モーニン、アート、ブレイキーとジャズメッセンジャーズ

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至高のアート
2011年12月1日に日本でレビュー済み
このアルバムって本当に凄いんだなぁ、と思った瞬間。

音楽全般にほぼ無関心の知人が、
「Moanin'」が始まった瞬間に
『この曲ってこのアルバムだったのか〜』という言葉と共に、
ジャケットを手に取り、アルバム全曲を食い入る様に聴き、
結局このアルバム、そしてJMのファンになってしまった時である。
これ程迄に普遍性があるとは・・・!と、ブレイキーファンとして嬉しくも
大変驚いた瞬間だった。
(本当に音楽に無関心な知人なもので・・・)
その知人は、結局JM以外の音楽に迄は手を伸ばさなかったのですが(笑)。

間違いなく、JAZZというカテゴリに於ける一つの到達点であると確信します。
ありとあらゆる音楽的嗜好に手を伸ばすものの、結局ここに戻って来てしまう。

それぞれの楽曲、曲中のアドリブフレーズが強く耳に残る。
骨太な音なのに親しみ易い。
いつ何時聴いても、親しみ易さに反比例して全く飽きが来ない。
それどころか、一度聴けば二度三度、・・・と何故か何度も聴きたくなる。
JAZZを聴きたい時は勿論の事、『良い音楽を聴きたい』と思った時に、
一番良く聴くアルバムは間違いなくこの作品です。

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