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McDonell Duglas DC-10-30 2Plane Set
米国マクダネルダグラス社製 初飛行1970年、運用開始1971年、生産終了1988年、生産機数446機 現在貨物機を除き旅客機としての運航機なし。 名称のDC-10は元々旧ダグラス社の超大型機の開発名称でしたが、先駆者B747ジャンボ機の高需要もあり米国内線アメリカン航空から要望のあった中長距離ワイドボディ機の開発に引き継がれました。 その結果1967年には既にマグダネル社と合併していましたが、MDでは無くDC名称のまま生産されました。 後に後継機はMD-11、DC-10の改装機はMD-10として生産されています。 垂直尾翼に第2エンジンを取り付けるという特異なデザインの3発機ですが、開発を早めるため装置等に目新しい機能は余り多くありませんでした。 写真モデルの-30型は当時B747ジャンボ機ほど座席数を必要としない国際線を有する航空会社がヨーロッパに多く有った事から航続距離を伸ばした長距離型で、離着陸重量が増えたため胴体部にも主脚が追加されています。 日本では日本航空等が後続モデルの-40型や短距離型を購入運航していました。 1枚目写真のアフリカ・ワン航空はかつてアフリカのウガンダで運航していた小さな航空会社です。 2枚目写真のスパンタックス航空はアフリカ沖のカナリア諸島に設置されたスペインのチャーター便会社で事故が多く1988年に倒産しています。 ※8枚目写真はB747-200との大きさ比較です。
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Boeing 377 Stratocruiser (C-97)
米国ボーイング社製 1944年原型のC-97輸送機(ストラトフレイター)初飛行 1947年377旅客機(ストラトクルーザー)初飛行 第二次世界大戦のB-29スーパーフォートレス爆撃機を原型としてC-97輸送機を開発。 さらにその胴体を拡大、高出力エンジンに換装したボーイング377旅客機は「最後の大型プロペラ機」として太平洋横断等の長距離国際線で活躍しました。 国際線ではキャビンは2階建て構造となり、ベッドやラウンジバー等を装備していた事から「空飛ぶホテル」とも呼ばれました。 そのため機体価格や運航コストが高く、購入会社や運用空港が限られ、時代もジェット機に移行していた事から発注は50機程度に留まりました。 1960年代初めにはそのほとんどが退役し、現在旅客機の形で保存されている機体はありません。 ただ、その後アポロ計画に伴いロケット部品の輸送目的で機首や胴体を大きく改造した下記の3機の輸送機はそのユニークで特殊な形状から長く運用愛用されました。 エアロスペースライン社 ・プレグナントグッピー ・スーパーグッピー ・ミニグッピー ※5枚目写真は同スケールのB747-200(ジャンボ初期型)との大きさ比較。
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Lockheed L-1049G Super Constellation TWA
米国ロッキード社製 1943年初期のL-49が初飛行 1945年からL-049として就航開始 与圧キャビン採用の長距離大型4発レシプロエンジン機 写真のモデルは後に胴体延長、出力増エンジン換装、航続距離を伸ばしたL-1049G スーパー・コンステレーション(愛称コニー)。 1950年代に大西洋横断や北米大陸横断の長距離路線で活躍しましたが、やがて旅客機はターボプロップ機やジェット機に移行し、1958年には生産が終了し1960年代後半まで運航しました。 その後貨物機や軍の哨戒機(EC-121)等に改装され1970年代まで運用されました。 胴体中央付近で背が盛り上がるクジラのような曲線や3枚構成の垂直尾翼、翼端の燃料タンク(チップタンク)、高い脚柱等の独特な美しいデザインで非常に人気が有り、愛好家により現在でも数機が動態保存されています。 日本航空は当時ライバル機のDC-6やDC-7を採用しており日本で運航された機体はありませんが、エールフランス航空のパリ-東京間運航により乗り入れしていました。 ※5枚目写真は同スケールのB747-200(ジャンボ初期型)との大きさ比較。
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