-
1/18 TSM ロータス 56B
Race of Champions 1971 E.Fittipaldi ロータス56はF1史上でも稀な小型航空機用のガスタービンエンジンを搭載した四輪駆動のマシンです。 このエンジンは先にインディ500でSTP-パクストン・ターボカーに搭載され、圧倒的なポテンシャルを見せました。 それにチームロータスのコーリン・チャップマンが目をつけ、当時最新鋭であったウィングのついたクサビ型のF1ボディに搭載。 ですが、燃料補給なしで完走するために必要な大型燃料タンクが過重量となり、F1では全く競争力を発揮できませんでした。 そんなマイナーなモデルをTSMはダイキャストフルディテールモデルでリリース。 まるでエグゾトのような精密感ですね。 組み立て、塗装は今ひとつですが、今の時代定価3万以下でこのレベルのモデルを出せるのはTSMぐらいです。
F1 トゥルースケールszk
-
1/18 TSM ポルシェ 936/77
1977 Le Mans 24H Winner Jurgen Barth / Hurley Haywood / Jacky Ickx ル・マンで3度に渡り総合優勝を飾ったレース史に残る1台です。 流れるようなスタイルからは既に956の面影を感じますね。 モデルは最近めっきり1/64しか作らなくなったTSMの初期作品です。 1/12スケールのプラモデルのようにガバッと外れるカウル、その中から現れる情報量の多い内部構造はエグゾトを思わせます。 それもそのはず、この936は実際にエグゾトが企画しリリースしなかった金型をTSMが買い取り、製造したモデルなのです。 組み立てはエグゾトと比べると若干粗いところがありますが、当時定価を考えるとかなり頑張ってますね。 エグゾトに次ぐメーカーになるかと期待していたのですが、これ以降はレジンにシフトしてしまいました。 やはりダイキャストは採算が合わないのでしょうね…。
グループ6 トゥルースケールszk
-
1/18 TSM マクラーレン MP4/6
1991 サンマリノGP アイルトン・セナ 元々付いていたデカールのフォントがいまいちだったので、MSMクリエイションのタバコデカールでマルボロ仕様にカスタムしました。 レジン製には珍しくカウルの開閉ギミックがございます。 エンジンやサスペンション周り、配線類もそれなりに再現されております。 主観になりますが、TSMのMP4シリーズは総じて仕上げがイマイチです。 アイルトン・セナのドライブしたマシンの権利はセナ財団に管理されており、基本的にはミニチャンプスが優先権を持っているようで他メーカーがリリースする場合はロイヤリティがかなり発生するとのことです。 恐らくその関係で定価に収めることが厳しくなり、組み立て工場にそのシワ寄せがいってるのだと考えられます。 ただ、MP4/6のミニカーとして考えるとこちらが決定版といえるクオリティだと思います。
F1 トゥルースケールszk
-
1/18 TSM ロータス 78
1978 南アフリカGP R.ピーターソン 史上初のグランドエフェクトカーであるロータス78をテストドライブしたマリオ・アンドレッティは、あたかも「路面に塗られる」(painted to the road)かのようだと表現したのは有名な話です。 TSMのダイキャストモデルは同社製のレジンモデルとは違い非常に気合が入ったもので、一説によると量産化をやめたエグゾトから未発売金型などを譲り受けていたようです。 ポルシェ 936/76やティレル P34など共通してリリースしていたことからもこの事がわかります。 採算が合わなかったようで短期間でリリースされなくなってしまいました。 このロータス78はTSMダイキャストの第一弾となっており、最も良くできた1台と言えます。 全てのカウルを外すことができ、非常に精密に再現されたフロントセクション、サスペンション、フォードDFVエンジンを鑑賞することができます。
F1 トゥルースケールszk