Boeing 377 Stratocruiser (C-97)

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米国ボーイング社製
1944年原型のC-97輸送機(ストラトフレイター)初飛行
1947年377旅客機(ストラトクルーザー)初飛行

第二次世界大戦のB-29スーパーフォートレス爆撃機を原型としてC-97輸送機を開発。
さらにその胴体を拡大、高出力エンジンに換装したボーイング377旅客機は「最後の大型プロペラ機」として太平洋横断等の長距離国際線で活躍しました。

国際線ではキャビンは2階建て構造となり、ベッドやラウンジバー等を装備していた事から「空飛ぶホテル」とも呼ばれました。
そのため機体価格や運航コストが高く、購入会社や運用空港が限られ、時代もジェット機に移行していた事から発注は50機程度に留まりました。
1960年代初めにはそのほとんどが退役し、現在旅客機の形で保存されている機体はありません。
ただ、その後アポロ計画に伴いロケット部品の輸送目的で機首や胴体を大きく改造した下記の3機の輸送機はそのユニークで特殊な形状から長く運用愛用されました。

エアロスペースライン社
・プレグナントグッピー
・スーパーグッピー
・ミニグッピー

※5枚目写真は同スケールのB747-200(ジャンボ初期型)との大きさ比較。

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