交通公社の時刻表 1981年 6月号
交通公社の時刻表 1981年(昭和56年) 6月号
表紙は鹿島線潮来駅付近を走る183系特急電車。写真内の車両が流し撮りされているのですが、おそらくL特急あやめ号ではないでしょうか。
グラビアでは、この時代の恒例「車両シリーズ」105系が取り上げられています。当時105系が運用されていた線区として、宇部線の頁も取り上げました。短編成での運用を想定し2両で1ユニットと組めるいわゆる1M電車です。黄地青帯は福塩線、橙色は宇部、小野田線で活躍、私は宇部線にて乗車したことがあります。変哲のない車両ではありますが、415系電車ばかりみていた子供としては、通勤型車両と類似した顔立ちにカメラを向けていた記憶が蘇ります。
その他、10月の石勝線開業にむけて、夕張線の整理が始まります。夕張線の紅葉山〜登川間が7月1日に廃止されますので、この冊子に載っているのが最後のダイヤとなります。
夏の臨時列車について、各地で海水浴向けの列車が運行されていた時代です。東北の羽越本線界隈では「●●かっぱ号」という名称の海水浴客向けの列車の設定が確認できます。この紙面では、「普通列車かっぱ号」「急行きさかたかっぱ号」「急行ねずかさきかっぱ号」が確認できます。山形の置賜地方から陸羽西線を経由し、羽越本線沿いの海水浴場を結ぶ列車。乗車したことはありませんが、家族連れでビーチに向かう情景が思い浮かぶ素敵な列車とそんな時代を妄想してしまいます。
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時刻表 冊子
交通公社の時刻表 1981年 6月号
日本交通公社
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