Sud Est SE-210 Caravelle Alitalia

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仏国シュド・エスト社製
通称シュド・カラベル
初飛行は1955年、運用開始は1958年。
1972年の生産中止まで約280機製作され、各国で長く運用された短中距離用の双発ジェットエンジン機。
航続距離は1500〜2500km、乗客数は60〜80人程度。

ロールス・ロイス社のターボジェットエンジンを胴体後部に挟むように配置し、水平尾翼の位置を高くした独特な設計で後の旅客機のスタイルに大きな影響を与えました。
当時このようなハイマウント・リアエンジンの機体は一般的な主翼吊り下げポッド式の配置に比べ、主翼の揚力を上げ離着陸性能を向上させたり、片エンジン故障時の姿勢変化を少なくさせる等の利点が有りました。
日本の航空会社での採用は有りませんでしたが、近隣国からの日本乗り入れによく使用されていました。

Alitalia アリタリア航空
イタリアの航空会社としてそのロゴマークも含めて有名ですが、2000年以降経営危機を繰り返し2021年に国有化、新会社ITAに移行して終業。

※5枚目写真は同スケールのB747-200(ジャンボ初期型)との大きさ比較。

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