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1/18 NOREV プジョー 205 T16 EVO2
1986 Monte Carlo 2rd Salonen Timo / Harjanne Seppo デルタS4と熾烈なタイトル争いを繰り広げますが、トイボネンの悲劇的な事故からランチアは失速。 最後のシーズンでタイトルを飾ったグループB最強マシンです。 その背景から非常に人気な車でしたが、1/18スケールではなかなかモデル化されず、唯一ソリドから出ていた、お世辞にも出来が良いとは言えないモデルが一時期は3万円以上のプレミア価格で取引されていました。 近年同じフランスのノレブというメーカーから再販されたので売り切れる前に購入。 基本的には以前発売されたソリドのものと同じですが、デカールやクリアパーツが一新されていたり、マフラーが塗装されていたりと細かな部分に手が加えられております。 AaのデルタS4、クワトロS1と合わせ1986年のモンテカルロ表彰台マシンが揃いました。 グループBはこれでひと段落ですかね。
グループB ノレブszk
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1/18 AUTOart アウディ スポーツ クワトロ S1 E2
Rallye Monte Carlo 1986 3th Hannu Mikkola / Ame Hertz 末期のグループBは既にミッドシップ+4WDというレイアウトでなければ戦えなくなっておりました。 それでもアウディは「高速4WD市販車のプロモーション」という参戦のコンセプトがあるため、車体の大きなクワトロを使い続けるしか選択肢がありませんでした。 長いボディを無理やり切り詰め、大型のエアロで武装。 元車の面影は既になく、まるでシルエットフォーミュラのようなスタイルに。 果たしてこれでプロモーションになるのかは甚だ疑問ですが、このヘンテコなフォルムがヲタク心を掴みます。 ゲテモノマシンの中ではかなり知名度がある方だと思いますが、なかなかモデル化に恵まれておりませんね。 少し前にオットーからレジンの密閉モデルが出ましたが、満を辞してオートアートからフルディテールモデルがリリースされました。 実車からしてペナペナのFRPボディですので、コンポジットモデルであることには特に気にしてないのですが、以前よりも全体的にクオリティが落ちている気がしてなりません。 塗装にはところどころムラがありますし、エンジンの再現度もダイキャストのスポーツクワトロより1段落ちています。 また、サンプル品の写真でも見られたので、個体差ということではないと思うのですが、リアタイヤがトーインで取り付けられております。 精度に関してはオートアートが最高だと思っていたのですが、やはりこの定価でこれだけのクオリティのものを出すのは難しいのでしょうか。 1/18スケール市場の今後が危ぶまれますね。
グループB オートアートszk
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1/18 Sun Star MG メトロ 6R4
1986 1000 Lakes Rally Harri Toivonen / C.Wrede このマシンは伝説のマシン、デルタS4と同時にデビューした見た目通りのモンスターマシンです。 レスポンス重視のため、あえてターボを採用せず、3000ccのNAエンジンを選択。 特徴的なエアロはウィリアムズF1チームがデザインしたもので、ゲテモノ感はありますが、実際に空力性能はグループBマシンで1番良かったようです。 ドライバーは伝説のラリースト、ヘンリ・トイボネンの兄、ハリ・トイボネンです。 弟の悲劇的な事故をうけ、この1986の1000湖ラリーで引退しております。 このモデルを作成したサンスターは比較的安価なモデルをリリースしているメーカーですが、一部アメ車、ラリーカーなどは気合が入っており、京商やミニチャンプス並みのクオリティです。 基本的には全てのハッチが開閉可能、ミッドシップに搭載されたエンジン部は塗り分けもなかなか細かいですね。 メッシュも良くある印刷やモールドではなく、エッチングパーツになってます。
グループB サンスターszk
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1/18 Solido ルノー マキシ 5 ターボ
Rallye du Var Winner Michel Perin / Francois Chatriot グループ4で活躍したサンクターボをグループBに規格に合わせアップグレードしたのが、このマキシターボです。 フロントに埋め込まれたフォグやインチアップされたホイール、それに伴い更に拡大されたオーバーフェンダーなど非常に攻撃的なルックスです。 モデルはフランスのソリド製です。 比較的低価格なメーカーですが、マキシターボはその中でも若干高く設定されてます。 細部を見ると納得ですね。 ギミックもしっかりと盛り込まれておりますし、ホイールの造形などはソリドとは思えないクオリティです。 フォグのダボ穴の処理も非常に良いですね。 クリアイエローに塗装されており奥行きを感じます。 塗装の仕上げを除けば、京商やミニチャンプスと遜色ないと思います。 生産数が絞られているためか、定期的にリリースされてはいるのですが、すぐに売り切れ絶版となってしまいます。 本当はジャン・ラニョッティがツール・ド・コルスで優勝した3号車が欲しかったのですが、なかなか中古市場にも出回りませんので、カラーリング的にも好みであったこの1号車を購入しました。 まだ新品で入手出来ますので、気になる方は即購入をおすすめします。
グループB ソリドszk