Ptychagnostus 5種?

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全てHouse Range, Utah, USA
Middle Cambrian

頭部•尾部の正中に溝があるのが特徴です。

写真1: Ptychagnostus avatus
Wheeler Formation
全長 5.0mm
棘は無い種類です。尾板中央の構造が六角形様になっています。

写真2: Ptychagnostus cuyanus
Marjum Formation
全長 8.3mm
頭部•胸部では、P. michaeliで長い棘が見られる所に、短い棘があります。

写真3: Ptychagnostus germanus
Marjum Formation
全長 9.0mm
P. cuyanusと同じと考えて良いようです。

写真4: Ptychagnostus michaeli
Marjum Formation
全長 7.8mm
棘が非常に発達した種類です。ディテールがほとんど潰れてしまっている標本ですが、どの部分の棘が伸びるかは良くわかります。

写真5: Ptychagnostus punctosus
Marjum Formation
全長 6.0mm
棘は無く、表面が少しブツブツした感じになっている種類です。頭部•尾部中央の突起も発達しています。

新分類では三葉虫では無くなったAgnostina(アグノスタス亜目)。目は無く、どちらが頭かはっきりしませんが、棘がある種類では棘は後方に伸びると考える等にて、前後を判定しています。シンプルな形をしていますが、細かく見てゆくと様々なバリエーションがあり、面白いです。多産するため、地質年代の示準化石となるものもあります。

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