Morocops ovatus

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右下が三葉虫図案ですが、まず学名が「Elrathia kingii」となっています。カンブリア紀アメリカ、ユタ州産の世界で最も入手しやすい三葉虫ですので、アフリカのこの辺りでは三葉虫の事を「Elrathia kingii」とでも呼んでいるのかと勘違いしそうです。何か見覚えがある化石と思ったら、トーゴで発行された切手でも向きは逆ですが同じ版が登場していました。エージェントが間違ったキャプションを審査せずに採用しているのだと思います。ジュラ紀ドイツ産のDactyliocerasやセイヨウホラガイは合っていますが、カットアンモナイトは、単にアンモナイトと雑な仕上がりです。図案の雰囲気だけを重視した切手なんだと思います。

左上:Dactylioceras commune et les ammonites
右上:Charonia variegata(セイヨウホラカイ)
左下:Les ammonites
右下:Elrathia kingii(Morocops ovatus)

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