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SB 紙模型 17: Marcus 1873
「往年の名車たち」Shell Berre シリーズから no.17 / Marcus 1873 シリーズ中で一番古い自動車は、意外にも蒸気機関で動くのではなく、オーストリア製のガソリン車でした。発明者がドイツ生まれのユダヤ人だったためナチスが第二次世界大戦中に記録を破壊し、最初のガソリン車が製造された年は今も確定されていないようです。どんな資料を元にこの模型がデザインされたのか、ネットのサーチでは出てきませんでしたが、作って楽しい車でした。 写真のモデルは、泥除けや後部座席がなくなった古いもの(画像7)を最初に見つけ、その後に原本のシートを手に入れて組み立たものです。古いモデルを最初に見つけた時のことは、ログ日記にしました。 https://muuseo.com/tomonakaazu/diaries/7 + 車の解説と、データシートです。 『マルクス 1873年/S. Marcus によってオーストリアで製造されたこのモデルの説明書には、次のような詳細がある。 "爆発を減衰させる機構を備えたオイルエンジンで動く、道路を走る乗り物”。 その正確な建造日は、長い間激しい論争の的となっているが、ジークフリート・マルクスの才能と天才性に疑問の余地はない。この発明者は、自動車に関する特許を38件出願しており、特記すべきは低電圧磁気点火(マグネトー)の発案者でもある。』 <データシート> 4ストロークバランサー ガソリンエンジン マグネトー・イグニッション + ジークフリート・マルクス(日本語のウィキ記事) https://tinyurl.com/5hxf84ey ユダヤ人の歴史を綴るHPの自動車のページに出てくる記事では、戦後の1950年に車を復元し、製造75周年を祝った写真があります。 https://hebrewhistory.info/factpapers/fp032-2_marcus.htm アメリカの機械技師協会のHPでも、発明は1875年になっていますね。 https://www.asme.org/about-asme/engineering-history/landmarks/203-siegfried-marcus-car 模型に似た車の写真はなく、初期の車も複製しか見つかりません。図録としては切手になっている凹版画がエレガント。1971年の切手が、オーストリア自動車クラブの75周年を祝っています(画像8)。 https://stampaday.wordpress.com/2018/07/13/the-first-car/ #papercraft #ペーパークラフト #austriancar #オーストリア車 #paperminicar #紙のミニカー #marcus #マルクス #shellberre
オーストリア車・ミニカー ペーパークラフト Shell Berretomonakaazu
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SB 紙模型 11: Renault 1900
「往年の名車たち」Shell Berre シリーズから no.11 / Renault VOITURETTE 1900 粋な水色のボディと当時のルノーに特有な「台形の顔」の車。よく遊ばれ、座席の後ろにあったキャノピーは無くなっていますが、泥除けや車輪を補修して(画像5)、コロコロ走るまで復活しました♡ 当時の写真は少ないのですが、このURLに似た車の詳細な写真があります。 https://silodrome.com/renault-voiturette/ この車を紹介するサイト↑が化石燃料の復活を呼びかける「反・電動化」のHPなのは意外ですが、ヴィンテージ車嗜好は、今すすんでいる環境対策とは相対するのか? 画像7はルノー社の公式HPから、歴史を俯瞰する年代の下から二番めです。 https://www.renaultgroup.com/groupe/histoire/ かつてのルノーは「ルノーらしさ」があったのに、1990年代後半に個性が消え、近年のデザインのブサイクさには唖然とします。 + 台紙は持っていなく、ネットでデジタル復刻版を見つけました。そこに記載の車の解説と、データシートです。 『ルノー 1900/1900年!アカデミー・フランセーズは「自動車」を男性名詞だと定義したばかりだった。曰く「これからは "un automobile"と呼ぶ。」 幸いなことに、20世紀の到来は、より持続可能な発明で迎えられる - 実際、その年にルイ・ルノーが「ダイレクト・プラグ」を発明した。エンジンとドライブシャフトを直に接続できるこの独創的な装置は、この1900年の「小さな車」に初めて取り付けられた。現在では、ゴルフ場のカートの95%に「ダイレクト・ドライブ」が搭載されている。』 <データシート> 小型車 エンジン:ディオン ブートン製 パワー:3.5馬力 シリンダー:80 x 60 スピード:3 ダイレクトプラグ + #papercraft #ペーパークラフト #frenchcar #フランス車 #paperminicar #紙のミニカー #renault #ルノー #shellberre
フランス車・ミニカー ペーパークラフト Beaulieu Autojumbletomonakaazu
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SB 紙模型 10: Rover 1909
「往年の名車たち」Shell Berre シリーズから no.10 / Rover 1909 不思議に背の高いフロント・ウインドーは、なぜ?イギリス車は地味だなぁ、などと思いつつリペアしたら、意外と可愛い車でした。 このオークション写真で、模型では座席の後ろにたたまれているキャノピーを広げていて、背の高いウインドーの理由は解明されました。 https://www.bonhams.com/auctions/10629/lot/336/ + 台紙は持っていませんが、デジタル版を見つけました。車の解説と、データシートです。 『ローバー 1909年/イギリスには1896年まで「Locomotive Act」という名の規則があり、「すべての機械式車両の前に、赤い旗を振りながら先導する人」を義務付けた。これは警察によって守られ、英国における自動車の発展を妨げた。 常識によってこの厳しい規制が撤廃されてやっと、英国の自動車界は産業としての可能性に気づくことになる。自由に走る欲求は、1909年にイギリス人のR.L.ジェファーソンがコヴェントリーとコンスタンティノープル間の最初の自動車リンクの確立に成功した、この4/5馬力のローバー自動車のリリースによって具体化された。』 <データシート> パワー:4/5 馬力 シリンダー:1 空気チューブ入りタイヤ キャノピーの下の2つの座席 ↑に出てくる「Locomotive Act / 機関車法」って何?と調べたら、笑える(当時は笑えなかった)イギリスの悪法のひとつとして今でも語られていました。出てきた画像も面白かったので、Labノートで紹介します。 https://muuseo.com/tomonakaazu/diaries/12 + #papercraft #ペーパークラフト #britishcar #イギリス車 #paperminicar #紙のミニカー #rover #ローバー #shellberre
イギリス車・ミニカー ペーパークラフト Beaulieu Autojumbletomonakaazu
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SB 紙模型 9: Renault 1907 Limousine
「往年の名車たち」Shell Berre シリーズから no.9 / Renault Limousine 1907 専属の運転手がいた時代の、優雅なリムジンです。本当にこんなにカラフルだった?とギモンになり調べると、赤いボディーに黄色い線が使われた車も本当にあったようです。白黒写真(画像8)からは、想像するのが難しいですが。 模型を買った時には別の車のタイヤが付いていた(画像5)のを入れ替え、バンパーや泥除けを補強して、破れていた窓枠をリペア。快適にコロコロ走るようになりました♡ + 台紙は持っていませんが、ネットで見つけたデジタル版にある解説とデータシートです。 『ルノー1907年/このルノーのリムジンは、レース競技に対応した、当時としては信じがたい性能を持つ現代的な車である。そのレースとは、パリ-北京の、舗装されない道を行く16,000kmの旅。ルノーはこのイベントには参加しなかったが、取り外し可能なリム、つまり同じ側にバルブを備えた2気筒エンジンという劇的な技術革新により、当然の成功を収めた。』 <データシート> リムジン パワー:10-14 馬力 シリンダー:2 内径: 90 m/m ストローク:120m/m スピード:3 最高速度: 50 km/h + #papercraft #ペーパークラフト #frenchcar #フランス車 #paperminicar #紙のミニカー #renault #ルノー #shellberre
フランス車・ミニカー ペーパークラフト Beaulieu Autojumbletomonakaazu
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SB 紙模型 8: Cadillac 1906
「往年の名車たち」Shell Berre シリーズから no.8 / Cadillac 1906 昔に組み立てられたものですが、あまり破損がなく、リペアは埃を払ってヘッドランプに支えの厚紙を貼り付けただけです。 車体の後ろに載せられたトランクが可愛いです。1906年当時の写真を見ると、実際の車は模型よりも高さのある不思議なプロポーションです。車体の後ろのエレガントな丸みが、模型ではあまり再現されていないのが残念ですが、押し切りの厚紙一枚で作る紙模型のこれが限界かなぁ、と。 原本は持っていませんが、完成図と解説のみあり、訳すとこんな感じです。 『キャデラック 1906年/キャデラックの創業者であるヘンリー・M・リーランドは、オールズモビル社から連絡を受けた日に、工作機械会社のオーナーから自動車メーカーへと生まれ変わった。今日のキャデラックがパワーや品質、贅沢な快適性などを呼び起こすとすれば、この車は間違いなく、1906年の誕生以来称賛された資質をすでに備えていた。この年、3台のキャデラックがロンドンで、自動車技術の進歩を称える英国の最高峰の賞である「デュワー・トロフィー」を受賞した。 1906年のキャデラックは、8馬力の単気筒エンジンを搭載した内輪駆動のクーペであり、非常に高価であると考えられていたが、当時の社のスローガンである「品質第一、価格は二の次」の精神に沿っていた。』 <データシート> エンジン:1気筒 ボア:127 m m ストローク:127 m/m 電動スターター 席数:2 + 一年早い1905年製の Osceola Coupe と名付けられた、ほぼ同じ車の1/43模型を作っている人のレポートを見つけました。立体データで再現し、3Dプリンターやレーザーカットなどを使って車体の下も見せる模型を作っていて「プロジェクト」と呼ぶにふさわしい仕事量です。 https://www.maronline.org.uk/vdm-1905-cadillac-osceola-coupe/ 「デトロイトの歴史の会」というHPにこの Osceola Coupe のページがあって、室内に写っている折り畳めるハンドル(乗り込む時に邪魔になるから?)など、なかなか面白いです。 https://tinyurl.com/25uet8s3 + #papercraft #ペーパークラフト #americancar #アメリカ車 #paperminicar #紙のミニカー #cadillac #キャデラック #shellberre #modelmaking
アメリカ車・ミニカー ペーパークラフト Beaulieu Autojumbletomonakaazu
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SB 紙模型 7: Jeantaud 1898
「往年の名車たち」Shell Berre シリーズから no.7 / Jeantaud 1898 一部、パーツが欠けている原本が偶然手元に届き、オートジャンブルで買った模型のタイヤが間違っていたことが分かったモデル(画像2〜4枚目)。現在、入れ替え+リペア中です。 そして、原本右上の車名に(électrique)とあるのを発見したのです。なんと、19世紀の終わりに試された電気自動車でした。こんな、馬に引っ張られていそうな古風な姿の車が、電気で動いたとは、、。 + 原本にある解説をざっくり訳すと、こんな感じです。 『 VOITURETTE (small car) ジャントー 1898年/前世紀の終わりに、コーチビルダーのジャントーは、軽自動車の電気推進に託された希望を短命であるが現実のものにした。重い蓄電池によって生成されたこのエネルギー源は、一部の技術者によると、石油の必要性を失墜させるものだった。その幻想はすぐに払拭され、1898年に発表されたジャントー製の「小さい車」が、電気モーターを使用する最後の本格的な試みとなった。翌年にはパワーが不十分であるとして放棄されたので。 しかし今日でも、この独創的なメーカーの名前は、車両のステアリングの問題とコーナーを曲がる時の前輪の挙動について行った驚くべき研究で有名である。「ジャントーの純度」として知られるこの研究は、1900年から現在に至るまでのステアリングシステムの継続的な開発の基礎となっている。』 ここ↑に出てくる「コーチビルダー」は、自動車の車体を組み立てた工房のことで、由来は馬に引っ張られた四輪車です。画像6枚目は、写真キャプションにこの模型と同じ 1898年とある、模型とかなり近い構成の車ですが、これを見つけたウィキ記事には、運転手が後方の高い場所に座っているのとか、不思議な形の車もあって、すべて電気駆動だったようです。 https://en.wikipedia.org/wiki/Jeantaud 電気自動車が技術的にすすんで、とうとうガソリン車を駆逐するかも?という事になるのは、環境破壊と資源の枯渇が顕著になる120年後を待たなければいけなかったのですね、、。 + #papercraft #ペーパークラフト #frenchcar #フランス車 #paperminicar #紙のミニカー #jeantaud #ジャントー #shellberre #electriccar #電気自動車
フランス車・ミニカー ペーパークラフト Beaulieu Autojumbletomonakaazu
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SB 紙模型 6: Delahaye 1896
「往年の名車たち」Shell Berre シリーズから no.6 / Delahaye 1896 昔に作られた模型のひとつで、相当壊れていました。原本についていたイラストだけ、偶然にも最近、他の原本のおまけとしてやって来たので♡参考になります。どうもタイヤの上の泥除けの部分が、左右逆に(つまり前後逆に)糊付けされたようです。壊れていたハンドルの向きも分かり、ヘッドランプが無くなっているのも確認。 まずは泥除けを直して、ネットで見つけた原本スキャンから、失われた部品を足してみようと思います。やっぱり車にはヘッドランプがないと、「顔」がなくて淋しいので。ぱっちりお目々な当時の写真が、画像6枚目です。 + 原本にある解説をざっくり訳すと、こんな感じです。 『ドライエ 1896年/メーカーとして、また発明家として、エミール・ドライエは自動車の歴史にその名を刻んだ。この輝かしいパイオニアのおかげで、トゥールの工房で初めて「工業的」に製造された自動車は、1895年には早くも新しい機械加工法によって、その後の自動車の世界的な発展に大きく貢献することになる「組立ライン」の先駆けとなった。 当時「非常に世紀末」と評されたこのコンセプトは、品質を向上させ価格を引き下げただけでなく、ドライエの真剣さが、貴族の顧客から好意を持たれた。 この1896年製の車は、今日の車の多くと同じく、6馬力のリアエンジンを搭載していた。大幅な技術的改良により、円管製のシャーシはとうとう軽さと強度の両立を可能にした。 エミール・ドライエが自動車産業の第一人者になる前に、トゥールでレンガを作るための機械を製造していたことは特記するに値する。彼の活動は、次の言葉にも表されるような運命に沿っていた。 「建設を手伝うことは、人間の最も美しい使命である。」』 さすが、フランスの子供たちに車の歴史を見せようとしていたこの DIYキットは、自国が自動車産業に残した貢献を、賞賛しながら教えてくれますね。 + #papercraft #ペーパークラフト #frenchcar #フランス車 #paperminicar #紙のミニカー #delahaye #ドライエ #shellberre
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SB 紙模型 5: Renault 1906
「往年の名車たち」Shell Berre シリーズから no.5 / Renault 1906 レースに参加した車を再現した模型。ずっと昔に組み立てられ、手に入れた時には土台となるボディー下が破れていて、ガッタガタでした。 底から裏打ちで補強し、車輪をできるだけ垂直に貼って、ころころ転がるようになったのが画像1〜3で、画像5〜6が、リペア前の写真です。どちらが可愛いかというと、微妙にリペア前かも、、😒。でも、模型としての再現性は、間違いなくリペア後です。 画像7〜8は、このルノーが1906年に、のちにル・マン24時間レースとなる耐久レースで優勝した記録です。ドライバーはハンガリー人のフェレンチ・シス(Ferenc Szisz)でした。 + オリジナル台紙は持っていませんが、ネットでスキャンが出てきました。台紙の解説をざっくり訳すと、こんな感じです。 『ルノー1906年/ボア165mm、ストローク150mmの4気筒エンジンを搭載したこの車は、フランス自動車産業の名誉ある勝利の記憶に関わる。実際、1906年6月26日と27日、シスが運転するこのルノーモデルは、ル・マン・サーキットで行われたフランス自動車クラブ第1回グランプリで、平均時速102kmで優勝した。この頃から、ル・マンはモーターレースの世界的な中心地となった。 1906年のルノーの勝利は、それまで勇気、忍耐力、限られた経済的手段だけに頼らざるを得なかった自動車のパイオニアたちに、ついに公的機関の注意を引くという幸運な結果をもたらした。 自動車の誕生以来、レースはメカニック、燃料、潤滑油の品質を常に向上させることを可能にした注目すべき実験場である。SHELL BERREは、常にレースに強い関心を寄せ、メーカーやレーサーにオイルと燃料を供給している。毎年恒例の主要なイベントの1つであるツール・ド・フランス自動車の開催に関与している。』 なるほど〜、このノベルティの配布を通じて、シェル車の貢献を宣伝していたわけですね。そんなの、当たり前か、、。 + 台紙にあるデータシートです。 <エンジン> シリンダー数:4 最高出力:105 馬力 at 1,200 rpm. 排気量:12.850 立方センチメートル + #papercraft #ペーパークラフト #frenchcar #フランス車 #paperminicar #紙のミニカー #renault #ルノー #shellberre
フランス車・ミニカー ペーパークラフト Beaulieu Autojumbletomonakaazu
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SB 紙模型 4: Fiat 1901
「往年の名車たち」Shell Berre シリーズから no.4 / Fiat 1901 イタリアの強い日差しをよけるために黒い幌の足された、1901年製のフィアット。ヘッドランプは一つですが、座席のすぐ前の左右にもランプが付いています。 ボールペンで目が足されたヘッドランプの後ろの、黒いぐるぐる模様は何?と疑問でしたが、イタリア国立自動車博物館(Museo Nazionale del Automobile)にあった写真から、黒くて長いタワシのようなラジエーターを発見。 https://www.museoauto.com/en/collezione_en/8-hp/ 60年前に組み立てられた模型は、左右がガタガタですが、接着がしっかりされて本体は直せないので、かなり傾いたまま、タイヤだけでも回転するようにリペア中です。マッチの軸で破れかけていたボディー下部に、小さめの穴を開けた厚紙を裏打ちし、車輪と軸にも厚紙で補強しながら接着しています(画像5枚目)。ころころ転がるようになるまで、もう少し♡ + スキャン台紙の解説を訳してみます。 『FIAT 1901/約60年前、全世界がフランスの自動車に関心を寄せたのは、1899年の425万9330金フランから1903年の5000万フランに上昇した私たちの車の輸出の数字を参照すれば間違いない。海外は、この絶え間ない自動車市場の侵略に動かされた。それに対応するため、イタリアは遅滞なく、独自の技術者チームを訓練した。 この決意は、1899年にF.I.A.T.(Fabrica Italiana Automobili, Torino)の創設につながり、この頭字語はのちに「FIAT」となる。早くも1901年には、FIAT は「堅牢な8馬力の車、水平エンジン、2気筒、3速」を指す名前となり、その驚くべき機械的品質から、この偉大なイタリアの会社の並外れた未来はすでに予測されていた。』 イタリア車の解説を、フランスの輸出車台数からはじめるところが、いかにもフランス的で笑えます。『かつては「フランスはルノーを持っているが、フィアットはイタリアを持っている」とまで評された。』とウィキ記事にもあるように、自動車レースの歴史を見せる映画などに、フィアット社が1960年以降にどれくらい強大になったかを語るエピソードが、たくさん出てきます。 https://tinyurl.com/2y6dz36x #papercraft #ペーパークラフト #italiancar #イタリア車 #paperminicar #紙のミニカー #fiat #フィアット #shellberre
イタリア車・ミニカー ペーパークラフト Beaulieu Autojumbletomonakaazu
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SB 紙模型 3: Panhard et Levassor 1894
「往年の名車たち」Shell Berre シリーズから no.3 / Panhard et Levassor 1894 なんともエレガントなパラソル付きの車。このモデルも60年前に組み立てられたもので、リペアも今からです。台紙は持っていなくて、ネットで見つけたスキャンを参考にします。 このモデル、なぜか片方のヘッドランプだけ、ボールペンで目玉が描き込まれています。反対側も、ちょっとカリカリした形跡はあるのですが、、。 + パナールというフランスの自動車メーカーは、この紙模型に出会うまで全く知らなかったのですが、なるほど、多くの名車を作ってレースに参入したメーカーだったのですね。初期の車の断面図や日本に輸入された車の写真など、日本語の記事にもしっかりと説明があって、木工所から始まった小さな自動車メーカーのチャレンジや葛藤、後年にシトロエンに買われて、、などなど、その歴史も面白かったです。創業者のひとりルヴァッソール氏が乗っている画像5枚目は、そのウィキ記事から。 http://tinyurl.com/4tk5rtyr パラソル付きの車は、ミニカーの写真しか出てこなかったのですが、この「formula143:Grand Prix History in Scale Models」というHPは、これから度々お世話になりそうな気配が。 https://formula143.org/2019/05/31/1891-panhard-levassor-4-seater-panhard/ #papercraft #ペーパークラフト #frenchcar #フランス車 #paperminicar #紙のミニカー #panhardetlevassor #パナール #shellberre
フランス車・ミニカー ペーパークラフト Shell Berretomonakaazu
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SB 紙模型 2: Rolls Royce Silver Ghost 1911
「往年の名車たち」Shell Berre シリーズから no.2 / Rolls Royce Silver Ghost 1911 これはすでに組み立てられ、かなりヨレヨレになった状態で入手して、台紙は持っていません。埃をはらって破れたところを裏紙で補強し、ころころ転がせるように車輪まわりをリペア中(画像4枚目)。 60年前に作って遊んだ子供が、ヘッドランプにボールペンで目玉を描き込んでいるのが可愛いです。 + ロールス・ロイス社のシルヴァーゴーストは、1905年から1925年までの製造で、さすがに当時の名車だったことが日本語の長いウィキ記事でも読めます。大正天皇の御用車だったり、著名な人たちが持っていたとか、アラビアのロレンスの愛車だったエピソードなど。 http://tinyurl.com/3tb58547 画像5枚目/1907年とキャプションにあるこの写真は、この模型にかなり近いモデルです。乗っている人たちの髭が時代を感じさせますね。それにしても、同じ写真記事に出てくる、2012年に再度「Ghost」名が使われた車のブサイクさには、亜然とさせられます。。。 https://edition.cnn.com/2012/01/09/business/gallery/rolls-royce/index.html + #papercraft #ペーパークラフト #britishcar #イギリス車 #paperminicar #紙のミニカー #rollsroyce #ロールスロイス #shellberre
イギリス車・ミニカー ペーパークラフト Shell Berretomonakaazu
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Shell Berre 紙模型 0: 車種リスト
「往年の名車たち」と副題のついたこのシリーズは、クラシック車の模型を作るキットとしてデザイン&制作され、1959年から1960年にフランスとベルギーにあるシェル社のガソリンスタンドで、無料で配られました。 模型のスケール / 1:32 台紙サイズ / 23 x 28 センチ 加工 / 印刷と押し切りカット 種類 / 名車シリーズ 35セット シリーズの初期には完成の図と車の歴史が右側に付いて少し大きかったようです。模型部品はすでにカット加工されているので、タブを切って台紙から取り外し、説明の順に折り曲げ、糊付けして立体に組み立てます。どこにどの部品を差し込むかはアルファベットで記載されています。つまようじのような棒を2本見つけ、車輪を取り付けて走らせます。 アイテムのリストが載ったHPを発見。その短い解説には「あまり正確でないけれど、面白くシンプルな模型たち」とあります。 https://carton.pierreg.org/cars/shellbol.htm 「Shell Berre:Bolides d' autrefois」 シリーズに登場する名車のリスト 1 / Ford 1900 2 / Rolls Royce Silver Ghost 1911 3 / Panhard et Levassor 1894 4 / Fiat 1901 5 / Renault 1906 6 / Delahaye 1896 7 / Jeantaud 1898 8 / Cadillac 1906 9 / Renault Limousine 1907 10 / Rover 1909 11 / Renault 1900 12 / Rochet-Schneider 1895 13 / Mercedes 1901 14 / Renault 1912 (Taxi de la Marne) 15 / De Dion à vapeur 1888 16 / Renault 1898 17 / Marcus 1873 18 / Richard 1902 19 / Panhard et Levassor 1911 20 / Serpollet 1902 21 / Heavy Surrey 1901 22 / Benz 1908 23 / De Dion 1898 24 / Rumpler Tropfenwagen 1921 25 / Peugeot 1913 26 / Gobron Brillié 1899 27 / Berliet Victoria 1910 28 / Duryea 1893 29 / Citroën 1924 30 / Hautier 1898 31 / Mercedes Grand Prix 1914 32 / Brillié Schneider 1906 Omnibus parisien P2 (2 plates) 33 / Alfa Romeo 1930 34 / Oldsmobile 1904 35 / Bugatti 1926 こののち、飛行機のシリーズ「Ailes d' autrefois:往年の翼」が出ているのですが、まだ no.1しか見つけていません。 ここに掲載した画像は; 1枚目/台紙と完成したモデルの例(17 Marcus 1873) 2〜3枚目/最初に入手した古いモデル 4枚目/台紙から組み立てた完成モデル 5〜7枚目/組み立てたくてうずうずしているレーシングカーの台紙 8枚目/60年前の子供が遊んだ14台の名車たち + #papercraft #ペーパークラフト #paperminicar #紙のミニカー #shellberre
ミニカー ペーパークラフト Shell Berretomonakaazu