ツァラトゥストラはかく語りき リヒャルト、シュトラウス

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1971年録音の名盤、「ばらの騎士」を例に持ち出すまでもなく、複雑なスコアとケレン味のあるオーケストレーションが特色のR.シュトラウスはバーンスタインと相性が良いように思えるが、ここに収められた3曲はいずれも唯一の録音である。強奏部ではオーケストラを一杯に鳴らし、静かな部分ではガクンとテンポを落としてじっくりと歩みを進めるバーンスタイン節は、「ツァラトゥストラ」で特に顕著。「ティル」「ドン・ファン」の2曲はよりライヴ的な、闊達な演奏である。 (C)RS

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