Peronopsis 3種

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いずれもHouse Range, Utah, USA
Middle Cambrian
頭部が上、尾部が下です。

写真1: Peronopsis (Itagnostus) interstricta
Wheeler Formation, 全長 8.7mm
多産しますが、黒い個体が多く、赤は少ないです。尾部の縁ですが、下記の種類で棘のある部分の幅が少し広くなっています。

写真2: Peronopsis fallax
Wheeler Formation, 全長 5.6mm
P. acadicaと呼んでも良い様です。少しずれのある標本です。わかりにくいですが、尾板の後外側に小さな棘があります。尾部の軸部の幅が広い様に思います。

写真3: Peronopsis segmenta
Marjum Formation, 全長 4.0mm
頭部の軸部の幅が狭いのが特徴でしょうか。尾板の後外側に小さな棘があります。

新分類では三葉虫では無くなったAgnostina(アグノスタス亜目)。目は無く、どちらが頭かはっきりしませんが、棘がある種類では棘は後方に伸びると考える等にて、前後を判定しています。シンプルな形をしていますが、細かく見てゆくと様々なバリエーションがあり、面白いです。多産するため、地質年代の示準化石となるものもあります。

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