ribbon / 渡辺美里

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路線を戻した渡辺美里の4作目。
前作「BREATH」はたぶん評判が良くなかったんだと思います。
その後のシングルは、伊秩弘将や佐橋佳幸など作家陣は変わらないものの「センチメンタル•カンガルー」や「恋したっていいじゃない」など、曲調を過去の岡村靖幸作品に寄せていますし、小室哲哉作の「BELIEVE」や「悲しいね」も進化しつつ軌道を戻しています。
渡辺美里のそもそもの売り方は事務所の先輩だった白井貴子がモデルだったので、岡村靖幸作品もどこか佐野元春寄りな作風になっていますし、それを伊秩さんや佐橋さんも継承した感じなんでしょう。
本作は当初、貯まったシングルを吐き出すためベストアルバムとして企画されましたが、途中からオリジナルアルバムに変更されました。
その名残として「Lovin’ You」に収録されていた「19歳の密かな欲望」の別バージョンも収録されています。

https://youtu.be/gDJUMvtpA4k

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