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Asaphellus tataensis
Asaphellus tataensis Tata, Morocco Ordovician 全長 208mm この地域からは、他では見られない様な大型個体が産出します。固い岩盤で、採取するのが大変だという事です。最後の写真は、普通のAsaphellusとの比較で、圧倒的な大きさであるのがよく分かります。そして良く見ると体の造りも少し違う様ですので、単に大型化したというのではなく、種類が違うのだと考えます。
Asaphidae Asaphellus Asaphida オルドビス紀Sanchan
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Hoekaspis
Hoekaspis Bolivia Ordovician 全長 98mm ボリビア産オルドビス紀を代表する種類です。ノジュールを割ったまんまなのが右側、クリーニングを追加したのが左側です。頭部の右前方の縁が少し欠けているのが残念ではありますが、両側の自在頬が良い位置に保たれている、なかなか入手が難しい標本です。
Asaphidae Hoekaspis Asaphida オルドビス紀Sanchan
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Asaphus kowalewskii
Asaphus kowalewskii Asery Level, Volkhov River, St. Petersburg Region, Russia Middle Ordovician 全長 74mm 長い眼が特徴的で、人気の種類です。カタツムリやナメクジを連想させる姿ですが、この眼は外骨格で出来ていますので、伸縮する訳ではありません。海底の泥あるいは砂の中に体を隠し、眼だけ突き出して周囲をうかがっていたのではないかと思われます。眼柄の長さにはバリエーションがありますが、体とのバランス的には、この個体ぐらいが標準的かと思います。最大とまでは言えませんが、本種としては大ぶりの立派な個体です。
Asaphidae Asaphus Asaphida オルドビス紀Sanchan
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Isotelus gigas
Isotelus gigas Rust Formation, New York, USA Upper Ordovician 全長 27mm 小振りの標本で、長めの頬棘があります。頭部・尾板ともに軽く膨らんだラインで、優しい印象です。この産地を代表する種類のひとつです。体の左側に母岩割れに伴ったダメージがありますが、致し方ないところでしょう。その他の保存は良好です。
Asaphidae Isotelus Asaphida オルドビス紀Sanchan
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Asaphellus
Asaphellus sp. Eastern Cordillera Formation, Northwest Argentina Lower Ordovician 全長 6mm 小さいですが、完全体です。Asaphellusというとモロッコ産をよく見かけますが、それとはまた少し形が違っています。
Asaphidae Asaphellus Asaphida オルドビス紀Sanchan
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Liomegalaspides
Liomegalaspides cf. taningensis Fenggang Formation, Zunyi, Guizhou Province, China Ordovician 全長 50mm 写真1〜5: ポジ 写真6: ネガ 写真7: 左がポジ、右がネガ 貴州省遵義産。 産地の特性で、上面からの圧縮があると思われます。石質は非常に脆く、眼が飛んでしまっていたり、一部の外殻の剥離があったりは、やむを得ないところです。
Asaphidae Liomegalaspides Asaphida オルドビス紀Sanchan
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Homotelus
Homotelus bromidensis Criner Hills, Carter County, Oklahoma, USA Ordovician 全長 51.5mm つるんとして丸みがあるのが特徴です。しばしば密集して産出しますが、バラバラになっている事がほとんどでもあり、状態の良い個体を得るのはなかなか大変です。これはダブルで、ズレはありますが、まずまず整った標本です。
Asaphidae Homotelus Asaphida オルドビス紀Sanchan
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Asaphus kegelensis
Asaphus kegelensis St. Petersburg Region, Russia Upper Ordovician 全長 15.8mm 頬棘のある小型種です。頭部に対して眼の比率が大きい。ロシア産オルドビス紀のアサフスとしては、新しい時代に属します。かなり珍しく、年に1体程度しか出ないとか。左眼と尾板の右側に少し圧縮はありますが、綺麗な完全体です。
Asaphidae Asaphus Asaphida オルドビス紀Sanchan
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Asaphus expansus
Asaphus expansus Vaginatum Limestone Formation, Ljungsbro, Sweden Lower Ordovician 最大幅 26.3mm スウェーデンはロシアに近く、同種•類縁種が産出しますが、ロシア産ほど市場に出回らず、整った標本が少ないです。これはハーフ•エンロール標本ですが、その中では状態が良い個体です。ロシア産よりも色が濃いのが一般的です。
Asaphidae Asaphus Asaphida オルドビス紀Sanchan
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Birmanites
Birmanites Baoshan, Yunnan, China Ordovician 全長 51mm 写真1〜5: ポジ 写真6: ネガ 雲南省保山市産。 あまり市場に出回らない種類かと思います。いかにもアサフスの仲間といった姿。綺麗なポジネガ標本です。
Asaphidae Birmanites Asaphida オルドビス紀Sanchan
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Isotelus maximus
Isotelus maximus Arnheim Formation, Near Cincinnati, Ohio, USA Ordovician 全長 114mm 大型化する種類として知られます。25cmを超える最大級の良い個体になりますと、物凄く高価です。これは中くらいの大きさの個体で、頭部に少し圧縮がありますが、それでも、ここまで整った標本はなかなか出ません。オハイオ州のstate fossilです。
Asaphidae Isotelus Asaphida オルドビス紀Sanchan
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Pseudoasaphus janischewskyi
Pseudoasaphus janischewskyi St. Petersburg Region, Russia Ordovician 全長直線 111nm ‘pseudo-‘は「偽の」という意味で、「Asaphusに似ているが違う種類」という事だと思います。頬棘があるのが特徴。大型の立派な個体です。
Asaphidae Pseudoasaphus Asaphida オルドビス紀Sanchan
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Asaphus holmi
Asaphus holmi Asery Level, Vilpovisty Quarry, St. Petersburg Region, Russia Middle Ordovician 全長 90mm 幅の広い体を持ち、眼は少し小さめです。Asaphus cornutusの流れを汲むと考えられている様です。上方からの圧縮があり、眼に少し変形はありますが、本種としては最大級の大変立派な標本です。
Asaphidae Asaphus Asaphida オルドビス紀Sanchan
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Pseudoasaphus globifrons
Pseudoasaphus globifrons Kunda Level, Volkhov River, St. Petersburg Region, Russia 全長 105mm この種としては最大級の標本です。ぷっくりとした眼を持ちます。表面の皺々がよく観察できる、なかなか高品位の標本。頭部の赤茶のシミも自然の発色です。
Asaphidae Pseudoasaphus Asaphida オルドビス紀Sanchan
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Asaphus plautini
Asaphus plautini Asery Level, Vilpovisty Quarry, St. Petersburg Region, Russia Middle Ordovician 全長 95.9mm ロシア産オルドビス紀のAsaphusの中では新しい年代から産出します。大型化する本種の特徴を良く示す標本です。
Asaphidae Asaphus Asaphida オルドビス紀Sanchan