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1987 Cambodia 飛行機の切手 05
「航空試験装置」という謙虚な名前のこの飛行機は、アメリカ生まれでイギリスに帰化し、のちに爵位を受けたハイラム・マキシムの創作で、彼が考案したねずみ取り機やヘアー・アイロン、機関銃や魚雷といった多様な発明のひとつだったようです。(ウィキ日本語) https://tinyurl.com/zpetn55f 切手の図柄ではどちらが前?と思う謎な物体ですが、煙突から流れる煙で前後が分かります。「効率の高い180馬力の蒸気エンジンが使われた」と説明のあるこのリンク↓に当時の写真がありました。 http://aviation-history.com/early/maxim.htm 発行国:カンボジア 発行時期:7 August 1987 切手タイトル:Experimental Aircraft Designs 図案:2r / Sir Hiram Maxim's "Flying Test Rig" 1894 追記: 人も一緒に写っている記録の版画を発見。なんと、巨大です!でもって、この図だと蒸気エンジンは後部にあるようなのですが、、。 https://www.onverticality.com/blog/hiram-maxim-flying-machine ++ #切手 #飛行の切手 #カンボジアの切手 #カンボジア #航空 #飛行機 #初期飛行機 #ハイラムマキシム #stamp #aviationonstamp #postagestampcambodia #cambodia #aviation #earlyaviation #maxim
切手 アジア切手 リトグラフtomonakaazu
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1987 Cambodia 飛行機の切手 04
カンボジアで発行された「実験的な(飛ばなかった)飛行機」シリーズの中でも奇怪なこれは、またイギリス人の創作です。鳥のような胴体と水平突き出た4つのプロペラ。鳥の背には、蒸気エンジンの煙突から煙が。 「Sir」の付く工学者、ジョージ・ケイリーは「航空学の父」と呼ばれています。鳥の飛行を研究し、グライダー模型や有人のグライダーを作って使用人や執事に操縦させ、「固定翼機のほかに回転翼機も着想し、模型を製作」とウィキ記事(日本語)↓にあります。 https://tinyurl.com/yc39n5wx この切手の図柄はその回転翼機、またはコンバーチプレーン(転換式航空機)を試した例のようですね。 https://tinyurl.com/59bh544r この機械が飛んだかどうかよりも、翼の揚力を計測する装置を作ったことが、後に続くパイオニアたちへの偉大な貢献だったのですね。 発行国:カンボジア 発行時期:7 August 1987 切手タイトル:Experimental Aircraft Designs 図案:1.50r / Sir George Cayley's "convertiplane" 1843 #切手 #飛行の切手 #カンボジアの切手 #カンボジア #航空 #飛行機 #初期飛行機 #コンバーチプレーン #stamp #aviationonstamp #postagestampcambodia #cambodia #aviation #earlyaviation #convertiplane
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1987 Cambodia 飛行機の切手 03
カンボジアの「実験的な飛行機」シリーズ3枚目は、世界一古いと言われる、レオナルド・ダヴィンチの飛行機械スケッチです。 「オーニソプター」と呼ばれる、鳥や昆虫のはばたきを再現しようとした試みには、たくさんの記録が残っているようです。(日本語ウィキ) https://tinyurl.com/msjp89sp ルネッサンスの巨人ダヴィンチのスケッチも、残ったものがあるようですが、どこかで閲覧できて、19世紀の技術者たちも参考にしたのでしょうか? https://www.leonardodavinci.net/flyingmachine.jsp 発行国:カンボジア 発行時期:7 August 1987 切手タイトル:Experimental Aircraft Designs 図案:1r / Leonardo da Vinci's "ornithopter" design 1490 #切手 #飛行の切手 #カンボジアの切手 #カンボジア #航空 #飛行機 #初期飛行機 #ダビンチ #オーニソプター #stamp #aviationonstamp #postagestampcambodia #cambodia #aviation #earlyaviation #leonardodavinci #ornithopter
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1987 Cambodia 飛行機の切手 02
カンボジアからの「実験的な飛行機」シリーズには、世界の各地で試された「飛行機以前」たちが紹介されます。これは、1875年にイギリスで発案された蒸気航空機「Aerial Steamer」です。巨大な円形の中のプロペラが特徴的。 発案者のトーマス・モイは、王立航空協会の1866年創設時からの会員だったようで、フランスで発展した気球に惹かれ、鳥の飛行を研究して発表し、当時最新だった蒸気エンジンを搭載した「Aerial Steamer」を作りました。 1875年に南ロンドンで完成した実物で実験し、15センチくらい浮いたものの「浮力を得るほどの速度に達せず」失敗。それでも、動力飛行を夢みる同士にヒントと希望を与えたとウィキ記事にあります。当時の記録写真が、この図案の元ネタですね。 https://en.wikipedia.org/wiki/Thomas_Moy モイ氏はその後も「オーニソプター」と呼ばれる鳥の翼を模したタイプや凧型など多様な飛行の実験を続けたようです。 発行国:カンボジア 発行時期:7 August 1987 切手タイトル:Experimental Aircraft Designs 図案:0.80r / Thomas Moy's model "Aerial Steamer" 1875 #切手 #飛行の切手 #カンボジアの切手 #カンボジア #航空 #飛行機 #初期飛行機 #stamp #aviationonstamp #postagestampcambodia #cambodia #aviation #earlyaviation #moy #aerialstreamer
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1987 Cambodia 飛行機の切手 01
DIY紙模型シリーズ Shell Berre に掲載した「A1: Steam Air-cargo 1843」を設計したイギリス人ジョン・ストリングフェローが、飛ばなかった1843年の試作の5年後に、再度試して「少し浮いた」と記録された飛行機模型が、この切手の図案です。 「このときは、天井に張られたワイヤのランナーに懸垂されて滑走し、その端から飛行」と日本語ウィキ記事にある、その場面が描かれていました。 https://tinyurl.com/bdf9sy56 飛ばなかった機械の図と比べると、翼の形やプロペラらしい回転体の位置、本体の大きさなど多数の変更が分かります。 https://muuseo.com/tomonakaazu/items/491?tweet_now=on こうやって改良を続け、試し続けるのがどれくらい大変だったか、飛行を夢見て破産したたくさんの例を歴史に読んで、その苦労を偲ぶのも、郵趣から広がる楽しみの一つなのでした。 発行国:カンボジア 発行時期:7 August 1987 切手タイトル:Experimental Aircraft Designs 図案:0.50r / John Stringfellow's steam-powered model 1848 #切手 #飛行の切手 #カンボジアの切手 #カンボジア #航空 #飛行機 #初期飛行機 #stamp #aviationonstamp #postagestampcambodia #cambodia #aviation #earlyaviation #stringfellow
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