちらも発見。 海外では前作「天使の兵隊」の方がヒットしましたが、日本では次作にあたる「ミスター•マンデー」の方がヒットしました。 よって、一発屋ならぬ二発屋ですね。 こちらもアルバムはステレオバージョンで、シングルがモノラルバージョン。 100円だったので、「天使の兵隊」を買ったついでもあり、買っちゃいました。 https://youtu.be/SQqzmtNhNHg?si=UEOmZoMggisODvRL
EP O 110円 ブックオフ 2023年11月犬がミケの一族
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CLOSE TO YOU / CARPENTERS(紙ジャケCD)
カーペンターズのデビュー30周年で発売された紙ジャケCDボックスセットから二人の2ndアルバム。 デヴィッド&バカラックとレノン&マッカートニー、ポール•ウィリアムズ&ロジャー•ニコルズの名曲が散りばめられたヒットアルバムです。 ここで水を得た魚となったカーペンターズは、破竹の勢いでヒットを連発していくことになります。 時はヒッピーやサイケで混沌とする中、まったく異なる清涼剤のようなサウンドが逆に新鮮だったのかもしれません。 今聴いても非常に美しいアルバムです。 https://youtu.be/IBP5JIZqVYw?si=mzsT9I6GLCf3gD7B https://youtu.be/YsD4W3-xdnI?si=GGupxhV1ipyousF1 https://youtu.be/HYnV_pkO-Rw?si=zS0Po7z1t1LnXIW0 https://youtu.be/3H-CCChe_O0?si=I8aO8cZL670fKtG2
紙ジャケットCD C 28032円 1998年12月 1970年犬がミケの一族
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LAYLA AND THE ASSORTED LOVE SONGS / DEREK AND THE DOMINOS(紙ジャケCD)
デラニー&ボニー&フレンズのメンバーから派生したデレク&ザ•ドミノス唯一のアルバム。 良くも悪くもクラプトンの運命を変えた作品です。 同時期、ジョージ•ハリスンは「オール•シングス•マスト•パス」を製作中で、このレコーディングもデレク&ザ•ドミノス結成と大きな関わりがあります。 本作のレコーディングにはデュアン•オールマンやデイヴ•メイソンも参加し、2枚組の壮大な内容となりましたが、発売当初はチャートアクションも伸び悩む結果となり、「いとしのレイラ」がシングルカットされた2年後にようやくチャートインする結果となりました。 表題曲「いとしのレイラ」はジョージの奥さんだったパティ•ボイドに恋したことを歌ったクラプトンの名曲ですが、長く続くこの二人の関係性は一般論では理解し難い絆を感じます。 https://youtu.be/TngViNw2pOo?si=WgGSUVFvsUx2stz-
紙ジャケットCD D 2200円 1998年3月 1970年犬がミケの一族
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DEEP PURPLE IN ROCK / DEEP PURPLE(紙ジャケCD)
ディープ•パープルの4作目で、イアン•ギランをボーカルに迎えた第2期パープルの1作目。 同時期、レッド•ツェッペリンがデビューしヒットしたことで、サイケロックしていたパープルも、その方向性をハードロックに切り替えます。 それによりバンドのメインもキーボードからギターに変わり、リッチー•ブラックモアの存在にも脚光が当たるようになります。 いわば、パープルはここで生まれ変わり再デビューしたような感じです。 https://youtu.be/nDyO7jTIKDc?si=IDDwEzInYT1PLnOZ
紙ジャケットCD D 2100円 1998年4月 1970年犬がミケの一族
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THE MAN WHO SOLD THE WORLD / DAVID BOWIE(紙ジャケCD)
デヴィッド•ボウイの3rdアルバム。 ミック•ロンソンらとライブ向けのバンド、ハイプを結成しサウンドはよりグラムロックに進化。 ベースでプロデューサーのトニー•ヴィスコンティがTレックスも手がけていたことからお互いに相乗効果が生まれていたと思います。 ジャケットアートワークも紆余曲折あり、先行発売されたアメリカでは、アメコミ『ヒューストン』のヒューストン•カウボーイが使用されましたが、建物や吹き出しに書かれたセリフ等が、当時精神病院に入院していたボウイの兄を意図しており、ボウイの差し替え申し出が間に合わず、アメリカのみそのままリリースされてしまいました。 キーフが撮影した今回使用のイギリス盤ジャケットも初盤のみで廃盤となったためコチラのアナログ盤もプレ値になっています。 一般的には発売の2年後に差し替えられた野球のピッチングフォームのようなポーズをとったジャケットが主流で、そのほかにも円形ジャケットを折り畳んだドイツ盤の特殊ジャケットなどが高額アイテムになっています。 https://youtu.be/u3MX-rUtS6M
紙ジャケットCD D 2600円 DISC UNION 2007年1月犬がミケの一族
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ALONE TOGETHER / DAVE MASON(紙ジャケCD)
デイヴ•メイソンによるトラフィック脱退後初のソロアルバムで、イギリス人の彼が、デラニー&ボニー、レオン•ラッセル、ジョン•サイモン、ディレク&ドミノスのジム•ゴードン、カール•ラドルなどの協力を得たことで、イギリスの流行とアメリカのトラディショナルが絶妙にブレンドされた作品となりました。 紙ジャケは当時の壁掛け変形ジャケットが見事に再現されています。 https://youtu.be/Gd1u-TZ8ZbM
紙ジャケットCD D 2141円 2006年2月 1970年犬がミケの一族
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SOUNDTRACKS / CAN(紙ジャケCD)
マルコム•ムーニーが脱退し、後任としてミュンヘンでストリートパフォーマーをしていた日本人のダモ鈴木が抜擢されたものの、レコード会社からの催促に対し、アルバムにまとめるほどの作品が揃わず、イルミン•シュミットが以前から製作に当たっていた映画音楽をまとめたものが今作。 寄せ集めのまとまりの無さがまた バラエティーに富んだ作品とも言える 何とも不思議なアルバムです。 今聴いても新しい。 ディスクユニオンの特典で別ジャケットも付いていました。 https://youtu.be/B4T900_oklY
紙ジャケットCD C 2310円 DISC UNION 2005年6月犬がミケの一族
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DEJA VU / CROSBY, STILLS, NASH & YOUNG(紙ジャケCD)
1998年、アトランティックレコードの創立50周年を記念し発売された「ATLANTIC MASTERPIECE オリジナル•ジャケット•コレクション」シリーズの中の一枚。 各アーティストの代表作がリストアップされましたが、一度きりの企画で、のちにも本作は紙ジャケ化されていないため、中古市場ではかなりのプレ値が付いています。 紙ジャケ黎明期でこのエンボス加工再現は、当時紙ジャケ化することの可能性を広げた作品でもあったと思いますし、私自身も紙ジャケCDの魅力に拍車をかけてハマる要因にもなった作品です。 https://youtu.be/aunVlekXjkE
紙ジャケットCD C 2100円 RECOFAN 1998年5月犬がミケの一族