1/32スケール車の紙模型「メルセデス 1901」を作ってみた
初版 2024/04/12 23:45
改訂 2024/07/30 00:24
10F展示室で紹介している、1959〜60年の紙の車模型「Shell Berre」シリーズから、原本が手に入りやすかった「Mercedes 1901」を組み立てた記録です。
原本はこんな風に↑押し切りされたパーツがつながっている台紙で、そこに作り方の説明と展示台、車の解説もあります。まず車軸とハンドルになる棒を3本用意し、パーツを台紙から切り外して、速乾性の接着剤で A、B、Cと順を追って組み立てていきます。
車の土台(シャシー)となって車軸の通る穴のある部品の上に、本体を前から順に組み立てる。本体下のりしろAとBを、土台のAとBに接着して、前後に飛び出たCとDを土台の穴に差し込む。よく出来た構造です。次に運転席の足元、前座席の座、そして背+ボディ側壁(操作ハンドル付き)をそれぞれ指定の穴に差し込んでは接着し、後部座席へと進みます。
キャノピーを足し、イラストを参考にしながら泥除けを形づくって貼ったら、車らしくなってきました。
タイヤを車軸に固定するやり方にも工夫があります。この↑写真ではまだ浮いている黒いパーツを全て接着すると、しっかりした車輪になります。泥除けの幅と比べながらつまようじを切って、できるだけ直角になるよう接着し、ハンドルを床に差し込んだら出来上がりです。
風で動くほど軽く転がるので、展示台に空いた車輪用の穴は重宝します。解説とデータの和訳、当時の車の写真などは、ルームの記事↓をご参照ください。作ってみたい方には、コメント欄にスキャン原寸大の原本も足しました。
tomonakaazu
ほぼ四半世紀になる切手コレクターです。切手ブログ『 wellcentred 』を2009年より綴っています。
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紙の模型やジオラマを作ったり集めて修復する、はかない紙もの愛好家(Ephemerist)でもあります。
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職業は家具やプロダクトなど立体系のデザイナーで、紙模型好きが高じて名作家具と室内のジオラマをキット化しました。
www.onetosixteen.com
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fanta
2024/04/14 - 編集済み展示台にタイヤ置きの切り込み入ってるとか…
よく考えられてますね~😊
載せられてる原本を、
コピーして使う際の用紙って…
ある程度厚い紙のほうがいいんでしょうね?
まさにペーパークラフトですワ。
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tomonakaazu
2024/04/14 - 編集済みfantaさん。
そうですね。スキャンを印刷して作る時には、厚みのある紙が良いです。オリジナルの厚紙は、マッチの外箱ぐらいの強度の紙です。
と、ずいぶんいろいろ「誰にも分かる」「一般的に同じぐらいの素材で作られている」紙のものを考えて、文庫本の表紙よりは強いし、食品の箱はいろいろな強度があるし、、、となって、思いついたマッチ箱を実際に触ってみて「これこれ!」と思ったのですが、今でもマッチを日常的に使っている人は多くいるのだろうか、、?という別の疑問が出てきました、、(笑。
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fanta
2024/04/14マッチ箱の紙の厚み…わかりますw
でもなにせ薄いコピー用紙みたいなのしか浮かばない中で😅
ほど良い厚みの紙も、売られてるんだろか、、と想像しちゃいました。
4人がいいね!と言っています。
tomonakaazu
2024/04/15 - 編集済みfantaさん。
たしかに、作ろうと思ったら、紙から用意する必要がありましたね。
わたしは英国製の、コピー用紙より厚くて密度の高い紙をそのままプリンターに入れるので、仕事場でその紙の「包装」を見つけて、厚みのゲージをご報告いたします。
ゲージはたとえば、手元にすぐある英国製の紙の見本帖の厚みのサンプルでは、175gsmよりはちょっと厚く、でも270gsmでは厚すぎるかも、、という感じ。ちなみにgsmは一平米が何か、という重さから来るゲージです。
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tomonakaazu
2024/04/15または、普通のコピー用紙でプリントして、少し厚い紙を裏打ちして台紙を作る、というやり方もあります。
その場合は、接着剤に含まれる水分でコピー用紙が波打ったりするので、裏打ちしたらしばらくは雑誌や本などの下で重みをかけて平たくゆっくり乾燥させる必要があります。
これ↑は、切手を封筒から剥がした経験のある人には分かりやすい「平面ゆっくり乾燥」です😁
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