-
1977 Czechoslovakia 飛行の切手 04
空を飛びたい!という初期の試みを語るなら、オットー・リリエンタールなしでは進めません。自分でグライダーに乗っていろいろなタイプの飛行実験を繰り返し、最後は墜落して亡くなったのでした。 https://tinyurl.com/mtn5sbt6 もちろん切手も出ていて、これはチェコの初期飛行シリーズから。1890と記されていますが、最初の飛行実験は1891年で、切手に描かれた複葉機の開発は1895年だったようです。(画像2枚目はこの↓英語記事から) https://en.wikipedia.org/wiki/Lilienthal_Large_Biplane 年代の正確さはともかく、カリっとした凹版で美しく描かれた「飛行の試み」にはワクワクさせられます。ただの模様かと思った下方の線描は、実験した丘のようだと当時の記録から推測。 そして上記↑ウィキ記事を読んで分かったのは、ロンドンの科学博物館の展示を見たグライダー模型が、1894年に製造販売された単葉機9台のうちの一つだったことです! +++ 発行国:チェコスロバキア 発行時期:15 September 1977 切手タイトル:AIR Praga 1978 International Stamp Exhibition / Early Aviation 図案:2k / Lilienthal biplane glider 1896 (Stanley Gibbonsカタログ記載) +++ #切手 #飛行の切手 #チェコスロバキアの切手 #チェコスロバキア #航空 #飛行機 #初期飛行機 #リリエンタール #stamp #aviationonstamp #postagestampczechoslovakia #czechoslovakia #aviation #earlyaviation #lilienthal
切手 ヨーロッパ切手 凹版印刷tomonakaazu
-
1977 Czechoslovakia 飛行の切手 02
この切手にも初期の飛行の試みが、ふわふわと空を飛んでいます。真ん中の黄色い飛行機は、フランスの発明家クレマン・アデールの飛行試作一号機で、1890年に「約20cmの高度で約50メートルの距離を飛んだ」とあります。(ウィキ日本語) https://tinyurl.com/3nnz6pzp その下に描かれているのはオーストリアの一部だった頃のチェコ生まれ、飛行実験をして固定翼機の開発に関わり、のちに操縦士としても活躍したイゴー・エトリッチの1909年の飛行機で、どうやらこれは飛んだらしい。翌年に、観衆の見守る中デモンストレーションをしたようです。 https://www.ictrutnov.cz/en/igo-etrich 右上に小さく描かれた箱型凧のような飛行機は、イギリスのダンが設計した「D.8」で、これは日本語でしっかり説明があります。本人の記事も日本語で。こういうリサーチをして、ウィキペディアに載せている人、すごいなー♡ありがとう。 https://tinyurl.com/3uyk3c75 https://tinyurl.com/4apcj3y9 +++ 発行国:チェコスロバキア 発行時期:15 September 1977 切手タイトル:AIR Praga 1978 International Stamp Exhibition / Early Aviation 図案:1k / Clement Ader's monoplane "Eole" (1890), Etrich Holubice (1909) and Dunne's D-8 (1914) +++ #切手 #飛行の切手 #チェコスロバキアの切手 #チェコスロバキア #航空 #飛行機 #初期飛行機 #アデール #stamp #aviationonstamp #postagestampczechoslovakia #czechoslovakia #aviation #earlyaviation #ader
切手 凹版印刷 26 x 33 mm 1970年代tomonakaazu
-
1979 Guinea 飛行機の切手 01
DIY紙模型シリーズ Shell Berre の最後の一枚「A1: Steam Air-cargo 1843」を作って台紙の解説を読んでやっと、この切手に載っている初期の飛行機なのだと分かりました。 https://muuseo.com/tomonakaazu/items/490 紙模型と比べると、詳細が違っていて面白いです。翼の下、胴体から左右に突き出ている水色で半円の扇のようなものは何?とか。上記のアップに足した白黒の版画や新聞記事などを元に、デザイナーが楽しく彩色したのでしょう。 蒸気で動く動力を搭載し、翼幅が45メートルの想定で結局は作られなかったこの「飛行貨車」は、イギリスの金属の街シェフィールドに生まれ、繊維加工機の部品を製造しいていた技師ジョン・ストリングフェローが作ったもので、この失敗ののち1848年に改良型の模型が少し浮き、さらに20年後の1868年には三葉の模型飛行機を飛ばせて賞金を得たと日本語ウィキにあります。 https://tinyurl.com/bdf9sy56 「諦めない」のは、何かを成し遂げる人の資質の一つですね。。 発行国:ギニア 発行時期:1979 切手タイトル:History of aviation 図案:Aerial Steam Carriage 1842 追記: 「水色で半円の扇のようなもの」は、翼の後ろで回転するプロペラでした。サイエンス・ミュージアムで模型を見てやっと理解しました。 https://muuseo.com/tomonakaazu/diaries/14 #切手 #飛行の切手 #ギニアの切手 #ギニア #航空 #飛行機 #初期飛行機 #stamp #aviationonstamp #postagestampguinea #guinea #aviation #earlyaviation
切手 アフリカ切手 55 x 28 mmtomonakaazu
-
1975 Czechoslovakia タツノオトシゴの切手
ドラゴン切手ルームに足しているタツノオトシゴ切手も、これで10点目ですが、とっととアップしないと辰年もすでに4分の1が過ぎました。。 チェコスロバキアの「水族館の魚」シリーズの一枚目に、赤いタツノオトシゴが。水族館でも飼えるのですねー。こんなに赤いのがいるの?と思ってググると、たくさん出てきました!(ぬいぐるみとか、キーホルダーなんかも)。 このシリーズは、世界の切手がユルくなっていく(と勝手にわたしが思っている)1970年代の後半に、キラ星のごとく美しく楽しい凹版切手を発行し続けたチェコスロバキアらしい、可憐な色合いと構成の凝った切手たち。凹版彫刻師たちが、楽しそうに仕事をしています。 登場する魚たちの名前は、カタログ記載のものを下の「図案」に載せました。魚の他にも、海藻や巻き貝、珊瑚にイソギンチャクの断面図(!)など、楽しめるディテールがたくさんです♡ 発行国:チェコスロバキア 発行時期:27 June 1975 切手タイトル:Aquarium Fish 図案:60h / Siamese Tigerfish & Lined Seahorse 1k. / Freshwater angelfish & Siamese Fighting fish 1k.20 / Veil-tailed goldfish 1k.60 / Clown anemonefish & butterflyfish 2k. / Yellow-banded angelfish, palette surgeonfish & semicircle angelfish 制作者:design: J. Liesler / engrave: L. Jirka, J. Jerečík, J. Schmidt & M. Ondráček #切手 #ドラゴンの切手 #ドラゴン #チェコスロバキアの切手 #チェコスロバキア #タツノオトシゴ #水族館 #stamp #dragononstamp #postagestampczechoslovakia #czechoslovakia #seahorse #aquarium #seaanimal
切手 ヨーロッパ切手 凹版印刷tomonakaazu
-
1972 Monaco 地球儀/タツノオトシゴのいる切手
なな、なんだ、この魚の腹がふくれたような地球儀は?というのが最初に見た印象/ギモンでした。 モナコで開催された動物学の国際会議を祝った切手3枚は、中心の図柄はDNAの二重螺旋のようです。よく見ると、一枚目にはヒラヒラなたてがみのタツノオトシゴさんも列席しています。 3枚目にはギリシャ神話の神々も描かれていますが、その足元にいる亀の険悪な顔つきや眉間にシワの雄牛、、、環境に配慮しない人間を怒っているかのようです。 発行国:モナコ 発行時期:25 September 1972 切手タイトル:17th International Congress of Zoology, Monaco 図案:Globe, fish, DNA and animals 印刷:Intaglio 制作者:design & engrave: Decaris #切手 #ドラゴンの切手 #ドラゴン #モナコの切手 #モナコ #タツノオトシゴ #地球儀 #頭足類 #イカ #遺伝子二重螺旋 #stamp #dragononstamp #postagestampmonaco #globe #monaco #seahorse #seadragon #DNA #cephalopod #squid
切手 ヨーロッパ切手 凹版印刷tomonakaazu
-
1979 Greece 魚骨の切手
ギリシャは今では海岸線の長い島の多い国ですが、この化石の元になった魚が泳いでいた頃は、どんな地形だったのでしょう、、?この切手は「新第三紀」(2,303万年前から258万年前までの時代)の地中海地方を研究する会合を記念しています。 砂岩っぽい色合いと質感がよく再現されている切手ですが、目の飛び出た魚の顔が、ちょっとマンガっぽいような。 カタログには Moonfish の化石とあって、ムーンフィッシュと呼ばれる魚はたくさんいました。一番、この骨格に近いかなーと思えるのは、日本でギンカガミと呼ばれている魚ですが、なにしろ258万年前に泳いでいた魚なので、、。 発行国:ギリシャ 発行時期:12 May 1979 切手タイトル:7th International Congress of Mediterranean Neogene 図案:Fossil Moonfish 制作者:design: P. Gravalos & V. Constantinea #切手 #ガイコツの切手 #ギリシャの切手 #ギリシャ #ガイコツ #化石 #鉱物 #stamp #skeletononstamp #postagestampgreece #greece #skeleton #fossil #mineral
切手 化石・貝 ヨーロッパ切手tomonakaazu
-
1978 Japan ガイコツの切手
ホネ。 この場合は骨盤と大腿骨の関節が、人工関節の治療を受けた図です。平均寿命が延びた今、この関節も昔よりずっと長く使われることになって、痛むと辛いのですね。わたしの知り合いでも「new hip」にした!という人工関節の持ち主が意外とたくさんいます。 Labノートに書いた、龍の頭か?と思って拾った骨が実は海鳥の骨盤だった、というその骨盤の、この切手はヒト版ですね。 https://muuseo.com/tomonakaazu/diaries/11?order=desc 発行国:日本 発行時期:16 October 1978 切手タイトル:第14回国際整形災害外科会議記念 図案:人工関節と整形外科のシンボルマーク 印刷:グラビア印刷 #切手 #ガイコツの切手 #日本の切手 #日本 #ガイコツ #整形外科 #関節 #stamp #skeletononstamp #postagestampjapan #japan #skeleton #orthopedics #joint
切手 日本切手 グラビア印刷tomonakaazu
-
1971 Japan 龍の切手
雲と波と、遠景の山にプラスして雷まで轟いている暗雲な空に舞う竜。これは、日本政府の印刷事業100周年を祝う2枚組切手うちの龍です。角、鋭い眼、とがった牙に長い顔。あまり風に影響されていない感じのヒゲ。よく見ると、もう一匹、小さい竜がくわっと口を開いて近くにいます。 2枚組の虎は、mekyabetsu館長のコレクションでどうぞ。 https://muuseo.com/y040843622/items/72?theme_id=45161 この繊細な表現を可能にした階調凹版という印刷技術の詳細にも、このセットが出てきました。お札と切手の博物館のHPから。 https://www.npb.go.jp/ja/museum/tenji/kako/r03_huyu_webtenji/kaichou-ouhan.html 発行国:日本 発行時期:1 November 1971 切手タイトル:政府印刷事業100年記念 図案:『竜虎図』橋本雅邦画 印刷:階調凹版 #切手 #ドラゴンの切手 #ドラゴン #日本の切手 #日本 #竜 #龍 #stamp #dragononstamp #dragon #postagestampjapan #japan #dragon
切手 日本切手 階調凹版tomonakaazu
-
1975 Taiwan 龍の切手
mekyabetsu館長の「9F 幻獣の切手」でも紹介されている、辰年を祝う切手です。 https://muuseo.com/y040843622/items/73?theme_id=45161 ↑の解説にもあるように、台湾の切手なのに北京にある壁の龍がモチーフになっているとは、どんな理由があっての決定なのでしょうね? ひらひらと風に舞っているような、龍の髭が印象的なデザインです。 発行国:台湾 発行時期:1 December 1975 切手タイトル:New Year's Greeting 図案:龍/dragon pictured on the Nine-Dragon Wall at Peihai, Peiping 印刷:Deep etch offset 制作者:design: Wang Li-dian #切手 #ドラゴンの切手 #ドラゴン #台湾 の切手 #台湾 #stamp #dragononstamp #postagestamptaiwan #taiwan
切手 アジア切手 オフセット印刷tomonakaazu
-
1972 Norway ドラゴンの切手
ドラゴンの頭と思われるこの彫刻は、ノルウェーで発見されたバイキングの船にあった飾りのようです。9世紀に埋葬されたオーセベリ船と呼ばれるこの船は、今ではオスロの博物館にあるとのこと。ウィキ記事が日本語でありました。 http://tinyurl.com/3ytmm524 精緻な凹版で復元された側面のロープ模様から、元の彫刻は金属製かも?と推測します。もしどなたか、オスロの博物館で見たよ!という方がいたら、素材を教えてください。。たぶんツノとかキバ、舌なんかの「ドラゴン・アイテム」が元はあったのが、失われているのだと思います。 発行国:ノルウェー 発行時期:7 June 1972 切手タイトル:1100th Anniversary of Norway's Unification 図案:80ö: Figurehead of Oseberg Viking shop 制作者:design: H. Welde, engrave: A. Lökke-Sörensen #切手 #ドラゴンの切手 #ドラゴン #ノルウェーの切手 #ノルウェー #バイキング船 #バイキング #stamp #dragon #dragononstamp #postagestampnorway #norway #vikingship #viking
切手 ヨーロッパ切手 凹版印刷tomonakaazu
-
1973 Switzerland ドラゴンの切手
退治されていないドラゴンが、聖堂の装飾として登場です。ガーゴイルという、屋根に降る雨を集めて流す「樋」のような役割をする装飾で、なぜかたくさんの怪獣が地上を見下ろしているのでした。 美しく装飾され、冠までいただいたドラゴンが、デリケートな舌をだしている。凹版切手の醍醐味♡と言いたい、美しい一枚です。 2枚目も聖堂の装飾が切手になったものです。石から彫られたバラのようであり幾何図形っぽい窓。かつては、この花びらのような開口部にガラスをはめこみ、外光はそこから入るのみだったのですね。 発行国:スイス 発行時期:15 February 1973 切手タイトル:? 図案:1.80F: Gargoyle, Bern Cathedral 1.00F: Rose window, Lausanne Cathedral 制作者:design: H. Hartmann, engrave: A. Yarsin #切手 #ドラゴンの切手 #ドラゴン #スイスの切手 #スイス #教会装飾 #stamp #dragon #dragononstamp #postagestampswitzerland #switzerland #churchdecoration
切手 ヨーロッパ切手 凹版印刷tomonakaazu
-
1973 Switzerland ドラゴンのいる切手
スイスの教会の柱頭を飾っている彫刻が切手になり、それが聖ジョージとドラゴンの図でしした。すでに神聖化している聖ジョージには羽がついています。 シンプルな凹版印刷ですが、聖人やドラゴンの表情など、ローマ時代の建築彫刻を美しく伝えた切手です。 2枚目も建築に施された彫刻の例で、これはスイスもかなり北のStein am Rheinにある修道院からの図柄でした。 発行国:スイス 発行時期:15 February 1973 切手タイトル:? 図案:1.70F: St. George & Dragon on a Roman Capital, Jean-Baptiste Church, Grandson 1.50F: Medallion, St. Georgen Monastery, Stein am Rhein 制作者:design: H. Hartmann, engrave: A. Yarsin #切手 #ドラゴンの切手 #ドラゴン #スイスの切手 #スイス #聖ジョージ #stamp #dragon #dragononstamp #postagestampswitzerland #switzerland #staintgeorge
切手 ヨーロッパ切手 凹版印刷tomonakaazu
-
1976 Italy ドラゴンの切手
聖ジョージがドラゴンを退治する絵を描いた画家の没後450年を記念した2枚続きの切手です。ヴィットーレ・カルパッチョはヴェネツィア派の画家だったようです。 それにしても、いろいろな姿のドラゴンが想像されたものですね、、。このヒトは、海の獣というよりも毛のある陸の動物に、くるくるした長い尾とギザギザの翼を足した、という感じ。凹版で丁寧に彫刻された聖ジョージとドラゴンですが、足元や背景は省略されています。地面に転がる丸いものはガイコツでは??と思って原画を探したら、ウィキぺディアにありました。そして、やはりガイコツでした!(ドラゴン後ろ足の背後にもっと、、、) https://en.wikipedia.org/wiki/St._George_and_the_Dragon_%28Carpaccio%29 発行国:イタリア 発行時期:30 July 1976 切手タイトル:450th Death Anniversary of Vittore Carpaccio (painter) 図案:Dragon & St. George 制作者:design & engrave: R. di Giuseppe #切手 #ドラゴンの切手 #ドラゴン #イタリアの切手 #イタリア #聖ジョージ #stamp #dragon #dragononstamp #postagestampitaly #italy #staintgeorge
切手 ヨーロッパ切手 凹版印刷tomonakaazu
-
1971 GB ドラゴンのいる切手
1967年にアーノルド・マーチン氏が彫刻した女王の横顔のレリーフが普通切手に使われるようになり、4年後の1971年にウェールズ発行の切手にドラゴンが登場しました。この小さなドラゴンは、爪が足されたり舌と尻尾が矢印になったりした改正後のヒトです。 ヨーロッパでは多くの文化で邪悪とみなされているドラゴンが、ウェールズでは誇りを持って良いものだと思われているのは興味深いです。 発行国:イギリス 発行時期:18 January 1978 切手タイトル:Regional Definitive 図案:Welsh Dragon 制作者:design: J. Mathews after plaster cast by Arnold Machin #切手 #ドラゴンの切手 #ドラゴン #イギリスの切手 #イギリス #ウェールズ #ウェールズの切手 #stamp #dragononstamp #postagestampgb #greatbritain #wales #stamponwales
切手 ヨーロッパ切手 1970年代tomonakaazu
-
1975 Japan 辰年の切手
1975年に発売された、1976年の辰年のための年賀切手です。この年も工芸品で、この玩具は福島県の三春町で作られた張り子の郷土玩具「たつぐるま」。 車輪や龍のボディーに描かれたうずまき模様や、怖そうでもちょっと優しそうな表情など、工芸家の手が神獣を創り出している感じが切手からも伝わります。 発行国:日本 発行時期:December 1975 切手タイトル:年賀/龍の玩具 図案:たつぐるま(福島) #切手 #ドラゴンの切手 #ドラゴン #日本の切手 #日本 #民芸品 #玩具 #stamp #dragononstamp #dragon #postagestampjapan #japan #folkcraft #toy
切手 日本切手 グラビア印刷tomonakaazu