1/43 Peugeot 905 Gr.C

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1986年から1990年まで開催されていた【世界スポーツプロトタイプカー選手権・World Sports Prototype Championship・WSPC】にとって替わり、1991年度よりスタートしたのが【スポーツカー世界選手権・Sportscar World Championship・SWC】でした。
そこに参戦するための主力マシンのエンジンは、それまでの“排気量・形式は問わない”というモノだったのに対し、当時のF1用と同じ3.5ℓNAに統一するというレギュレーションへ変更、これは参戦の容易さとコストダウンを狙ってFIAによって導入されたモノだったのですが、結果は裏目に出て、SWCはたった2年で終了してしまいます。
その新たなカテゴリーへいち早く参戦を表明したのが、85・86年WRCを205T16で連覇(86年はちょっと怪しいですよね・笑)翌87~90年は同じく205T16とカウル変更型の405T16で3連覇して勢いに乗る、Jean Todt監督が率いる“Peugeot Talbot Sport”さんですね♪
初のサーキットイベント用マシンとして用意されたのが、“205T16”と同じくAndré de Cortanze氏がをデザインした“905”でした。
1990年の発表会に登場したプレゼンモデルは“205T16”と共通のカラーリングのせいもありますが、どう見ても“プジョー”という美しいものでした。
ボディワークをあの“Dassault”が担当、乗降ドアではなく“窓”から行ったり、バックミラーもビルトイン設置する等新たなアプローチも見られます。
90年のメキシコでテスト参戦を実施、翌91年より本格参戦を開始します。実線モデルでは軽量化の為“ヘッドライト”だったところがカラーリング表現へ変更、“本物のライト”はフロントインテーク内へこっそり設置、フロントタイヤ上面のエア抜き等の変更はあったものの、基本的なラインはプレゼンモデルのラインを踏襲していました。
しかしこのあとライバル達との戦いの中で“切磋琢磨”され外形はどんどん変化、最終形のevo2ではコクピット周り以外、全く別な車へと進化していきました。

展示モデルは1991年のル・マン24hへ参戦した最初の“905”で、P・Alliot選手/J-P・Jabouille選手/M・Baldi選手組で出場したものの、22周でエンジントラブルでリタイアしたマシン。
モデル仕様は“昼間仕様”何ですが、車検場に現れた“夜間仕様”にはプレゼンモデルと同じヘッドライトが着いていました(こっちも立体化して欲しかったなぁ♪)

【模型資料】
・模型メーカー:Spark
・製造国   :中華人民共和国
・製品番号  :S4740
・製品タイトル:Peugeot 905 Le Mans 1991
・発売時期  :2018年8月

【実車資料】
・実車メーカー:Peugeot
・形式    :905
・シャーシ#  :#EV14
・エンジン  :Peugeot_SA35_3,499cc_NA_V10
・ディレクター:Jean Todt
・デザインー :André de Cortanze
・完成年   :1990年
・カテゴリー :Gr.C
・投入レース :SWC

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