交通公社の時刻表 1973年 3月号

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交通公社の時刻表 1973年(昭和48年) 3月号
表紙は、山陽本線を走行する583系のつばめ号。このころは岡山と九州をむすぶ新幹線連絡列車の代表格として活躍していました。そのダイヤを掲載してみようとページをくくってみましたら、特急有明号の名称も。この記事を執筆している2020年末に、特急有明号廃止が決まったことを知りました。もう有明号に乗ることがないんだと思うと感慨深いです。博多駅でうんざりするほど有明号を見ていた時代を懐かしく思います。そんな気持ちでつばめ号、有明号が掲載されている紙面をピックアップしてみました。

そのほか、お知らせでは「新幹線大増発」の記事。新造車両の落成をうけた増発を、東京〜岡山で2往復増、新大阪止まりのひかり号5往復分を岡山まで延伸運転、新大阪〜岡山のこだま号2往復増発。ちなみにこの頃の新幹線には「食堂車」はなく、16両編成のなかに、普通車/ビュッフェ併設車両が2両連結されていました。ビュッフェといいながら、軽食は供されていたようです。うなぎご飯もメニューに記載されていました。軽食??

最後に、この時代のスキー列車の珍しいケースを。特急あずさ銀嶺号。○○銀嶺という列車が各地で運行されていたさなか、特急格で銀嶺シリーズに名乗りを挙げたケースは多くはないです。特急あずさ銀嶺号が掲載されている時刻表は、私の手元にはこの号しかありません。先達の皆様のサイトを拝見する限り、1972年年末〜1973年春のみの運行という短命列車だったようです。

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