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交通公社の時刻表 1974年 1月号
交通公社の時刻表 1974年(昭和49年) 1月号 表紙は東海道新幹線。この号では、例年通りの年末年始の臨時列車と各処置についての記事がありました。 その他、お知らせには、大湊線が水害災害からの工事完成にともなう全線復旧がありました。 ・L特急から自由席をなくし、全席指定席とする列車←一時的な処置とはいえ、これでは気軽に乗れるL特急のコンセプトから外れてしまいましたね。 ・東京、上野発着の始終着駅変更 東京駅、上野駅の混雑緩和のために、品川駅、大宮駅が始発駅、終着駅に変更になる列車が多数設定されました。 ピックアップしたのは、スキー列車。「やえがき銀嶺号」。私が追っている限りでは、この年しか運行を確認できなかった珍しい列車。 #時刻表 #鉄道グッズ #東海道新幹線 #大湊線 #やえがき銀嶺
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日豊本線 幸崎〜南宮崎間電化開業直前のダイヤなど 交通公社の時刻表 1974年 3月号
交通公社の時刻表 1974年(昭和49年) 3月号 表紙は山陰本線を走る特急まつかぜ号。キハ82系のロングラン、長編成を山陰本線で見られる列車の一つでしたね。 この号では、お知らせ欄に「日豊本線の幸崎〜南宮崎間電化」のお知らせが入っています。1974年4月10日に電化開業しましたが、この号ではその電化開業前のダイヤが見られます。その日豊本線の紙面でピックアップしたのは、特急日向号。このダイヤ改正をもってDC特急からEC特急に切り替わりました。キハ82系10両編成から、485系11両編成への切り替えです。どちらも超大編成。当時のその勇姿を見てみたかった。 その他、この時期春スキーの臨時列車も多数設定されていました。 当時のスキー列車の中でも、レアなものを3列車ピックアップしました。 ・両毛石打スキー号 →翌年以降は「両毛スキー号」に改名しました。おそらくこの名称だったのは1974年のみのはずです。 ・おくみの銀嶺号 →これも1974年のみ確認できた列車。越美南線に設定された臨時列車です。 ・九州銀嶺号 →1974年、1975年の2シーズンのみ設定のようですが、米子〜熊本間の設定はこの1974年のみでした。ちなみに同じ区間で設定されるスキー列車が再登場するのは1987年の快速ビッグスキー大山号の誕生を待たねばなりません。 #時刻表 #国鉄 #まつかぜ号 #日向号 #キハ82系 #485系 #両毛石打スキー号 #おくみの銀嶺号 #九州銀嶺号
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日豊本線幸崎〜南宮崎間交流電化開業など 交通公社の全国小型時刻表 1974年 4月号
交通公社の全国小型時刻表 1974年(昭和49年) 4月号 表紙は大淀川鉄橋を渡る485系。時刻表の発売時期とダイヤ改正のタイミングを考えると、おそらく電化開業前の試運転の様子でしょうか。 この号では、1974年4月10日の日豊本線 幸崎〜南宮崎間電化開業をきっかけに九州総局内で実施された「輸送改善」と銘打ったダイヤ改正を行っています。 主な内容として、 ・寝台特急「彗星」1往復増発(新大阪〜宮崎) ・寝台特急「あかつき」1往復増発(新大阪〜熊本) ・気動車特急「おおよど」の新設 ・特急「日向」がDCからECに。 ・二段式B寝台車の誕生 →最初は「あかつき」「彗星」に投入されました。 ・その他、大分止まりの特急「みどり」、「にちりん」、「彗星」の一部が宮崎までの延長運転されるようになります。 当時の日豊本線の優等列車をみていますと、寝台特急彗星号、特急にちりん号で「食堂車」の営業がされていたり、鹿児島本線の急行である「かいもん」が大分始発で小倉経由鹿児島本線経由で西鹿児島に向かう設定があったなど、懐かしむ要素満載の紙面です。 #時刻表 #国鉄 #485系 #彗星 #あかつき #おおよど #日向 #かいもん
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日豊本線幸崎南宮崎電化開業直前のダイヤなど 交通公社の全国小型時刻表 1974年 2月号
交通公社の全国小型時刻表 1974年 2月号 表紙は外房線安房鴨川付近を走る特急わかしお号。 比較的状態のよい年代物の小型時刻表が入手できました。小型ながら収録されている情報に魅了されて、見入ってしまっております。 そのなかでピックアップしてみたのは、下記の3点。 ・宇和島線ダイヤ この年の3月1日に、宇和島線の江川崎から先、若井間が開通し、線名も「予土線」と改称されます。その開業直前のダイヤです。 ・日豊本線 1974年3月13日に幸崎〜南宮崎間の電化開業しました。開業直前のダイヤですが、幸崎以南を直通する列車は電車かDL牽引の客車列車でした。その他、幸崎行という普通列車も今となれば当時を忍ばせる記録ですね。 ・スキー列車もろもろ 国鉄時代にはスキー列車が多数設定されていました。国鉄末期に「シュプール号」の設定までは、「●●スキー号」などの名称が多数でしたが、その一昔前は「●●銀嶺(ぎんれい)号」という名称も多数設定されていました。ここでは、山陰地方の「大山銀嶺号」「九州銀嶺号」「だいせん銀嶺号」、飛騨地方の「たやかま銀嶺号」「おくみの銀嶺号」「のりくら銀嶺号」、信越本線でも特急設定で「あさま銀嶺号」など、銀嶺シリーズをつぶさに調査したくなる衝動にかられるラインナップです。 #時刻表 #国鉄 #わかしお号
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湖西線開通前月、山陽新幹線全通前年のダイヤ 交通公社の全国小型時刻表 1974年6月号
交通公社の全国小型時刻表 1974年6月号 表紙は、函館本線大沼付近を走行する、特急おおぞら号です。当時は函館〜札幌〜滝川〜釧路のロングランでした。 さて、この号では、初夏の臨時列車のお知らせとあわせて、国鉄営業案内として、福岡近郊区間が新規に設定されました。 B寝台車物語という特集ページがはいっていました。見開き2ページ分で、なかなか読み応えのある内容です。 その他ピックアップしたのは、 ・湖西線開通前の大阪〜米原の特急など。当時は京阪神地区の中距離普通列車にもグリーン車、連結されていたんですね。サロ153でしょうか? ・山陽新幹線岡山〜博多開通前の山陽本線特急街道の一端。特急つばめ号はじめ、山陽本線を特急型電車が快走していた時代ですね。 #時刻表 #日本交通公社 #鉄道グッズ #サロ153 #特急つばめ号 #B寝台車 #特急おおぞら号
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フランス国鉄X4200型ディーゼル列車による国際列車再開 CooksContinentalTimetable June〜July 1974
CooksContinentalTimetable June〜July 1974 今回の一連のコレクションで、1974年のトーマス・クック時刻表が3冊手元にあります。 この号では、夏ダイヤでも特に、フランスの臨時列車にフォーカスをします。 フランス国鉄X4200型という、斬新なディーゼル列車をご存知ですか? この時刻表ではそのダイヤと、珍しく列車の写真が掲載されています。 このX4200型ですが、日本語で詳細な情報がなかったのでフランス語Wikiの頁を紹介します。 https://fr.wikipedia.org/wiki/X_4200 「オートラーユパノラミック」と呼ばれた、ドーム展望室付き流線形気動車で、両運転台のため単行運転が可能な作りになっています。 1959年に投入され、今回のダイヤでは「再投入」という言い方なっています。 ちなみに当時のダイヤは広告に詳しく乗っていますが、スイスのジュネーブ〜ディーニュの運転で、途中グルノーブルで昼食のための停車をしていたようです。 ちなみにこの列車が走る区間は、Alpazurと呼ばれていたようで、ジュネーブ〜ニースで、プロバンス鉄道も含めた広域観光路線だったようですね。ディーニュで運転がとりやめになっているように見えるのは、フランス国鉄とプロバンス鉄道の軌間が異なり、物理的に直通運転ができなかったようです。 #時刻表 #フランス #X4200型 #プロバンス鉄道
時刻表冊子 海外 CooksContinentalTimetable June〜July 1974 Thos.cook & Son, LTD.time_table
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TEEルーベンス号、メムリンク号運転開始 CooksContinentalTimetable Sep~Oct 1974
CooksContinentalTimetable Sep~Oct 1974 この号では、1974年〜1975年の冬ダイヤを紹介しています。 いろいろ調べてみると、この号に掲載されたTEEが、史上最大数だったということです。45往復ありました。すべて紹介できないのが残念ですが。 そのTEEについて、この号で新たに登場したのは、パリ〜ブリュッセルを走る2列車、ルーベンス号、メムリンク号でした。すでに同区間ではオワゾブルー(青い鳥)号、ブラバント号が運行されていたしたが、需要伸長による増便と思われます。 その他ピックアップ下見たのは、イギリスの優等列車。 国内を走るプルマンカーも華やかですし、伝統列車フライング・スコッツマン号もHST125に切り替わる前の時代のダイヤです。キングスクロスを10時丁度に出発するダイヤは、1862年から変わらない伝統だったようです。 #時刻表 #TEE #ルーベンス号 #メムリンク号 #オワゾブルー号 #ブラバント号 #プルマンカー #フライング・スコッツマン号
時刻表冊子 海外 CooksContinentalTimetable Sep~Oct 1974 Thos.cook & Son, LTD.time_table
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夏ダイヤでTEEの大きな動きあり CooksContinentalTimetable March〜April 1974
CooksContinentalTimetable March〜April 1974 TEEの春ダイヤから夏ダイヤへの移行時に、大きな動きがありました。 ・デンマーク初のTEE運転開始 メルクール号(シュトゥッツガルト〜コペンハーゲン) ・オランダ/スイス共同運行のディーゼル列車がエーデルワイス号から引退。代わりに、スイス国鉄の電車特急に置き換え(同時にイリス号も電車化) ・エーデルワイスの置き換えの影響のためか、従来電車特急だったシザルピン号が客車特急に置き換え、ティチーノ号が運転取りやめ(チューリヒ〜ミラノ)←したがってこの紙面が最後の掲載 ・イタリア国内のTEE、3列車が運行開始(セッテベッロ号、アンブロシアー号、アウロラ号) その他、ピックアップしたのは、デンマーク国内列車の等間隔運転開始。これは間違いなくドイツのインタシティーの影響を受けていると思われます。コペンハーゲン中央駅からオーフス間のサービス(一部フレデリシアでの乗り換えあり)で、時刻表内には、「Ferry」の文字。フェリーでの車両運搬が行われていた時代を物語っています。 #時刻表 #CooksContinentalTimetable #TEE #メルクール号 #エーデルワイス号 #シザルピン号 #ティチーノ号 #イリス号 #セッテベッロ号 #アンブロシアーノ号 #アウロラ号
時刻表冊子 海外 CooksContinentalTimetable March〜April 1974 Thos.cook & Son, LTD.time_table
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関西〜北陸のバイパス線湖西線の開業 交通公社時刻表 1974年 7月号
交通公社時刻表 1974年(昭和49年) 7月号 表紙は湖西線を走っている111系(113系)?、背表紙は興銀のお祭りカレンダー7月・8月 表紙、背表紙には「資料用」と書いてますが、全オーナーが付けられたものの?と思われます。 さて、湖西線の開通当時は特急未経由、特急が通り始めるのは翌年75年から。なかなか珍しい時期。 その他、大阪口の山陽路を走る特急、寝台特急の時刻をピックアップ。 後刻、九州のL特急となる、かもめ号、みどり号、つばめ号が山陽本線を走っており、寝台特急月光号も健在の時期。 #国鉄 #時刻表 #鉄道グッズ #特急かもめ号 #特急みどり号 #特急つばめ号 #寝台特急月光号 #湖西線
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房総線夏ダイヤ&宇高連絡船に新造船就航 交通公社時刻表 1974年 8月号
交通公社時刻表 1974年(昭和49年) 8月号 表紙は飯田線を走る急行伊那号。背表紙はキリンレモンの広告。さわやかさんの名前は不明。 トピックは ・房総各線夏ダイヤ収録 ・国鉄宇高航路に新造船「讃岐丸」就航 ・旅行センター、みどりの窓口の新設 ピックアップは、当時の房総各線のダイヤ。総武本線ではDC急行犬吠号。銚子までは非電化の時代です。そして、外房線、内房線の夏ダイヤには(房総一周)とかかれた急行電車が散見できます。両国・新宿をでて、房総半島を一周してまた両国・新宿へ。 その他、「平日用」「休日用」と誤用防止のための巨大表示がなされていたのは外房線と内房線。当時平日と週末でダイヤを変えるのは珍しかったようですね。 そして、夏の臨時列車も混じった夜行列車の走る時間帯の山陽本線岩国〜下関間のダイヤ。これだけの優等列車で埋め尽くされていた時代を思うと、垂涎ものです。 #国鉄 #時刻表 #鉄道グッズ #急行伊那号 #急行犬吠号
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